2010.4.23〜2010.4.26
肥後の国といふところに
(熊本城稲荷神社)、(出水神社)、(加藤神社)、(香椎宮)、住吉神社、(太宰府天満宮)、(櫛田神社)


はじめに

 熊本の地へはこの1年で、わけあって5回程訪ねることとなった。今回も家の用事が主な要件である。
 家の用事の日時は決まっていたので、それに合わせて航空券やホテルの予約、そして会社への年休申請を早々に行っておいた。
 旅程は、
 4月23日 半休を取得し、午後発の仙台-福岡便を使い、福岡-熊本間は高速バスを用いて移動。
 4月24日 家の用事
 4月25日 予備日(何か残件あれば...)  この日のうちに福岡へ高速バスで移動
 4月26日 福岡-仙台便で帰仙
 以上がおおまかな計画である。
 家の用事がメインであるので、初日夜と、最終日の福岡での時間以外、自由な時間がどの程度もてるのかが予想できない状況であったので、今回は特に参拝や見学の計画を立てていない。


4月23日

 予定通り午後休暇を取得して会社を昼過ぎに退社し、一旦家に戻り、仙台駅までカミさんに送ってもらう。
 アクセス鉄道を使い、仙台空港へ。もう通いなれたルートとなってしまった。
 空港に到着し、いつも夕食でお世話になるまるた庵さんと、もし会えたら....であるが、水前寺公園で以前お世話になった現地のカメラマンさんへの手土産を準備し、トランクにそれを詰め込んで、JALのチェックイン機に向う。
 今回は発着の時間を考慮し、JAL便を使用する。JALのチェックイン機でチェックインを済ませ、カウンターでトランクを一つ預ける。

かんぱいセット松島ビールバイツェン 出発まで少々間があるが、とりたててすることもないので、そのまま手荷物検査場を抜けて待合ロビーに入る。
 この日は昼食をとらずに移動していたので少々お腹が空いてきたころであった。仙台空港待合ロビーで昼間からかんぱいセット(ソーセージ)を注文。同僚達がまだ仕事をしている時間であったので少々後ろめたい気持ちもあったのであるが...。
 いつもは牛タンのセットを頼んでいるのであるが、コストパフォーマンス的にはソーセージのほうが良いかもしれない。ビールを一杯飲み干し...ふとメニューを見ると、バイツェンの文字が目に入り、いかんと思いつつも、この松島ビールバイツェンに手をつけてしまった。たまには良いであろうと自分を納得させつつ、非常においしくいただいた。
 少々飲み過ぎであったろうか。



熊本の夜

リッチモンドホテル 熊本新市街 先ほど少々飲んでいるので、福岡まで大丈夫であろうかなどとという不安は全く抱くこともないまま福岡に到着。
 熊本には予定通り高速バスで移動し、常宿のリッチモンドホテル熊本新市街にチェックイン後、22:00少し前に夕食をとるために外出した。
 このホテルは高速バスが発着する熊本バスセンターから大変近く、熊本城散策の起点としても大変便のよいところに建っており、初めての熊本入りの際、宿泊したのはたまたまであったが、それ以来ずっとこちらを利用させていただいているのである。
 行き先はもうおなじみのまるた庵さんである。ホテルから徒歩で数分といったところだ。

 
まるた庵にてまるた庵にて まるた庵ののれんをくぐると、大将が、「お、○○さん!!」と迎えてくれた。
 大変空腹であったので、鳥チーズかつ、鴨サラダをはじめに注文して、ビールでやっていると、大将が”しゃく”入ってますよとのこと。もう注文せざるをえない。しゃく天を注文してしまった。そしてお酒も日本酒、通潤雲雀にいつのまにか切り替えていた。
 初めは大将もお忙しいようであったが、後半は少し余裕もでき、いつものように熊本の話やお酒の話など楽しいお話をお聞かせいただいた。
 そして、この日初めて、辛子蓮根を現地(まるた庵さん)でつまませていただいた。揚げたてのところを数切れ試させていただいたのであるが、ここまで美味とは...。注文を受けてから詰めはじめるので、辛さも自由に調整もしていただけるとのこと。明日もまるた庵さんにお世話になる予定であるので、一番に注文してみることにした。
 写真左は、しゃく天(しゃくの天ぷら)である。また、この写真の上部に少し写っているのが、辛子蓮根である。



