2008.9.13〜2008.9.16
西の町の祭りを訪ねる(一の宮巡拝記外伝 14)
(向東八幡神社)、大山祇神社、(草戸稲荷神社)、(艮神社)、(御袖天満宮)


はじめに

 9月に中国地方、尾道を旅していることが多い。今年も9月に尾道を旅しようと考えた。
 昨年を思い返すと、大分の一の宮参拝、そして友人を訪ねた後、尾道を旅している。その際に向島に鎮座している向東八幡神社のお祭りの様子を飛び入りで撮影させていただいたことが思い出された。神事の様子や、地元の皆さんの担ぐ神輿の様子等を撮影させていただき、ファインダー越しに祭りを皆で作り上げるという熱気を感じた。
 可能であればこのお祭りに合わせて旅行することはできないものか、調整してみることにした。
 7月初め、向八幡神社に電話で今年のお祭りのスケジュールをお聞きすると、宮司様が小生を覚えていて下さり、今年は9月13日、14日に執り行われ、昨年のような神輿の巡幸は14日に行われること等をお知らせ下さり、そして今年も撮影させていただけることとなった。
 この時点で、旅程の組上げに入り下記のうような計画を立てた。
 今年は連休にあたっているので、一日年休を取得することとし、3泊4日。 仙台→広島便の運航時間が小生にとってはよろしくない時間になってしまった。そこで、今回は行きは新幹線を使用して尾道に移動することにした。新幹線は1か月前にならないと指定券の購入はできないので、この時点すぐに予約できるホテル、レンタカーをおさえた。ホテルは自由度の幅を考慮し、港屋さんを予約し、レンタカーは、出費をおさえるよう、13日の13:00〜15日13:00までの48時間のプランとした。

●9月13日
 ・新幹線を用い陸路を移動
  やまびこ 200号 仙台(6:00) → 東京 (7:44)
  のぞみ 13号 東京(8:30) → 福山 (12:13)
  こだま 647号 福山(12:18) → 新尾道(12:27)
 ・新尾道駅にてレンタカー借受
 ・向八幡神社へ
 ・尾道泊
●9月14日
 ・向八幡神社例祭撮影
 ・尾道泊
●9月15日
 ・大三島 大山祇神社参拝
 ・レンタカー返却
 ・尾道散策など
 ・尾道泊
●9月16日(年休)
 ・尾道散策
 ・空路仙台へ移動
  広島(14:15)→仙台(15:40)

 後日、夏期休暇中のある日、散歩がてら北仙台駅のみどりの窓口を訪ね、指定券を購入して来た。ちょうど連休時期なので、指定席が満席となることが心配だったが、これで今回の尾道への旅行の際の交通機関、ホテル、レンタカーの準備は整ったこととなった。(ちなみに仙台→東京間は、”やりくり”して創出した回数券を使用するので出費は発生しない。)
 決まり事は特にないのであろうが、気持ちは肝心であるので、”このような場合”どうしたらよいか、地元の神社にお勤めの女性に相談させていただき、向八幡神社へ、そして現地でお世話になる皆さんへの手土産の準備も全て完了し、出発を待つだけとなった。
 今回は珍しく、小生の旅につきものの出発前のごたごたが何も発生せず、全てが順調に進んだ。


