2009.5.2
仙台散歩(一の宮巡拝記外伝 16)
(大崎八幡宮)、(宮城縣護國神社)
はじめに
ゴールデンウイーク中であるが、私的に色々とばたついており、遠出することができない。もっともゴールデンウイーク明け2週間後に会社からXX年勤続(あえて年数は伏せるが...)の連続休暇を頂戴することになっていたので、その際の路銀の為に軍資金温存ということもあるのであるが。
しかし今年のゴールデンウイークはよい天気が続いている。家の中に閉じこもっているのもなんとなくもったいない気がした。
遠出は無理だが、近場をということで仙台の街を散策することにした。
今回はこの散策の様子を書き綴ってみたいと思う。文章として成り立っていない箇所もあると思われるが御容赦いただきたい。
勝山公園近辺
仙台で小生が最も好きな季節は新緑の季節である。今の季節の緑が一番好きなのである。
写真は勝山館界隈である。自宅から近いところに木々爽やかな一角があるのは小生にとって大変うれしく、またこの街が好きな理由の一つでもある。
近年、道路の拡張や、マンションや企業のビルが建ち、だいぶ昔とは変わってしまったが、若干ではあるけれども昔の面影を残す箇所もまだ見受けられる。
この界隈を流し、主道である国道48号線を西へ、大崎八幡宮を目指す。
大崎八幡宮
途中水分補給をしつつ歩き、大崎八幡宮に到着したころにはだいぶ汗をかいている。
大変良い天気である。
拝殿にて参拝後、久しぶりに授与所に顔を出し、御朱印をいただくことにした。
八幡さんの御朱印は、小生が神社巡りを始めてまもなくいただいているのであるが、今回は特別に思い入れのある神社様の御朱印をいただいている御朱印帳を持参していたのである。
いつもお見かけする女性が対応して下さった。御朱印帳をお受けし、御朱印をいただいたページを見てみると、以前のものと異なるようだ。
尋ねてみると、大きな御朱印帳であったので、大きな印を押して下さったとのことだった。
そして境内を散策。
この日は大安ということもあって、結婚式こそなかったが、ゴールデンウイークということもあり参拝客は多かった。
寒い時期にお宮参りできなかった御家族連れの方が季節の良くなったこの時期に見えられたりもしているとのことだ。
人気のない社殿を撮影したかったので、社殿前から人がいなくなるのを待つが、なかなか...。
しかし、その待ち時間は、観光ボランティアの方と話したり、神社の方とお話したり(お仕事の邪魔をしたり)と、ただ待つだけの時間ではないので、こういう散歩は非常に楽しいものだ。
それから、神社の方とも、ボランティアの方とも意見が合ったのだが、社殿が平成16年に改築工事を終えた際、新しすぎる気がして、違和感を感じていたのであるが、最近よい風合いになってきたと感じている。時が経つことも大事なのかもしれない。
八幡さんの前の国道48号線を向いに渡って、この写真を撮影。
ここには、かつて、「神社建築のような形をした」焼き肉料理店が建っていたのである。
この焼肉料理店は、八幡さんの大鳥居の横に神社の鳥居を模した造形物を配し、参拝客を誘いこむ目的で行ったとしか思えず、正視に堪えかねていたのであるが、ご覧の通りさら地となった。
無くなったのはもう何年も前のことであるが。
牛越橋
牛越橋を渡る。
牛越橋は広瀬川に架かる橋の一つである。
この牛越橋界隈は秋になると”いもに会”で大変賑わう。いもに会は東北各地で行われているが、あくまで仙台ルールで説明させていただくと、河原で豚汁を作って食べる。バーベキュー大会だと理解していただいてよい。ただし、仙台人のこだわりとしては、芋はジャガイモでなければならず、お肉は豚肉、そして味噌味でなければならない。ちなみに山形は牛肉、里芋、醤油味というように、地方ごとにこだわりがあるのである。近県の仲間と”いもに会”をするとこだわりがぶつかり合って、楽しい喧嘩となる。
この日は、いもに会ではないようだが、バーベキューを行っている行楽客もずいぶん見受けられた。
仙台城隅櫓
青葉城天守閣方面に向かって坂道が続く。ここから少々急な勾配となる。
日ごろの運動不足を解消するにはちょうどよい上り坂。木々が日光を遮ってくれるので、日照りの良い日でも歩いていて心地よいのである。
それにしても、さすがに車が多い。県外の車や観光バスも多い...。近県ばかりではなく、遠くからの車も多く見受けられた。
仙台城跡バス停にて
るーぷる仙台(仙台の観光スポットを巡る観光バスでこの時期、この時間だと20分間隔位で運行)のルートマップである。
小生は一度も乗ったことがなかったのであるが、この日八幡さんで観光ボランティアの方と話しているときに話題に上ったので確認してみた。
なぜに、八幡さまがコースにない?国宝であるにも関わらずである。
小生であれば、コースに八幡さま、輪王寺、仙台東照宮は外さず入れるのだが。
宮城縣護國神社
宮城県護國神社に参拝して政宗様像方面へ
初めに護國神社に参拝し、政宗様象方面に移動した。
護國神社ではお茶会も催されており、多くの参拝客で賑わっていた。
右の写真は青葉城からの眺めである。
少々春霞(表現的に正しくはないかもしれないが...)がかかっていた為、遠く太平洋まで見渡すことはできなかったが、仙台の街並みをしばし眺めた。
伊達政宗像前で
この日の散策コースをとり、政宗様を撮影しようとすると時間的に逆光となってしまうのが少々難点である。
帰路
青葉城からの坂道を下りる。
緑の紅葉(もみじ)もなかなか清々しい。
仙台城(青葉城)祉の坂を下り、広瀬川に架かる大橋を渡ると、仙台市の中心地である。
ここからは平坦な道が続く。
繁華街を抜け、自宅まで気の向くまま歩く。知らない店もずいぶん建ったような気がする。
自宅にて
本日八幡さんでいただいた御朱印である。
帳面が大きかったので、大きな印を押して下さったのである。
以前いただいたものと比べて、1まわり大きい。
最後に
歩くことは小生の趣味と言ってよい。
この日は青空の下、気ままに歩くことができた。地元の街を眺めつつ歩くのも大変楽しいものであった。
さて、巡拝記をつらつらと書き連ね、前回の執筆で一の宮一巡り達成を報告させていただいた、そして今回の執筆で70回を数えることとなった。よくもまあ、続いているものである。忘れっぽい性格なので旅先での出来事は少しでも記録しておきたいという心理が働いているのかもしれないが。今後も気張らず、気ままに執筆を続けて行きたいと思う。