4月24日

加藤清正公像堀の外周を歩く この日は11:00から家の用事が入っていたので、それに間に合わせるだけであれば、のんびり起きて、10時30頃にホテルを出ても十分に間に合うのであるが、なんとなくもったいないように思われた。しかしスーツ姿に革靴ではそう飛び回ることもできない。
 用向きの場所へはのんびり歩いて行くことにし、その途中で立ち寄れる場所を軽く流すことにした。
 ホテル1Fの”いねや”で朝食をとり、スーツに着替えて、9:30頃行動を開始した。約1時間程余裕がある計算である。
 ホテルからバスセンターに向って歩き、熊本城方面に向かう。加藤清正公に御挨拶し、堀の外周を流した。



熊本城稲荷神社

 市役所前を通り、熊本城稲荷神社に到着。
 石段を登り、拝殿に向い参拝させていただいた。この神社様にスーツ姿で来ると、以前暑い時期に同じ出で立ちで参拝し、大汗をかいていたために、宮司様に心配されたことを思い出してしまう。(一の宮巡拝記72 肥後の旅(一の宮巡拝記外伝 17))

 熊本城稲荷神社に参拝

熊本城稲荷神社に参拝
 熊本城稲荷神社にて

熊本城稲荷神社にて

大変天気がよい。
熊本城遠景

熊本城遠景

熊本城稲荷神社から
移動の途中で撮影。



 その後家の用事に出席する。


熊本散策

堀に映る熊本城 親戚と会食を済ませホテルに一旦戻り時計を見る。まだ15:00である。
 時間があるので、熊本城界隈を歩いてみることにした。
 朝と同じルートで熊本城に向い、加藤清正公像のところから、坂を上がる。
 途中堀を見ると、水面に熊本城が写っている。空も青い。


加藤神社

 まず、加藤神社さんに参拝することにした。加藤神社さんから熊本城の石垣や天守閣方面を眺めるのが好きなのである。
 加藤神社さんに着き拝殿前に進み出ると、ちょうど神楽が奉納されていたので、参拝させていただいた後、奉拝させていただくことができた。
 小生の好きなポイントから熊本城をぼっと眺めさせていただいた。
 この場所からの眺めは、初めて加藤神社さんに参拝させていただいた時に神職さんより紹介いただいたのである。

加藤神社にて

加藤神社にて

拝殿内では神楽が奉納されていた。
参拝客も多く、神社の皆さんが
親切に応対されていた。
緑の向こうに熊本城本丸

緑の向こうに熊本城本丸

新緑が大変清々しい。
熊本城に向う

熊本城に向う

加藤神社さんを後にして、
熊本城に入城することにした。



熊本城にて

 加藤神社さんを後にして、熊本城内に入る。この日は本丸御殿を見学することにした。
 以前熊本城に訪れた時には大変混んでおり見学を見送ったのである。この日は夕方ということもあり、観光客もそう多くなく、のんびりと見学することができた。

天守閣を見上げる 

天守閣を見上げる
 熊本城内にて

熊本城内にて
 城壁に月

城壁に月



船場にて

 バスセンター前のおてもやん像の前に戻ってきた。18:00をまわっているのであるが周囲はまだまだ明るい。さすが西国といったところか。
 そう遠くはないので、船場に行ってみることにした。
 肥後手まり唄の「せんばやまにはたぬきがおってさ...」の地、船場である。
 船場橋やその界隈にはたぬきをモチーフにした像を多く見ることができた。
 熊本市の解説によれば、
 船場橋は、新町と船場町を結んで坪井川にかかる橋で、このあたりは、昔、坪井川の船着場であったため船場と呼ばれ、川の名まで船場川と呼ばれたそうだ。せんば山は、右岸に連なる小高い茂みがあったと言われているのだそうだ。
 今は開けてしまっているのであるが、当時はたぬきも生息していたのであろう。

