2004.1.18
わかしおの千葉へ
玉前神社、(布多天神社)

 2004年1月17日、車を走らせていてふと考えた。千葉の一の宮さんで、一社お参りさせていただいていない神社さんがある。(千葉房総半島一の宮巡拝を参照)
 関東への出張等のタイミングでお参りできるのがいちばんよいのであるが、なかなか予定もつかない。
 1月18日はスポーツジムで汗を流す程度の予定しかなく、東京までの新幹線の回数券が一枚余っていることに気づいた。
 1月18日に行く予定であったスポーツジムには、1月17日に行き、汗を流し、この日は千葉県の玉前神社さんにお参りすることに決めた。
 いつもながら、一度決めたことに関して貫徹する行動力には頭が下がるが、カミサンに言わせれば、これを風来坊というらしい。
 また、私は、
全国天満宮参拝後朱印帳(天神様のご朱印帳)を探しており、お参りできそうな天神様を自宅から近い順番に探し、電話で問い合わせたところ、調布市の布多天神社さんで分けていただけるとのお話をいただいたので、調布にも足をのばし、布多天神社さんにもお参りさせていただくこととした。
 玉前神社さんにお参りし、調布市の布多天神社さんにお参りするとなると少々早く出発しなければならない。

1月18日

 
 結局のところ、新幹線の始発を使うこととした。

 朝4:40に起き、5:05に家を出発した。まだ暗くネオンの消えた町の空には沢山の星が見える。今日は晴れそうである。5:30仙台駅に着き、緑の窓口で早速指定をとる事にした。
 新幹線の始発6:04発のやまびこ152号、そして、東京から玉前神社さんのある上総一ノ宮までのビューわかしお3号。今日は少し贅沢してみることにした。
 6:04(以前は少し時間が違ったような気がするが...)発の朝一番の新幹線は関東に駐在していたころにはよく利用していた列車であるが、新型のはやて&こまちタイプの車両になっていたことは知らなかった。こまち側の指定席で窓側、大変快適である。白石を過ぎ、福島との県境で東の空が明るく(茜色)になってきた。
 8:24新幹線は定刻通り東京駅に到着した。ビューわかしおは、千葉方面に行く列車なので、千葉方面に行く列車は、NEXも総武線のホーム発なので、総武線のホームに向かわなければならないと勝手に思い込み、新幹線ホームから距離のある総武線のホームを目指した。ホームに着いたものの、わかしおの文字は何処にも見当たらない。駅員さんに尋ねると、「京葉線のホームだよ」とのこと。総武線のホームから、はるか彼方の京葉線ホームへ移動することとなった。乗り継ぎに30分と少しの余裕があったので、乗り遅れることはなかったが...。
 列車に乗ってしまえば、もう快適の一言。関東は曇りの予報のようであったが大変なお天気に恵まれた。久しぶりの電車の旅を楽しむこと約1時間で、上総一ノ宮駅に到着。


玉前神社

 駅から出ると沢山のタクシーが止まっていたのだが、だれもタクシーを利用しているようには見えない。駅の前には小さなみやげ物屋があったが、家への土産になりそうなものはなさそうなので、特に足も停めずにぷらぷらと玉前神社を目指す。玉前神社までは一本道のようで迷うことはない。道の両側には小さな商店が並んでいるが客はほとんど入っていない。
 10:10玉前神社に到着する。早速拝殿に向かいお参りをした。御朱印をもらおうと拝殿前の授与所をのぞくがだれもいない。拝殿で女性の神職の方がご祈祷の最中である。ご祈祷が終わるのを写真等を撮りながら待っていると、男性の神職の方が授与所に入られた。御朱印をお願いすると、お待たせして申し訳ありませんと丁寧に対応して下さった。
 お礼を述べ、神社を後にした。来た道と同じ道を引き返す。学生さんが、駅のほうに向かって走って行く。電車が近いのだろう。が、特にあせっているわけでもないのでのんびり小さな商店街の店をのぞきながら駅に向かう。駅につくと同時位に千葉行きの電車が出発した。

 駅で新宿までの切符を買い、待つこと15分位で千葉行きの電車がホームに入ってきた。混んでいるようだったが座ることができた。帰路はローカル線の旅である。陽気がよいのまどろんでくる。乗客は、学生さんと観光客風ばかりであった。
 千葉で総武線快速に乗り換え、錦糸町、御茶ノ水で乗り換え新宿まで。
 新宿で京王線特快に乗り、一路調布を目指す。調布で下り、布多天神を目指す。が、13:00を回っていたので、さすがにお腹が空いてきた。天神通りを歩いていると、とんかつやさんを発見。躊躇わずそのとんかつやさん、豚珍館に入り、とんかつ定食を食した。安く盛りも多く大変おいしくいただいた。
 豚珍館を出ると布多天神さんの鳥居が見える。5分も歩いたであろうか、布多天神さんにたどり着いた。

布多天神社

 
天神さんには梅がつきもの。拝殿の前には梅の木がある。しかし、この季節梅の花が咲いているわけはない。梅の季節はさぞ...3月くらいか?と思いつつ拝殿に向かう。
 
まず拝殿にてお参りを済ませた。何名かの参拝の方がご祈祷をうけている最中であった。
 授与所にて、天神様のご朱印帳をいただきたい旨を申し出ると、御朱印と参拝日付を書き添えてくださった。
 これからは一の宮さんの参拝に加えて天神様も参拝し、御朱印をいただき、写真を撮影させていただく楽しみが増えた。


 14:10のんびり歩いて調布駅に到着した。まだ時間もあるので秋葉原をうろついて帰ることにした。軍資金もないし、見たいものがあったわけでもないが。
 結局のところ取り立てて買うものもなく、秋葉原駅のジューススタンドで生ジュースを飲んだくらいで秋葉原を後にし東京駅へ向かった。
 東京駅で家への土産を少々買い、15:56発こまち12号に乗車し、家路につく。朝が早かったからか、少し転寝をしてしまう。気づくとあっというまに仙台に到着。18:00頃には自宅に到着していた。
 今回の巡拝は、自動車を使わなかったので、遠くへ出向いた割には疲れは感じなかった。たまにはこのような旅もよいものである。
 


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