2008.3.14〜2007.3.16
佐渡へ
度津神社、(新潟県護國神社)、(白山神社)

 
はじめに

 あれほど胃を痛めつけてきたプロジェクトが収束しようとしている。たまりにたまった年休や代休も消化したいところであるが、残務整理が残されているので、確実に休みを確保できるかは不明な状況。
 しかし、このところ陽気が大変よく、小生の風来坊癖も抑えることはできなくなっていた。3月10日(代休)の午前中、ぼっとパソコンでインターネット上の情報を眺め、休暇を取得しなくても旅ができる作戦を検討していると、3月14日(金)から仙台-新潟の高速バス深夜便が増設されるとの情報を見つけた。まだ空席もあるようだ。急遽佐渡行きを決意し、佐渡での宿泊先と、移動手段を確定した。
 今回の旅の計画は下記の通り。

 3月14日 終業後、一旦自宅に戻り、深夜バスで新潟へ移動。(この日は定時帰宅が望ましい)
 3月15日 9:20分の新潟港発両津行のフェリー2番船で佐渡へ移動し、レンタカーにて佐渡一宮度津神社参拝と観光。
       (新潟駅へのバスの到着予定時刻は5:25なので6:00発フェリー1番船には間に合わないであろうという予想)。
 3月16日 9:20発の両津港発のフェリーで新潟へ向かい、新潟市内の神社参拝。そして17:10新潟駅発の高速バスで帰仙。 

 旅程立案後、幸い最近出張がなく、仙台に居ることができたので会社を退けてから旅の支度をする準備を行う余裕があった。後は、高速バスを長時間利用するので、体調は整えておきたいところだ。 


3月14日

 新潟行きのバスは仙台駅東口のバスターミナルを23:20に出発するので、この日は定時で会社を引け、余裕をもって旅に出る予定であったが、結局のところ20:00頃まで仕事をすることとなった。しかし、こういう事態は予測されており、前日まで旅の支度はほぼ完了していたので、あわてることもなかった。と、言っても、今回の旅はカメラ機材と、御朱印帳程度のものしか準備するものはなかったのであるが...。
 この日の仙台の天気は午後から雨となった。旅先の天気が気になるところではあるが、天気予報では天気は悪くはなさそうだ。
 仙台駅まではカミさんに車で送ってもらい、予定通り新潟行きの深夜バスに乗り込んだ。


3月15日

佐渡島が見えてきた 予定より早く深夜バスは新潟駅に到着した。5:25着の予定であったが、5:00過ぎには到着したのである。駅前で開いている店を探して、朝食をとることを考えていたのであるが、フェリーターミナルに直接向ってみることにした。もしかすると6:00発の佐渡行きの1番船に乗船できるのではないかと考えたのである。
 タクシーを使うのも躊躇われ、かといってこの時間であるのでバスも走っていないであろう。港まで歩いてみることにした。まだ周りは暗く、土地勘もない、またけっして新潟は道路案内が行き届いているほうではないほうだと思う。かなり不安になりながらトボトボとフェリーターミナルを目指した。
 5:30頃、無事フェリーターミナルに着くことができた。さっそく券売機で佐渡行きのフェリー2等の切符を購入し、乗員名簿に必要事項を記入していると、改札が開始された。バスが早く到着してくれたおかげで、1本早いフェリーに乗ることができた。
 フェリーは「おおさど丸」というなんとも漁船のような名前のフェリーで、それなりに乗客もいるようである。軽食の設備も備えられているらしいのであるが、朝早い便では営業していないとのこと。売店でスナック菓子と缶コーヒーを買い、これが朝食となった。
 小説「蝉しぐれ」を読み時間をつぶしているうちに、少しうたた寝をしてしまったようだ。ふと目を覚まし、甲板に出てみると島が見えた。乗員の方に聞いてみると佐渡島だそうだ。いっぺんに眠気がとんだようだ。
 フェリーは定刻通り8:30に両津港に到着した。一本早い便で到着したのであるが、少々問題が。佐渡島での足としてレンタカーを予約していたのであるが、13:00からとしていたのである。まずは交渉しようと思い、両津市街のマツダレンタカーを訪ねてみると、車両は既に準備できているので、問題ないとのことで、9:00に車を借り受けることができた。