おてもやん像前

おてもやん像前

おてもやん像前を通り
船場に向う。
 
洗場橋電停前たぬき

洗場橋電停前たぬき

電停名は”洗場橋”という字であった。
郵便局ポストにたぬき

郵便局ポストにたぬき

熊本中央郵便局にて
橋にもたぬき、そして月

橋にもたぬき、そして月
てまりの彫刻

てまりの彫刻

あんたがたどこさ...
と聞こえてきそうだ。
ここは船場

ここは船場



熊本の夜

辛子蓮根 昼は親戚としっかりと食事をしたのであるが夜になり少しお腹に余裕が出てきたので、まるた庵さんに向うことにした。
 のれんをくぐり、すぐにビールと、辛子蓮根、馬ホルモン味噌煮込みをお願いした。辛子蓮根は注文を聞いてから作り始めるので時間がかかると聞いていたからである。
 馬のホルモン味噌煮込みをつまみつつ、ビールを飲んでいると、辛子蓮根が出来上がったようだ。食べてみると、辛さも絶妙、小生好みに調整されている。また好きな熊本の食を見つけることができた。この日は焼酎をいただくことにした。六調子と、霧の封印をロックでいただいてみた。
 六調子はちょっと苦みがあるように感じたが、なんともコクがある。少々強いイメージを持った。霧の封印は六調子をいただいてからとなったからか、非常に滑らかなイメージを持った。
 今回の旅でも、まるた庵さんには大変お世話になった。次回、熊本に訪れるのは秋頃になるであろうか。その時にはまた美味しい食とお酒、そして楽しいお話をお願いします。



4月25日

市電に乗って市電の走る街 熊本最終日の朝、ホテル1Fの”いねや”で朝食をとり、チェックアウトする。
 大荷物を一旦熊本バスセンターのコインロッカーに入れ、散策を開始する。
 この日は予備日であったが特に用事は入らなかったので、午前中は熊本市内を散策して、午後に福岡博多に向かうことにした。
 
 市電を使い、水前寺公園に移動する。
 
 かつて小生の住む仙台にも市電が走っていた。
 市電が走る街。大変懐かしい。



出水神社(水前寺公園)

 8:00前であったので、参道ぞいの土産物屋さんも開店準備といったところか。
 水前寺公園の入園券を購入し、水前寺公園内へ。入口近くの茶屋前で、見覚えのあるお顔が。以前お世話になったカメラマンさんである。どうやら覚えていて下さったようで、おやおやと...。仙台空港で調達した手土産を渡すことができた。前回もそうだったが、今回も数カット撮影して下さった。散策がすんだらお茶でもしましょうとのことであったので、後ほどまた訪ねることにした。
 出水神社に参拝する。
 いつ訪ねても大変よく整備されている。朝早くから神社の皆さんが清掃を毎日されているのである。
 前回は、拝殿の後ろの銀杏が黄金色に色づいていたが、今回はその銀杏が青空の青に対し、鮮やかな緑色の姿をしていた。
 参拝を終えた後、水前寺公園内を散策して、公園入り口に戻ると、先ほどのカメラマンさんも機材の準備を終えたところのようで、茶屋でお茶を御馳走して下さった。地元の話や熊本の話など、短い時間であったが色々とお話させていただいた。
 今度熊本に来る時には予め連絡をいれるようにと、また、これから熊本城に行くのであれば、そこに妹さんがおられるので、シャッターを押してもらうとよいと言って、早速連絡をとって下さった。今回も大変お世話になってしまった。