9月13日

 4:45起床。さすがに前日まで仕事をして5時前起きはさすがにきついと思いながらも、この日から旅に出る嬉しさか、目は完璧に覚めている。身支度を整え、カミさんに仙台駅まで送ってもらう。
 仙台駅の新幹線改札は5:40に開き、構内のコンビニNewDaysで軽食を購入し、やまびこ200号に乗り込んだ。天気は問題なさそうだ。朝食をとると、すぐに寝てしまったようで、気付くと上野を過ぎ、あっというまに東京に到着していた。
 東京駅でのぞみ13号に乗り換える。連結時の待ち時間は45分以上あったのであるが、すぐに乗り込むことができた。この新幹線でも記憶は小田原くらいまでの断片的なものと、岡山から福山までの記憶しかない。良く寝たということであろう。
 福山でこだまに乗り換え、新尾道には予定通り12:30前に到着した。これといってすることもないので、少々早かったが、駅前のマツダレンタカーに向かった。すでに準備は整っており、時間は早かったがすぐに借り受けることができた。
 やまびこの中で軽く食事はとったが、少々お腹がすいていたので、尾道市街に向かう途中にある、起八さんでラーメンをと思ったが、残念ながら定休日の張り紙があった。別の場所でと、車を走らせるが、どこも連休初日ということと、ちょうど昼食時期であったこともあり、尾道ラーメンを掲げる店の前には長蛇の列ができていた。並んでまで食べなければならない程、空腹であったわけではないので、まずは向島の向八幡神社に顔を出してみることにした。


向東八幡神社

 参道近くまで車を走らせると、祭りの幟(のぼり)や、提灯で参道はにぎわい始めていた。駐車場に車を停め、石段を登ると屋台の準備も進められていた。
 拝殿に向かい参拝させていただいていると、ちょうど宮司様とお会いした。すると覚えていて下さり、「遠くからわざわざ...。」と大変暖かい声で迎えて下さった。さっそく、”気持ち”をお渡しすると、大変恐縮されたようではあるが、受け取っていただくことができた。宮司様は、この日、そして次の日のスケジュールを教えて下さった。小生はこの日は挨拶のみで、明日が本番と考えていたのであるが、この日は御幸祭、宵宮祭があり、神輿に御霊が移され、その後、軽く町内を巡幸するとのこと。せっかくなので、この日の様子も撮影させていただくことにした。祭事中拝殿に昇殿し撮影させていただけることとなった。(もちろん祭事なのでストロボ無し、そして常識を逸脱しない範囲にて。)
 祭事は17:00からとのことであったので、一旦尾道市街に戻り、昼食とホテルのチェックインを済ませてから、再度お邪魔させていただくこととした。

向東八幡神社 神輿 天気は上場
向東八幡神社

境内では祭の準備が進められていた。
神輿

神輿は出番を待つ
天気は上場

今年の祭も暑くなりそうだ。


尾道にて

 まず腹ごしらえである。帰り道も店を眺めながら車を走らせるが、どの”尾道ラーメン”も列をなしている状況...。となればもう頼れるのは暖談さんのみである。駅駐車場に車を停め、暖談さんに向かった。
 積もり積もった(といってもちょくちょく訪れているのだが...)話もあったが、肉玉を焼いてもらい、緊急に腹ごしらえをし、また夜に寄らせていただくということにし、今度はホテル港屋さんへ。
 チェックイン後、駐車場の位置のみ確認させていただき、向島を再度目指した。


向東八幡神社

 15:40頃、向井八幡神社に戻ることができた。
 神輿の準備がなされ、神輿が若い衆達によって拝殿前に運び込まれた。もうすぐ祭の始まりである。地域の若い衆にとってはもうすでに祭りは始っているようであったが...。
 16:30近くになり、小生も拝殿に昇殿し、撮影の準備を始めた。といっても固定撮影なわけではないので、機材を取り出しやすく揃えることぐらいである。舞の練習なども行われ、17:00少し前、祭事が始まった。
 御霊入れの神事の際は、拝殿の照明も消され、宮司様が神輿に神社に祀られている御霊を神輿に入れる。これにて御霊は神輿にに乗り、若い衆に担がれ町内を巡る準備ができたことになる。神事の際響いた「警蹕」の響きは忘れることができない。祭事では太鼓、笛に合わせた舞の奉納も行われた。本来4人舞らしいのであるが、今年は学校行事(運動会)に重なってしまい、舞手の関係で2人舞となったとのことである。(御霊入れの神事の撮影は行っていない。)
 神事を終え、神輿の巡幸である。若い衆に担がれた神輿は、神職の皆さん、そして地元の気風のよい女性達に導かれ、太鼓を伴いながら、石段を下り、町内を進む。この日は30分程度の、町内を巡幸した後、参道にある御旅所にて一晩過ごす。
 小生の本日の撮影はここまで。翌日は大祭の様子を撮影させていただく。