トキの森公園、佐渡トキ保護センター

朱鷺 佐渡への旅の目的は度津神社への参拝であるが、この神社はフェリーが到着した両津港からだいぶ離れている。時間的に早く行動を開始できたこともあったので、色々と寄り道しながら度津神社を目指すことにした。
 まず、トキの森公園内にある、佐渡トキ保護センターを訪ねてみた。
 しかし、佐渡トキ保護センターは、現在改装工事中で、3月19日にリニューアルオープンとのことだった。もう1週間遅ければ見学もできたのであるが。しかし、トキの観察はさせていただくことができた。
 トキを眺めていると、センターの方が説明の入ったパネルをもって、声をかけて下さった。センターの見学はできないので、せめて説明をさせていただこうと思ったとのこと。大変ありがたかった。
 この時期、トキは繁殖期とのことで、活発に飛び回っていると説明して下さった。
 写真は、小生が撮影したトキである。
 (遠く離れたところからの撮影であるので...)



度津神社

 最寄港は小木港なので、両津港に比べればこちらのほうが断然近いのであるが、今回の旅では新潟からのフェリーを使用することで計画を立てていたので、両津を起点とせざるおえなかった。
 不思議なことであるが、度津神社は観光情報誌や、インターネットで、あまり紹介されていない。もちろん、皆無ではないが。かく言う小生も「神社巡り」という旅の目的がなかったならば、わざわざ訪ねることはなかったかもしれない。佐渡の中心部から離れた場所に鎮座しているからであろうか。
 さて、いろいろと寄り道をしながら、度津神社を目指し、到着したのは11:50頃となった。
 羽茂川にかかった橋の向こうに鳥居が見えた。その鳥居には一宮と掲げられている。神社名ではなく、「一宮」と掲げられているところが面白い。
 まずは拝殿に進み、参拝させていただいた後、境内をカメラをもって散策させていただいた。
 見学はしなかったが、境内には佐渡市立植物園が併設されていた。
 社務所を訪ねると、年配の神職の方がおられ、御朱印の対応をして下さった。この日、福島からの参拝者がおられたとのお話だった。

度津神社へ  度津神社境内にて  度津神社拝殿 
度津神社へ

羽茂側にかかった橋の向こうに、
度津神社の鳥居が見えてきた。
度津神社境内にて

曇りという天候のせいかもしれないが、
境内は昼間でも薄暗い。
たくさんの木々に覆われており、
大変おちついている。
度津神社拝殿

石段を登り、神門をくぐると、
度津神社の拝殿前に出る。
神門  御朱印をいただく  度津神社鳥居 
神門

20段程度の石段をのぼると、神門が建つ。
御朱印をいただく

鳥居をくぐり、神門に向かい、
左手の社務所にて、
御朱印をいただいた。
鳥居

鳥居には一宮と掲げられている。


佐渡島をドライブ

 度津神社に参拝し、御朱印をいただくことができたので、この旅の一番の目的を達することができた。
 あとは時間の許す限り島内を走り回ってみようと思った。コースは、一旦宿泊地となる両津に戻り、そこから北上し、佐渡の最北端の大野亀を目指してみることにした。
 途中、両津港では土産物屋で佐渡の土産物を購入。
 のんびりと気に入った風景を探しながらのドライブとなった。
 撮影した写真を少し掲載する。ただし、佐渡到着後、度津神社までの移動の間に撮影したものも含んでいる。あしからず。

散策開始 白山神社 石臼塚能舞台
散策開始

佐渡に着き、一番はじめに目に入ったもの...
いかや、魚の開きは店先に
干されている。
白山神社

度津神社に向かう途中、
ちょっと寄り道。
拝殿の横には能舞台が。(右参照)
石臼塚能舞台

佐渡では、所々で
このような能舞台を見ることができた。
弁天岩  倉谷の大わらじ  両津港にて 
弁天岩

天候は曇り...
どんよりとした日本海の風景
倉谷の大わらじ

あるとき、盗賊が、
この部落に入ろうとしたが、
この大わらじを見て、
「こんな大わらじをはく大男が
いてはかなわない」と、
逃走したといわれているそうだ。
疫病や、悪人よけの
一種の道祖神である。
両津港にて

