2002.11.9
関東一の宮巡拝(町田発、電車での旅)
寒川神社、鶴岡八幡宮、氷川神社、氷川女体神社

 前日まで、神奈川に出張となった。打ち合わせが夜までかかり、業務終了後の帰仙は難しいことは判っていたので、ホテルも確保しておいた。
 予め立案しておいた、町田を起点としたいくつかある巡拝計画のうち、比較的近場を巡拝するコースを選択した。
 このコースの中にある、氷川女体神社は、神職の方がおられない場合が多いというお話を聞いていたので、予め電話にて参拝の旨をお話したところ、七五三の時期なので、神職の方は神社におられるが、できれば、14:00過ぎに訪ねてほしいとのことであったので、氷川女体神社に14:00頃到着できる計画で巡拝することとした。

寒川神社
 
町田のホテルを6:50にチェックアウトし、小田急線の本厚木行きに乗り込む。土曜日だからだろうか、噂に聞く 小田急線の通勤ラッシュもなく、座ることができた。厚木で相模線に乗り換える。
 厚木駅の相模線ホームは無人であった。そして相模線は単線、のんびり走って宮山に到着する。
 宮山駅から歩いて寒川神社を目指す。途中富士山がよく見える。本日は晴れ。大変すがすがしい朝である。約10分で寒川神社に到着する。
 8時少し前に寒川神社に着く。神職の方が一斉に掃除をされている。既に七五三の家族連れの参拝者が多く訪れていた。
 お参りをした後、境内におられた神職の方に御朱印はどこでいただけるかを訪ねると、神門横の受付にていただけるとのことだったので早速訪ねてみる。受付はご祈祷のための待合室を地下、一階、二階と備えた大変立派な建物であった。
 御朱印を頂いた後境内を散策していると、8時30分頃であろうか、太鼓の音が響き、神職の方が一斉に拝殿にお集まりになり、朝の祈祷が始まった。大勢の神職の方がお勤めにはげまれているようである。

鶴岡八幡宮
 
宮山駅にて、乗車証明をもらい(無人駅の為)、相模線に乗り茅ヶ崎駅で、東海道線に乗り換えて、大船まで移動する。大船からは横須賀線で鎌倉へ。
 鎌倉駅を出て少し歩くとすぐ参道にたどり着く。鶴岡八幡宮は何度となく訪れていたので迷うこともない。
 鶴岡八幡宮といえば、源実朝と、公暁のエピソードで有名な、銀杏の木が紅葉している(黄色く色付いている)のではないかと、少し期待したのであるが、若干早かったようである。
 境内は七五三の家族連れ、修学旅行生たちで賑わっていた。
 お参りを済ませ、御朱印をいただく。御朱印は、拝殿前の七五三受付の横で、専任の神職の方が対応してくださっていた。
 人があまりにも多く、また別の機会にのんびりお参りに訪れることにして、鶴岡八幡宮を後にした。

氷川神社
 
鎌倉駅に着いたのは10:40頃。仙台へは大宮から新幹線で帰ることを考えれば、地理的順番で氷川女体神社、氷川神社と巡拝すべきであるが、時間的に見て、氷川女体神社14:00を考慮した場合、氷川神社に先に参拝すべきと考えた。
 さて、どうやって氷川神社の最寄駅である大宮に向かうか。鎌倉駅で大宮までの切符を買い、改札を通ると、湘南新宿ライン宇都宮行きの文字。なんと鎌倉から大宮まで直通で行けてしまう。所要時間も短そうである。湘南新宿ラインを使い大宮に向かう ことにした。(過去何年か関東に住ん でいたことがあるが、その当時このような便利な電車はあっただろうか?)
 大宮に着くと、少々雲行きが怪しくなってきた。風も強い。大宮駅から細い商店街を抜けると氷川神社の長い参道がある。強い風に逆らいながら社殿を目指す。
 この神社も大変有名な神社の一つなので、七五三の参拝客で大変賑わっていた。
 人の壁をすり抜けながら早々にお参りをすませ、授与所で御朱印をいただき、大宮駅に引き返した。

氷川女体神社
 
氷川女体神社に着いたころには、天気がもち直し、青空がのぞきはじめた。
 
氷川女体神社は、住宅街の森の中に鎮座していた。鎮守の杜という表現がこの神社や、その風景を表すのに最もよい表現のような気がした。
 拝殿付近では、散歩の途中で寄ったのだろうか、一組の家族が散策していた。お参りを済ませ、拝殿横に建つ授与所に行く。
 授与所は開いており、早速御朱印をお願いすると、ご年配の男性が対応して下さった。
 御朱印をいただいた後、のんびりと境内を散策してみた。住宅街の中で、ここだけが時間が止まっているようであった。

 帰路は、氷川女体神社から、バスで、東浦和駅に向かい、武蔵野線、京浜東北線を乗り継ぎ、大宮に戻り、新幹線にて仙台へ。
 仙台に着くと天気は雪混じりの雨となっていた。
 今回の参拝は、天気はなんとかもち、予定していた神社へ参拝することができたが、七五三の時期に重なってしまった為に、のんびりと境内を散策とまではいかない神社があったのが、少し残念であった。
 
 
 


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