待ち時間 神輿が運ばれる 拝殿前へ
待ち時間

祭前のスナップ。
神輿が運ばれる

若い衆により、神輿が拝殿前に運ばれる。
拝殿前へ

神輿は拝殿前へ移された。
 
準備は完了 祭事の前に 舞の最終確認
準備は完了

神輿は御霊入れを待つ。
祭事の前に

本日の舞手のお嬢さん。
祭事前にスナップをいただいた。
最終確認

祭りの時間が近づいてきた。
舞の最終確認の様子。
(練習中につき、ストロボ発光有。)
 
拝殿前にて 祭事の始まり 舞の奉納
拝殿前にて

若い衆が拝殿前に集まる。
祭事の始まり

17時、祭事が始まった。
 
舞の奉納
舞の奉納 舞の奉納 舞の奉納
舞の奉納
 
舞の奉納 舞の奉納
 乾杯  神輿が動き出す  太鼓の音も勇ましい
乾杯
 
神輿が動き出す 太鼓の音も勇ましい
 神輿が拝殿前を進む  神輿を待つ  さあ、出発
神輿が拝殿前を進む
 
神輿を待つ さあ、出発
 神輿巡幸  御旅所にて  御旅所にて
神輿巡幸

この日の巡幸は30分程度。
本番は明日。
御旅所にて

少々雨が落ちてきたが、
この日の巡幸は無事終了。
御旅所にて

神輿は一晩この御旅所で過ごす。


尾道の夜

 暖談さんに戻ったのは19:00近くとなった。四方山話をしながら、夕食をとりつつビールをいただいた。明日は動き回ることになるので、あまり長居せず、明日の夜の夕食もお願いして、ホテル港屋さんへ。
 荷物を部屋に置き、1Fの居酒屋”港屋”へ。お店の名は本当は旬輪というお店なのらしいが、結局のところ港屋と呼んでいた。このお店を紹介してくれた尾道の友人千秋さんが、港屋と紹介してくれたので...。戸を開くと、顔を見るなり、「○○さん!!千秋さんには会うたん?」と智恵姉様が、開口一番で...。「いえ、まだです。」というと、いきなり千秋さんを携帯で連絡をとり、呼んでくれた。
 明日があるので軽く済ますつもりで早めに暖談さんを出たのであるが、結局のところ、港屋さんで飲み、その後、奥山さんで飲み...。”ホテル港屋”の自室に戻ったところまでは覚えているが、その後はよく覚えておらず、ベットに横になるなり寝てしまったようだ。

9月14日
 
 7:30に目が覚めた。アラームもモーニングコールもセットしていなかったことに気付く。旅先では不思議とこの辺のヘマをやらかさないことが不思議でならないが...。また、不思議とお酒は残っていない。窓の外を見ると青空が広がる。今年の祭りも暑くなりそうだ。朝風呂の習慣はないのであるが、目をきちんと覚ましておきたかったので、一風呂浴びた後、身支度を整え、向東八幡神社を目指した。


向東八幡神社

 御旅所では神輿が出番をじっと待っていた。この神輿が一年間この期間をじっと待ち、早く動き出したいように見えた。
 境内に入ると、まだ大祭までは時間があったのであるが、若い衆が集まり始めていた。少しすると、小神輿が巡幸から戻ってきた。道路の狭い地域は、道のこみ合わない早朝に、小神輿で巡幸するのだそうだ。大変地域を大切にしていることがよくわかる。
 予定では10:30からとのことであったが、少々遅れて11:00から大祭の神事が始まった。献饌、幣帛供進等、地域の神社様の宮司様達により、執り行われた。この地域では、地域の神社様が協力し合いながら祭りを執り行うのだそうである。そして、総代長祭詞に引き続き、舞(神楽)が奉納と続く。この日も天気が大変よく気温も高い。神職の皆さん、舞手の皆さんは装束を身にまとっているのでさぞお辛いのではないかと考えていたが、不思議と拝殿の中はひんやりとした空気が漂い、その心配はなさそうだった。
 そして、「警蹕」が響き、神事は終了に近づく。そして、いよいよ大神輿の巡幸が始まる。