両津港で、
土産物屋を覗く。
竹細工などの土産ものを購入。
弾埼灯台  二ツ亀にて  二ツ亀 
弾埼灯台

佐渡島最北端にある灯台である。
映画「喜びも悲しみも幾年月」の
舞台となったとのこと。
二ツ亀にて

主要都市と言ってよいか?
への方角と距離が記されている。
二ツ亀

「かめ」というのは、
神聖な岩という意味とのこと。
潮の満ち引きにより、離島となったり、
陸続きになったりするようだ。
夏季には放牧の群れを見る
ことができるとのこと。
大野亀  大亀にて  両津橋の彫刻 
大野亀

佐渡島最北端の地である。
上ることが可能なようであったが、
夕暮れが近いため断念。
大亀にて

夕暮れが近づき、
海の藍がますます色濃くなる。

両津橋の彫刻

両津市街に戻る。
両津橋には2体の人魚の彫刻がある。
両津橋の彫刻2  御嶽山神社  佐渡の夕ぐれ 
両津橋の彫刻2

夕日を浴びる両津橋の彫刻いさりび。


御嶽山神社

旅館に戻る途中、
面白い神社を発見した。
どう見ても民家にしか見えない。
佐渡の夕ぐれ

佐渡の地に夜が近づいてきた。
加茂湖に陽が落ちていく。



佐渡の夜

 レンタカーを返却したのは、17:00少し前となった。総走行距離は193.5Kmであった。お店の方が両津港まで送ってくれると申し出てくださったが、少しぶらついてみたかったというのと、今晩の夕食をとる店を探しておきたかったので、歩いて今晩の宿となる金沢屋旅館を目指すことにした。
 30分程ぶらつき、金沢屋旅館に到着した。
 ホテルではなく、旅館であることがポイントなのである。引き戸を開けると、宿のおばちゃんが対応してくださった。少々お待ち下さいと言い、席をはずされ、数分後、部屋に案内された。今お湯をお持ちしますと、また数分。お湯の入ったポットを持って来てくださった。いろいろと宿の説明を聞く。風呂は22:30頃、朝食は7:30にお願いした。特に門限はないとのことであった。また、オフシーズンだからであろうか、本日の宿泊客は小生のみのようだ。
 熱い茶をいただいた後、少し旅館の中を歩きまわってみた。大変古い旅館で、掛け軸や置物など様々な珍しい古いものが展示してあった。

金沢屋旅館 部屋の様子 夜のまちへ
金沢屋旅館

佐渡での宿泊先となる金沢屋旅館。
部屋の様子

小生の宿泊した部屋の様子である。
夜の街へ

金沢屋旅館の看板に明かりが灯った。
小生はこれから夜のまちへ。


 18:00頃、玄関近くにいた宿の女性に声をかけ、夕食をとるために旅館を出た。
 少々寒くなってきた。春近しとは言えまだ夜になれば冷え込むようだ。 
 ちょうど両津の市街地では両津のおひなさま・お宝めぐりというイベントが行われていた。商店のショウウインドウの中にはひな飾りや、お宝などが並べられ、公開されているのである。店を閉め始める時間帯であったのであるが、それを眺めながら少し街を散策した。

両津の商店街 両津のおひなさま・お宝めぐり 市松人形
両津の商店街

さほど遅い時間ではなかったが、
店のシャッターが閉まり始めていた。
両津のおひなさま・お宝めぐり

ちょうどイベントの時期であった。
さまざまな雛人形を見ることができた。
市松人形

雛人形のならぶ中、
このような素朴な人形も飾られていた。

 
 この日は、昼間自動車でお世話になったマツダレンタカー両津店に近い、「しらゆき」さんにお世話になった。
 いただいたのは、「かすべ」焼き、沖汁、もつ煮込み、そして中生2杯と熱燗をお銚子で1本である。
 ちなみに「かすべ」とはエイの一種だそうで、今回の旅では焼いていただいた。軟骨もこりこりと大変おいしくいただいた。
 
 店を出、かなり冷え込んできているが、少し街を流してみる。宿に向かう前に、ついラーメン屋ののれんをくぐってしまった。みそラーメン(バタートッピング)を注文し、完食。完全にカロリーオーバーであるのは間違いない。