出水神社参道

出水神社参道
 
水前寺公園にて

水前寺公園にて

現地のカメラマンさんに、
撮影していただいた。
出水神社へ向う

出水神社へ向う
出水神社に参拝

出水神社に参拝
銀杏あおあお

銀杏あおあお
出水神社にて

出水神社にて


熊本城稲荷神社

熊本城稲荷神社にて熊本城稲荷神社にて 水前寺公園から、熊本城近くまで移動し、熊本城稲荷神社に昨日に引き続き参拝。
 まだ少し早かったので、神社の皆さんは境内の清掃をされておられた。
 青い空に赤いのぼりが映えていた。この日も大変天気が良い。



熊本城にて

 熊本城稲荷神社横の門より、熊本城に入城する。この門(入口)は、以前熊本城稲荷神社を訪ねた際にこちらで御奉仕されている女性に紹介していただいた入口である。
 石段は急であるが、観光客も少なく、天守閣にもっとも早く辿りつける。
 少々息をきらしながら、本丸までかけ登る。すると、先ほど水前寺公園でお世話になったカメラマンさんからお話をうかがっていた、妹さんらしき女性と目があった。あちらも小生を見てピンときたらしく、これはこれはと本丸をバックに写真を撮影して下さった。何よりの記念になった。
 城内を散策していると、女性武者さん(姫様)に出会った。非常に気さくな方で、熊本城の話や、小生の地元仙台の観光の現状の話題など話こんでしまった。現在は女性武者の出で立ちをしているが、これから暑くなってくるので、衣装を替えるのだそうで、今度お会いする時は違う衣装になっていますよと、笑ってお話されたその笑顔が大変印象的であった。

須戸口門よ入城

須戸口門よ入城

石段を駈け上がる。
 
熊本城石垣

熊本城石垣
熊本城天守閣

熊本城天守閣
記念撮影 (1)

記念撮影 (1)

記念写真3枚。
記念撮影 (2)

記念撮影 (2)

熊本城におられる、
カメラマンさんに
撮影していただいた。
記念撮影 (3)

記念撮影 (3)

後方の木は銀杏。
熊本城が銀杏城と呼ばれる、
いわれとなった木である。
 
空青し

空青し
闇御門からの地下通路

闇御門からの地下通路
姫様御出陣

姫様御出陣


加藤神社

 熊本を立つ前に加藤神社さんにもう一度参拝しておくことにした。
 参拝し、いつものポントから熊本城の石垣や、天守閣を眺めていると、以前もお見かけしたことのある神社の女性にお会いした。
 参拝記念に、石垣をバックにシャッターを押していただいた。
 今回の旅では小生自信が写っている写真が多い。大変珍しいことだと思う。

加藤神社に向う

加藤神社に向う
加藤神社拝殿

加藤神社拝殿
天守閣を眺める

天守閣を眺める
小生と石垣

小生と石垣


福岡へ

太平燕 熊本バスセンターに移動し、福岡行きのバス時刻を確認する。頻繁に出ているようなので、あまり気にしなくてもよさそうだ。
 であれば腹ごしらえをしてからバスに乗り込むことにした。
 以前も立ち寄ったことのある、バスセンター地下街のニーハオさんで太平燕と、春巻を注文した。熊本を立つ前に太平燕をどうしても食しておきたかったのである。


 博多バスセンターまでのノンストップバスに乗ることができた。
 博多駅で、大荷物をコインロッカーに預け、この日は香椎宮を訪ねることにした。
 香椎宮にはなぜか惹かれるものがあり、博多に訪れる際には、可能な限り参拝させていただいていたのであるが、昨年末博多に訪れた時には参拝することができず、その前の参拝は5月末であったので1年ぶりの参拝となる。