 神輿は、御旅所にてお祓いが行われた後、若い衆により御旅所から出され、町内を進み始めた。神職の方が先頭に立ち、各家庭前でお祓いを行いながら進む。そして女性陣の先導がそれに続く。そして、その後に神輿、太鼓の順である。時に神輿は立ち止まり、頭の合図で大きく、そして激しく振られる。なかなか見ていて圧倒されるものがある。昨日お聞きした青年団の方のお話では、神輿が復活して5年とのことであったが、担ぎ手の息の合い方、太鼓の勇ましさ、女性陣の掛け声や導きなど、既に”こうあるべき”という受け継がれた伝統のようなものさえ感じた。みな本当に祭りを楽しんでいるようであった。

 この日は神輿の巡幸を撮影させていただいた後、向島を離れることにした。宮司様に御挨拶をさせていただきに、神社に戻ると、御神饌をお受けした。この神社のお祭りは毎年旧暦で行われているそうで、その日は来年は10月なのだそうだが、その時期に執り行うかどうかはまだ不明とのことであった。来年も年間の計画が立ったあたりで連絡をとらせていただくことにした。
 来年はぜひ、還幸祭の様子や、太田神楽団が奉納する、神楽の様子も撮影させていただきたいと考えている。

御旅所にて 御旅所にて 天気良し
御旅所にて

神輿は一晩御旅所で過ごした。
御旅所にて

本日が本番である。
天気良し

参道にて。
昨日は夕刻雨に降られたが、
本日はまったく問題なさそうだ。
参道にて 袢纏は一休み中 祭りの前
参道にて 袢纏は一休み中

ちょっと動いただけで汗が噴き出す天気。
この袢纏は一仕事終え、
休んでいるかのようだ。
祭りの前

まだ神事までは間があるが、
少しずつ人が集まってきた。
 
祭事の前に 祭事の前に 神事の始まり
祭事の前に

本日の舞手のお二人
祭事の前に

女性陣の集合写真を撮影させていただいた。
神事の始まり
神事にて 神事にて 舞の奉納
神事にて 神事にて
 
舞の奉納
舞の奉納 舞の奉納 舞の奉納
舞の奉納 舞の奉納 舞の奉納
 
拝殿前にて 拝殿前にて 御旅所にて
拝殿前にて

女性陣
拝殿前にて

女性陣
 
御旅所にて
御旅所にて 御旅所にて 御旅所にて
御旅所にて 御旅所にて 御旅所にて
 
神輿巡幸 神輿巡幸 神輿巡幸
神輿巡幸 神輿巡幸 神輿巡幸

この神輿の見せ場の一つ
 
神輿巡幸 神輿巡幸 神輿巡幸
神輿巡幸

所々で立ち止まり
神輿を激しく振る。
神輿巡幸

神輿行列の先頭は神職さん。
お祓いをしながら歩く。
 
神輿巡幸

続いて女性陣が神輿を導く。
神輿巡幸 神輿巡幸 神輿巡幸
神輿巡幸 神輿巡幸 神輿巡幸


尾道界隈をドライブ、そして散策

 少し遅い昼食を、向島のラーメンタケでとった。ラーメン定食を注文。ライスと小皿(サラダ)とラーメンのセットであるが...。味は...。その後、少し尾道、福山界隈をドライブの後、一旦港屋さんに戻った。神輿巡航についていく為に体力をかなり消耗し、大汗をかいてしまった。シャワーを浴び一息ついた後、少々早かったが、暖談さんに向かった。今日は山崎さん(オカミサン)の旦那さんも小生に会いに来て下さり、野球の話や、会社の話等のんびりとさせていただいた。
 この日は暖談さんで飲んだ後は、港屋(旬輪)さんはお休みなので、お酒は打ち停めとすることにして、海沿いを流してみることにした。
 夜景を撮影している方や、犬の散歩をさせている方など、色々な方とお話をすることができた。これもまた旅の楽しみであろうか。

