2011.2.10〜2011.2.11
西国めぐり(前編)
(石切剣箭神社本社)、枚岡神社

はじめに

 この時期に西国の神社様に少し遅い年始の御挨拶をするのは年中行事と言ってよいであろう。
 丁度関西で色々とこなさなければなららい用事があるので、スケジュールを調整し、西国の神社様に詣でようと考えた。
 また、この時期に大阪では自動車関係の展示会が開催されるので、こちらも予定に組み込むことにした。
 今回の巡拝記は旅行的要素部分と参拝の様子を中心に前編、後編の2部に分けて記させていただくこととする。


1
2月10日

大阪にて

 この日の要件がすんなりと片付き、少し時間がとれることとなった。
 以前大阪を訪れた時に石切剣箭神社本社に参拝したのであるが、雨に降られてしまったことを思い出した。この日は快晴と言ってよい。
 石切剣箭神社本社に参拝することにした。
 この時点で小生が居る場所はなんばである。どのように移動したらよいかである。何回も大阪に訪れたことはあるのであるが、まったく慣れず、土地勘は無いに等しい
 しかし、世の中便利なもので、簡単に石切りさんの最寄駅までのルートを見つけ出すことができた。
 今宵の宿泊先もなんばであるので、要らぬ大荷物をコインロッカーに詰め込み、近鉄奈良線の急行に飛び乗った。


石切剣箭神社本社

 石切駅に着き、石切剣箭神社本社を目指して歩き出す。
 昨年訪ねた際も驚いたのであるが、占いの店が軒を並べる商店街をぷらぷらと歩く。
 平日であったのであるが、参拝客は多いようだ。
 石切剣箭神社本社につき、目に入るのはお百度参りの参拝者である。皆熱心にお百度を踏んでおられる。この時代色々願い事はあるのであろう。
 以前参拝させていただいた際は雨であった為、足早な参拝となってしまったが、この日は拝殿に向い参拝後、少し時間をかけて境内を散策させていただくことができた。
 拝殿に向って左手にはご神木がある。かなり太く立派なご神木である。何の木であろうか。多分楠木ではないかと思うのであるが。
 授与所におられた女性にお聞きすると、楠木とのこと。この季節でも緑をたたえる太い木は青空に映えていた。
 以前参拝時にもお受けしていたのであるが、この日も崇敬会館を訪ねて御朱印をお受けした後、もう少し境内を散策してみる。
 昨年お聞きした亀の話を思い出した。小さな亀のお腹に、願い事を書いた紙をつめて、境内にある願い池に放ち、願いが叶った場合には、上之社境内の御礼池に御礼亀を放つというものである。
 境内の水神社の池に向った。
 御池の前の授与所の女性に、「昨年も亀を放ちましたが、願いが叶うまで放ち続けたほうがよいでしょうか?」
 と尋ねてみると、微笑みながら、「何度放たれてもよろしいかと...。」とのお返事。
 早速お腹に願い事を書いた紙を詰め池に放った。ぜひ次回参拝のときには、御礼亀を放ちたいものである。

石切駅に到着

石切駅に到着
石切さんへ向う

石切さんへ向う

占いの店が軒を並べる商店街。
多くの参拝者でにぎわう。
 
石切さん着

石切さん着
 
お百度参り

お百度参り

平日であったが、
お百度参りの参拝者が
多かった。
御神木と拝殿

御神木と拝殿

拝殿の前には、
冬でも緑をたたえる御神木が立つ。
御神木

御神木

お聞きすると、
御神木は楠木とのこと。
 
石切りさんの神門

石切りさんの神門

前回参拝の際は雨で、
神門には足を運ばなかった。

この日の天気は晴れ。
剣が天を刺すかのように...

剣が天を刺すかのように...