香椎宮

 香椎宮へはJR鹿児島本線と香椎線を利用して移動した。この圏内はSUICAが乗り入れしてくれているので、モバイルSUICAが使用できるので小銭を使わなくて済むのも助かる。
 境内に入ると、つつじが咲き誇っていた。藤の花も見頃には少々早かったが、薄紫の房が垂れ、風に揺れている。やはりこちらは暖かいのである。仙台ではまだ蕾も固いな...等と考えながら、拝殿に向う。
 拝殿に向い参拝し、境内の写真を撮影させていただく。
 この神社様の社殿を撮影する難しさは数ある神社様の中でも多分トップクラスと言ってよいであろう。とにかく社殿から撮影の為の距離を確保することが難しいのである。
 神主さんとお話によれば、雑誌等の取材のカメラマンは背の高い脚立を準備して、上方より社殿を撮影するのだそうだ。脚立とまではいかないが、次回参拝させていただく時には少し対策をさせていただき、撮影に望みたいと思う。
 以前もお見えになったことがありますよね。となんとなくではあるが、神主様は仙台の小生を覚えてくれていたらしい。
 授与所で少し雑談。こちらにおられた女性も以前お会いしたことがある女性で、初めて参拝させていただいた際、御朱印の対応をして下さったのがこの女性である。

楼門前の鳥居

楼門前の鳥居
楼門

楼門
 
藤の花も風に揺れている

藤の花も風に揺れている
中門

中門
拝殿前に進み参拝

拝殿前に進み参拝
 
社殿

社殿

撮影するのが大変難しい...。
授与所前より撮影

授与所前より撮影
本殿と青空

本殿と青空

大変天気がよい。
香の文字が見える

香の文字が見える


博多へ

 博多に戻り、この日の宿R&B博多駅前を目指す。分かりやすい場所に建っていて、何度か宿泊したことがあるホテルなのであるが、迷ってしまう。少し彷徨いホテルに辿りつく。
 チェックインし、荷物を下ろし時計を見ると17:00をまわっていた。しかし外は大変明るい。
 R&B博多駅前は、住吉神社(住吉さん)に大変に近い。神社参拝には少々遅く、授与所等も閉まっているであろうが、まだ明るいので住吉さんに参拝することにした。そしてその帰りに食事をして戻ることにしよう。


住吉神社

夕刻に住吉さんに参拝夕陽に照らされる仮の拝殿 ホテルから住吉さんへは徒歩で数分。鳥居をくぐり、拝殿を目指す。楼門をくぐり、拝殿前に進む。
 以前参拝させていただいた時に、住吉さんの社殿は現在25年に一度の式年遷宮が行われており、今回もそれにともなう工事は続けられていた。楼門をくぐると、仮の拝殿が建っており、そちらに進み参拝をさせていただいた。
 授与所等もちょうど閉めたところのようだ。明日朝に再度参拝させていただくことにし、住吉さんを後にした。



博多の夜

焼鳥や筑ぜんさん 博多と言えば、中州の屋台なのかもしれない。しかし、小生はこれまで何度も博多には訪れており、何度か中州も訪ねているが、あまり美味しかった記憶はない。これはまずいという意味ではない。であるので、中州に行くことは考えず、ホテル近場のお店を開拓することにした。 住吉さんから、ホテルに向う途中にで、なんともよさそうな焼き鳥や筑ぜんという看板が目に入り、気付いたときには、のれんをくぐっていた。
 座ると、キャベツがすぐに目の前に出された。串をみつくろって注文し、それが焼き上がるまでの間キャベツをつまみにビールをいただいた。色々な焼き物を御馳走になったが、大変美味しかった。
 親方が話に付き合って下った。仙台には新婚旅行で立ち寄られたことがあることや、中州屋台の話、野球の話等、飲み食べしながら、楽しいお話をさせていただいた。価格も、これでよいのかと思う程お安く、大変満足である。次回博多を訪ねた際には必ず立ち寄らせていただこうと思う。定休日も基本的にはないとのことなので、立ち寄りやすいと思うので。



4月26日

 本日は九州最終日。夕方の便で仙台に帰る。天気は下り坂との予報であるが、なんとかもってくれそうだ。
 ホテルR&Bは10:00までチェックアウトすればよい。朝食サービスのパンやコーヒーをとった後、カメラのみを抱え、外出した。
 行き先は住吉さんである。