ホテルにて 尾道夜景 尾道夜景
ホテルにて

向東八幡神社でいただいた、御神饌。
尾道夜景

海沿いを流す。
尾道夜景

夜風が大変気持ちがよかった。


9月15日

 この日は一日フリーである。大三島に渡り、大山祇神社に参拝し、13:00にレンタカーを返却する程度の大変アバウトな計画しかなかった。天気予報によれば、昼前からは雨になり、その後大雨とのことだ。
 昨日、暖談で向島の高見山から尾道を見渡してみるとよいと、教えてもらったので、雨が降り出す前に行ってみることにした。


高見山

 この日は早朝から行動を開始し7:00過ぎには高見山の頂上で風景を眺めていた。高見山は向島にある標高283mの山で、”晴れていれば”尾道市街だけでなく、瀬戸内を見渡せる。しかし、残念ながら曇っており、風景を楽しむとまではいかなかった。晴れた日にまた訪ねてみたいと思う。


大山祇神社

 8:10過ぎには大山祇神社に到着していた。歴史的な興味からいろいろと調べてみたいことはあるのであるが、天気の崩れが心配であったので、これもまた別の機会として今回は参拝のみとすることにした。来月カミさんと参拝の予定があるので好例の博物館見学は今回は見送った。(義経様、鶴姫様との対面を見送った。)


ドライブ、そして雨の尾道散策

 尾道方面に向い、しまなみ海道を走っていると、ぽつぽつと雨が降り出し、数分後には大雨となった。西から雨がきているので、東に向かえばいくらかはよいのではという浅い考えから福山の草戸稲荷を目指したが、到着のころには雨は強さは増し、カメラを取り出すこともせず、参拝のみとした。草戸稲荷は山肌に立った社殿に昇殿し、参拝できるのであるが、それもせず...。
 尾道に引き返し、市街に入ったころには傘は手放せないが雨は小降りとなっていた。11:40頃新尾道駅近くで給油し、少し早いが昼食をとることにした。昼食は新尾道駅近くの東珍康(とんちんかん)でとることにした。3台分程度しかない駐車スペースは満車で、近くの別の店の駐車場に停めることとなったが、まだ時間的に早かったせいと、悪天候のおかげでさほど混んではおらず、すぐに席につくことができた。シンプルにラーメンを注文。美味しくいただくことができた。だいたい尾道ラーメンの相場は450円であるが、この店は550円。近年の材料費高騰の為、料金の見直しを行ったとの張り紙があった。
 12:00、新尾道駅でレンタカーを返却した。走行距離は202.5Km今回はあまり走らなかったほうであろう。
 新尾道から尾道市街までバスで戻り、散策を開始した。この頃雨はポツポツ程度となってくれた。渡船に乗船したり、市街を流したりと、雨の尾道を散策しつつ写真を撮って歩いた。

高見山からの眺め 高見山山頂 大山祇神社にて
高見山からの眺め

この時点で雨は降っていないが...。
高見山山頂 大山祇神社にて

大山祇神社の楠
 
大山祇神社にて 雨の尾道 雨の尾道
大山祇神社にて

大山祇神社拝殿
 
雨の尾道

向島への渡船より撮影
雨の尾道

尾道駅
雨の尾道 雨の尾道 暖談さん
雨の尾道

駅前の渡船のり場より撮影
雨の尾道

林 芙美子像
暖談さん


夜の尾道

 夕方から暖談さんにお世話になった。この夜、晴れていれば夜景を撮影しようとカメラセットを持って外に出たのであるが、残念ながら夕方から雨足は強まってしまったので、のんびり飲み、のんびり食べることとした。来月カミサンと安芸、尾道を訪ねる際の計画を練ったり、お客さんと話したりと、楽しい時間を過ごすことができた。
 その後、港屋さんで、飲んでいると千秋さんが訪ねてきてくれた。この日はのんびりと飲むことができた。