 港街を流しながら、少々さみしいと思った。まださほど遅い時間でもないのに人通りがほとんどない。オフシーズンだからかもしれないが...。

 旅館に戻ると睡魔が襲ってきた。深夜バスでの移動、フェリーでの移動、そして車での移動とこの日はずいぶん移動に時間を費やしている。風呂をお願いした時間までまだ間があるので、携帯電話のアラームを風呂の時間の22:30と、明日朝の朝食に合わせた7:00にセットし、布団に横になるとあっという間に眠りに落ちてしまったようだ。
 セットしたアラームで起こされ、浴衣姿で風呂に向かう。ちょうどよい湯加減である。風呂も広い。ホテルでは味わうことのできない贅沢をさせていただいている気になった。
 風呂からあがり、テレビでニュース等を見ているうちに、また眠りに落ちてしまったようだ。(不思議とテレビは消して寝たようだ。)


3月16日

金沢屋旅館の朝食 6:00にアラームを待たずに目を覚ます。寒い。冬用の掛け布団が2枚かかっていた意味がわかった。温度計を見ると8℃。温風ヒーターの電源を入れた。
 7:30になったので、食堂と書いてある大広間に行くと、朝食が準備してあった。机には小生の分のみが準備されている。やはり宿泊客は小生一人だったようだ。
 おひつが用意されており、海の幸が中心である。
 出張続きでずっとビジネスホテルの生活が続いていたので、こういう形の朝食がとても嬉しかった。
 正座をし、背筋を伸ばしいただいた。ついつい家で食べる朝食より多く食してしまった。

 8:00、宿のおばちゃんにお礼を述べ出発である。「今日は天気がよく、春らしい天気になりそうです。」とのこと。佐渡での時間はあまり残されていないが、港のまわりを少し散策してフェリーターミナルに向かった。
 両津港フェリーターミナルで新潟行きのチケットを購入し、乗船名簿を記入し、9:20発の「こがね丸」に乗り込んだ。
 天気が大変よく、海も荒れておらず、遠く離れる佐渡を眺めながらの船旅であった。

天気は上々  さらば佐渡島  ジェットホイル 
天気は上々

言うことのない天気である。
夜はまだ寒いがもう春は近くまできている。
さらば佐渡島

フェリーより撮影
入港の時に出迎えてくれた、おけさ灯台に
別れを告げる。
ジェットホイル

途中ジェットホイルに抜かれた。
急ぐ旅ではないので、のんびり行くさ。


 定刻通り11:50に新潟港にフェリーは到着した。まずは歩いて新潟駅に向かった。不要な荷物をコインロッカーに預け、カメラと御朱印帳程度の軽装で新潟の神社巡りをしたかった。
 30分ほど歩いて、新潟駅に到着。まず仙台へ帰る際に利用する高速バスの乗り場をチェックし、コインロッカーへ。この新潟近辺の地域でもSUICAが使えるらしい。コインロッカーの清算をSUICAで行うことができた。
 昼食は駅内の「ちゃぶぜん」へ。唐揚げ定食を注文すると、店員さんが何か問うたようだったのであるが、聞き取れず、とりあえず「はい」と答えると、出てきたごはんが大盛りになっていた。
 朝食をしっかりとったので、あまり腹は空いていなかったのであるが、完食した。


新潟県護國神社

 昼食後、少々曇ってきたのが心配であったが、考えても仕方がないので、行動を起こすことにした。
 まず、13:00発の越後線上りに乗った。電車に乗ると、運転士さんが、ホームにいた子供が振った手に応え、手を振り返していた。大変暖かく感じた。
 電車の旅は数分である。1駅目の白山駅で下車し、新潟県護國神社を目指した。
 歩いている方角は間違っていないのであるが、なかなか神社が視界に入ってこない。途中道を聞き、なんとか到着することができた。
 裏手から境内に入ることになった。
 新潟県護國神社の境内は大変広い。白い鳥居の奥に緑の空間が広がっており、その向こうに拝殿が見えた。拝殿前に進み、お参りさせていただいた後、拝殿横の授与所を訪ね、おられた女性に御朱印をお願いすると社務所でとのことで、社務所の位置を教えて下さった。
 この女性に、仙台からお参りに来ている旨を告げ、新潟の土産物を相談してみると、「お米...」という返事が。「さすがにお米は持って帰れません。」とお互い笑い、挨拶をし、社務所を目指した。
 社務所では若い神職の方が御朱印の対応をして下さった。
 「こちらの半紙に書いてあるもので?」と小生が御朱印帳を持っていないと思われたのであろう。「こちらにお願いします。」と御朱印帳を差し出すと丁寧に対応して下さった。