住吉神社

 少々朝早く住吉さんの境内に入ったのであるが、この日は平日ということもあり、会社に向うサラリーマンが朝の参拝に訪れているようである。まさにこの地の氏神様である。
 仮拝殿に向い参拝させていただいた後境内をゆっくりと散策させていただいた。
 少しすると、神社の皆さんが境内の清掃を始めたようだ。お一方に、工事の状況をお聞きすると、今年(22年)10月には、式年遷宮大祭を斎行する予定だが、場合によっては工事は少々伸びるかもしれないとのことであった。



朝一番で住吉さんへ



仮拝殿


工事中の社殿
境内にて

境内にて

神社の方に撮影いただいた。


 住吉さんを後にし、一旦ホテルの自室に戻り、荷物をとってチェックアウトした。この日は太宰府天満宮に参拝し、楠の古木に会いたいと考えていた。
 博多駅のコインロッカーに大荷物を預け、まず地下鉄で天神に向った。
 太宰府天満宮へは、通いなれた道のはずなのであるが、天神での乗り継ぎには苦労した。


太宰府天満宮

 太宰府天満宮参道脇に連なる土産物屋を覗きながら、天満宮を目指す。平日ではあったが参拝客が多い。
 境内に入り、拝殿に向いまずは参拝させていただく。
 これまでの参拝ではあまり感じなかったのであるが、この日の境内では中国語や、韓国語が飛び交っている。海外からの修学旅行生も多いようだ。
 拝殿をバックに持参の横断幕を広げ、記念撮影をしているその様子はもはや参拝者ではなく純粋なる観光客である。
 日本人も海外ではこのような状況なのかもしれないが...。
 
 太宰府駅に到着

太宰府駅に到着
 参道を進む

参道を進む

土産物屋た軒を連ねる。
 境内を拝殿へ向う

境内を拝殿へ向う
 太宰府天満宮拝殿

太宰府天満宮拝殿

この時点では、
まだあまり混雑していない。


 さて、楠との再会である。
 見事に、そして元気に葉をつけてくれていた。
 記念にと、こちらの神社に御奉仕されている女性に楠と一緒のところを撮影していただいた。写りを大変気にされていたが、小生と比べてもこの楠がいかに大きなものかを想像できる写真を撮影していただくことができた。感謝である。

楠



太宰府天満宮で一番の古木。
楠と小生

楠と小生

少々メタボを気にしている小生...。
であるが...、
対比すると楠の太さを
御理解いただけるのではと。
かつてこの地にも

かつてこの地にも

境内にて。
かつてこの地にも楠の古木が
立っていたとのこと
楠の気持ちになり...。

楠の気持ちになり...。

落葉しはじめ50日目の状態を
再現しているのだそうだ。



櫛田神社

 太宰府から天神まで移動した。時計を見ると、飛行機の時間までにはまだかなり間がある。
 天神から博多まで歩いてみることにしました。 ふと思いだしたのが、前回、櫛田さんに参拝した際、 展示されているはずの山笠を見学することができなかったということである。丁度作りかえる時期にあたってしまったのである。 天神から、博多までの経路で立ち寄ろうと思えば、十分立ち寄ることができる。そこで櫛田さんに参拝して、山笠を見学することにした。
 拝殿にて参拝後、山笠へ。今回は見学することができた。
 この山笠が引き回される様子をぜひ見てみたいものである。

櫛田さんに辿りついた

櫛田さんに辿りついた
櫛田神社拝殿

櫛田神社拝殿

はじめに参拝。
山笠と対面

山笠と対面
見事の一言

見事の一言



仙台へ

 博多駅地下で少々遅い昼食をとり、コインロッカーから荷物を取り出し、地下鉄で福岡空港に向う。
 飛行機は5分程度早く仙台に到着した。そのおかげで、少々走ることにはなったが、予定より1本早い仙台空港アクセス鉄道に乗ることができた。


おわりに

 今回の熊本行きで、家の用事に一区切りついたと考えてもよいかもしれない。少々ほっとしている。
 家の用事が主要な旅ではあったが、実際のところは自由な時間を多く持つことができた。
 次回、九州の地を訪ねるのはいつのことになるか今のところは未定であるが、ぜひまた時間を調整し再訪したいと思う。



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