神門の屋根には、
剣が天を刺すかのように立っている。
願い亀

願い亀

願いを込めた小生の願い亀
次回参拝時には、
ぜひに御礼亀を...。


 時計を見る。この日はあとはホテルに戻るだけであるので、まだまだ時間はある。
 石切さんからそう離れていない場所に枚岡神社さんが鎮座している。
 枚岡神社さんに参拝したのは、一の宮巡拝を初めたての頃だったと記憶しているので、もうだいぶ前のことである。小生の巡拝記によれば、2003年のことと記録がある。
 枚岡神社さんに参拝することにした。
 石切駅より近鉄奈良線普通尼崎駅行きに乗り、数分で枚岡駅に到着した。


枚岡神社

 枚岡駅の真正面から枚岡神社の参道の石段が続く。
 拝殿に向い参拝させていただいた後、散策を開始する。この神社さんは、以前参拝させていただいた時に、社殿の撮影に苦労したことを思い出した。
 社殿までの距離が短くなかなかよいポジションをおさえることが難しいのである。
 授与所におられた女性とその話をしたり、梅のお話も少しさせていただいた。2月末位から境内の梅園の梅が見頃とのお話。なかなかその時期に参拝することは難しいという話をすると、現在でも少し咲いているとのこと。
 社務所にて御朱印をお受けした後に立ち寄ってみることにした。
 社務所にて、御朱印をお願いすると、宮司様が応対して下さった。「どちらから参拝ですか?」とのことだったので、「仙台からです。」と答えると、宮司様は以前、春日大社にお勤めになっておられ、その時代に塩釜神社に大和舞を指導する為、何度も仙台に来られたことがあるとのことだった。
 その為、仙台(宮城)のことに案外詳しく、日本酒の浦霞や、魚の話など、少々話こんでしまった。
 社務所でも、梅園の梅は2分咲き位ですが、ぜひどうぞと勧めて下さったので、早速向ってみることにした。
 授与所横の石段を数段登り、3分程で梅園である。
 白い梅はまだまだであるが、紅梅は咲き始めていた。確かに2分咲き位であろうか。少しその様子を写真に収める。
 帰り際に、授与所にて、先ほどの女性に、紅梅は少し咲いていたので、さも満開のように撮影してみました。と少し冗談話をさせていただき、枚岡神社を後にすることにした。

駅を出るとすぐに参道である

駅を出るとすぐに参道である
枚岡神社参道

枚岡神社参道
拝殿が見えて来た

拝殿が見えて来た
  
枚岡神社拝殿

枚岡神社拝殿
撮影スペースが...

撮影スペースが...

拝殿までの距離が短く
撮影するのが難しい...。
  
拝殿奥には社殿が連なる

拝殿奥には社殿が連なる

社殿群を左手に見ながら、
梅園を目指す。
梅園にて

梅園にて
白梅は少々早かったようだ

白梅は少々早かったようだ
紅梅

紅梅

日本橋界隈

黒門屋にて昼食黒門屋にて昼食 この日は朝食も昼食もとっていなかった。
 近鉄日本橋で電車を下り、黒門市場を少し歩いてみた。様々な店が立ち並ぶ。少し歩いた後、黒門家らーめんにて昼食をとった。
 黒門屋特性カレーらーめん、一口餃子、ライス、そして、少々早いのであるが生ビールを一杯。
 かなりお腹も空いていたので、この量でも問題なく完食することができた。
 その後、何を購入するわけでもないのであるが、日本橋の電気街を流した。秋葉原とはずいぶん違う印象である。
 色々な店を覗きつつ流し、なんばに向った。
 なんばにてコインロッカーから大荷物を取り出し、この日の宿泊先である心斎橋のドーミーイン心斎橋にチェックインした。



大阪の夜

 ホテルを出て道頓堀界隈を少し流し、ホテル近くの味穂さんで夕食を兼ね一杯。
 たこ焼き、おでん、生ビール、チューハイ等。翌日が早いので少し早めに切り上げることにしてホテルに戻る。
 ホテルには温泉の施設がある。温泉に向うと、ホテルのサービスで夜鳴きそばを食すことができるとのこと。さっそっくいただいてみた。さらっとしたラーメンですんなりお腹におさまった。なかなか良いサービスである。
 温泉につかった後部屋に戻り、モーニングコールを6:30セットする。
 ぼっとテレビをみていると、翌日のこの地方の天気は荒れるらしいとの情報が目に入った。大丈夫であろうか...。