9月16日

 7:00に目が覚めた。起きると自宅ではないので、会社に行かなくてよいということが分かるとなんとなく嬉しい。そして外を見る。晴れてくれている。


尾道散策

 旅の最終日は、千光寺山に登り、尾道に別れを告げることにしている。7:45頃港屋さんをチェックアウトし、尾道駅のコインロッカーに大荷物を預け、海沿いを流した。帰りのことを考えると、大汗をかくのも躊躇われたので、千光寺山への昇り下りはケーブルカーを使うことにした。ケーブルカーの始発は9:00なので、1時間以上余裕があったので、海沿いや小路の写真を撮りながら、ケーブルカー乗り場へと向かった。艮神社に参拝していると、ケーブルカーのチケットの窓口に観光客が並び始めたようだ。チケットを購入し、ケーブルカー乗り場へ向かった。
 晴れてくれたが、昨日までの雨の影響か、千光寺山から遠方をすっきりと見渡すとまではいかなかったが、尾道の風景をのんびりと見渡すことができた。見上げると空は高くなったような気がした。暑さは残っているが、尾道にももう秋が訪れているのであろう。
 千光寺山を下り、御袖天満宮に参拝後、商店街を流しつつ、自宅への土産物を購入して、尾道駅に向かった。

尾道駅 小路 千光寺へ
艮神社 夏の花 天寧寺 三重塔
千光寺山ケーブルカー ぼっと尾道 しまなみ海道
ぼっと尾道 千光寺山にて 御袖天満宮


帰路

 いつもであれば暖談さんで昼食を御馳走になってから、仙台に向かうのであるが、火曜日は定休日であるので、移動途中で昼食をとろうと考えた。山陽本線で三原に向かい、そこから広島空港まではバスで移動する。時間をみると尾道駅で11:00である。今から移動したとすると、三原でバスの発車まで約50分程度の待ち時間が発生する。その時間で昼食をとろうと考えた。
 三原にに着き、昼食をとろうと駅近くを探したが、丁度よい食べ物屋を見つけることができず、結局のところコンビニで水物をとったのみとなった。
 広島空港に着き、待ち時間があったので、軽食をとった後、待ち合いロビーに入った。少々時間があったのでANAのラウンジに立ち寄り、水分補給をする予定が、ビールに手をのばしてしまっていた。この日もかなり汗をかいてしまっていたのでことのほか...。
 天候が良かったせいかANA802便は順調に飛行した。途中佐渡島もきれいにみることができた。15:30頃、予定より10分ほど早く仙台空港に着陸した。預け荷物も案外早く受け取ることができ、アクセス鉄道への連結もよく、自宅には16:35頃到着することができた。


最後に

 昨年に引き続き、向八幡神社の祭りの様子を2日間にわたり撮影させていただくことができた。地元の皆さんに土地のお話を聞かせていただいたり、また地元の皆さんの元気な姿を撮影させていただいたりと、大変力付けられ、そして大変楽しい時間を過ごさせていただいた。ぜひ来年もスケジュールを合わせ、この祭りの時期に尾道に訪れたい。
 大変恥ずかしいのでではあるが、撮影させていただいた写真はこれから現像処理を行って、お届けしたいと考えている。
 旅行中、1日雨にあってしまったが、その分、雨の尾道を見て歩くことができた。また、雨のおかげといってよいと思うが、書店をはじめ、尾道の様々な店を覗く時間を多く持つことができ、尾道に関係する書籍を少し購入してきた。こちらも少し読んでみようと思う。
 来月のことであるが、カミさんと宮島の厳島神社参拝後、尾道を2日程旅する予定である。その時はもう暑さの心配はないであろうから、気ままに歩きまわるもよし、何かテーマを決めて歩くもよし。今この巡拝記をまとめているこの時点ですでに次の尾道を思い描いてしまっている。小生にとって尾道は何かひきつけるものがある地であることに間違いはないようだ。



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