新潟県護國神社境内にて  新潟県護國神社拝殿  境内の様子 
新潟県護國神社境内にて

白い鳥居より拝殿を望む。
新潟県護國神社拝殿

鳥居からは
拝殿にむかってまっすぐに、
石畳の参道が伸びる。
境内の様子

参拝時、ちょうど自動車のお祓いが
行われていた。


白山神社


 護國神社を後にし、南に向かって約20分ほど歩いたであろうか、白山公園に辿りついた。この公園には白山神社が鎮座している。
 以前、白山に登山し、白山比刀iしらやまひめ)神社の奥宮に参拝させていただいたこともあって、同じ白山比刀iしらやまひめ)大神を主神としているとのことであったので、ぜひとも参拝しておきたかったのである。
 この日は仏滅で、決してよい日ではないと思うのであるが、参拝客が多く訪れており、自動車のお祓いを受ける参拝者が特に多いようであった。拝殿のすぐ前にお祓いを受ける車両が並べられるので、なかなか社殿を写すタイミングがとれず、苦労した。
 拝殿にて参拝を終え、社務所に御朱印をお願いすると、その間、神社の女性がしばし雑談に付き合って下さった。ここでも、新潟の土産物を聞いてみると、やはり、「お米...」とのことで、先ほども同じような回答をされたと伝えると、それが可笑しく、お互いに笑ってしまった。
 境内では、梅の花が咲いており、花をめでる人もずいぶん出ており、屋台も並んでいた。少し境内を散策させていただき、白山神社を後にした。

白山神社の鳥居 梅の花 参道
白山神社の鳥居

白山公園の入り口には
白山神社の鳥居がある。
梅の花

見物客も多く、
屋台も出ていた。
参道

梅の花を見物し、その足でお参りを、
という参拝客も多いようだ。
白山神社拝殿 白山神社拝殿内 隋神門
白山神社拝殿

自動車のお祓いが多く、
なかなか拝殿全景を撮影するのが
難しい状況だった。
確かこの日は仏滅...
白山神社拝殿内

神明照覧と掲げられている。
隋神門

参道を進むと、
重厚な造りの隋神門があり、その奥に
本殿と社務所がある。


帰路


 白山神社を後にし、鳥居前の商店街を歩いてみた。あまり人出はなく、横目に店をみながら流す。バス通りの広い道に出ると、新潟駅行きのバスも走っており、もう迷うことはない。道なりに新潟駅に向かって歩いた。天気予報では雨となるようであったが、なんとか天気はもってくれたようだ。
 15:30、新潟駅につき、さすがにお勧めのお米を買うことはしなかったが、菓子おりを土産に買い足しした。帰路乗車予定のバスは仙台に21:00過ぎに着く予定なので、少々早いが腹ごしらえをすることにした。昼食をとった、「ちゃぶぜん」で、早い夕食とした。
 早い時間なので、少々躊躇ったが、お酒を少しいただくことにした。はじめにビール、そして日本酒「きりん山」をもっきりで、つまみはお通しのかずのこ、そして、やっこ、アジフライを注文した。
 「ちゃぶぜん」を出ると、まだ時間がある。少々歩いたからか、お腹にも少し、余裕がある。かるく駅ぞば(月見そば)を食す。こちらは可もなく、不可もなく。その後駅ビルの書店に立ち寄り、小説を購入し、バスプールに向かった。
 17:10バスは定刻通りに出発した。バスに乗り込むと同時に雨が落ちてきた。天気予報通りというところであろうか。散策中は、傘のお世話になることもなく、暖かくなってきた新潟の地を歩くことができたのは幸運であった。
 バスは少々早く仙台駅に到着した。21:30に自宅に着くことができた。


最後に

 今回の旅は突然思い立ち行動を起こした為、下調べや準備はほとんどせず、行き当たりばったりの旅となってしまった。それ故、佐渡では無駄な時間も多かったかもしれない。しかし、佐渡の空気に直にふれ、この地方を見てあるくことができた。これが一番の収穫であったと思っている。
 この旅を終えた段階でまだ参拝していない一宮は9社となった。これらの神社をお参りする際も、あまり予定にとらわれることなく、あせらずにのんびり参拝したいと考えている。






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