道頓堀にて

道頓堀にて
 
道頓堀にて

道頓堀にて
道頓堀にて

道頓堀にて
道頓堀にて

道頓堀にて
 
道頓堀にて

道頓堀にて
DADさん

DADさん

明日のショーで
見学することになるであろう、
DADさんのショップを発見。
ホテル近くにて
味穂さんで夕食

味穂さんで夕食
味穂さんで夕食

味穂さんで夕食
今宵の宿、ドーミーイン

今宵の宿、ドーミーイン



2月11日

 この日の予定は、自動車の展示会の見学である。
 6:30に起床し外を見ると吹雪いている。積もってはいないが...。仙台人の小生にとってこの程度ならばなんということもないが、阪神高速が止まり交通に影響が出ているようである。
 少々心配であるが、今考えても仕方がないので、まずはホテルのサービスの朝食をとり、身支度を済ませた。
 チェックアウトし、この日は夕方バスで岡山に向うので、OCATに向い、コインロッカーに大荷物を預ける。途中吹雪いていたが、そんなに気温は低くないように思えた。


大阪オートメッセ

 大阪オートメッセの開場は以前訪れていた場所であるので、移動に苦労することもなく、会場に到着した。
 様々な車を見学させてもらった。東京の展示会とは展示されている車も内容もかなり異なっているようであるが、車好きの小生はかなり楽しむことができた。

大阪オートメッセにて
 
大阪オートメッセにて
 
大阪オートメッセにて
 
大阪オートメッセにて 大阪オートメッセにて 大阪オートメッセにて



岡山へ

金龍ラーメンで昼食 なんばに移動し、所用をひとつこなし、金龍ラーメンで少々おそい昼食をとる。
 2日連続で昼食はラーメンとなってしまった。
 OCATに戻り、岡山行きのバスを待つ。
 雪の影響で出発が少々遅れ、また阪神高速が使えない為、山陽道までは下道を使うとの説明がなされたが、目的地の岡山へはほぼ定刻通りの到着となった。
 19:20頃この日の宿となる岡山駅西口の東横インにチェックインした。この日は祝日であったので30%割引とのこと。浮いた分は今宵の夕食代とさせてもらうことにした。



岡山の夜

 以前お世話になった大関さんに向った。
 鯛のかぶと煮、焼き鳥、鳥モツを注文。生ビールと日本酒極聖をいただきながら楽しんだ。
 このお店に来たら鯛のかぶと煮と格闘しなければならない。この日も真剣勝負をさせていただいた。
 お店の方も以前訪ねたことを覚えていて下さり、完食した皿を見て喜んで下さった。

大関さんにて 

大関さんにて
 楽しみにしていた鯛のかぶとに

楽しみにしていた鯛のかぶとに
 完食

完食


岡山にて岡山夜景 案外ここまでキツキツの予定で動いていたためか、疲れも少々溜まっていたので、この日は1軒のみとしてホテルに戻り休むことにした。



おわりに

 ひとまず西国めぐり(前編)はここまでにしたいと思う。
 大阪では少し時間をとることができ、石切さん、枚岡神社さんへ参拝することができた。
 また自動車の展示会も比較的時間をとり見学することができ、楽しい時間を過ごすことができた。
 大阪は何度となく訪れている地であるのだが、食も文化も東京とはかなり異なることを感じる。
 よく冗談で箱根の山を越えるという表現を使うが、まさにその表現があたっているかもしれないし、東京よりさらに北の仙台人故に尚更そう感じるのかもしれない。しかしそれがまた楽しいのではあるが。
 また、岡山では今回も鯛のかぶと煮を食すことができた。いつも真剣勝負となってしまうが、非常に美味しくいただくことができた。
 心配された雪の影響もほとんどなく済んだのは幸いであった。


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