2008.2.14〜2008.2.18
瀬戸内紀行
とある神社、とある神社近くのとある神社、石上布都魂神社、(草戸稲荷神社)、大山祇神社、(御袖天満宮)

 
はじめに

 2月の節分が過ぎ、中旬となったこの時期、中国地方のとある神社さんにお参りすることになっている。御祈祷を受け、新しいお札をおわけいただき、そして雑談に付きあっていただく。
 年始のお参りとしては遅いのであるが、1月は正月、どんと祭と、小生にはイベントが多く、あわただしく過ぎ、動けるようになるのはこの時期になってしまうのである。
 この時期はいつも福岡でオートサロンという自動車関係のイベントが開催されている。丁度今年の参拝の次期も開催期間にあたっていたので、こちらの見学も旅程に組み入れることにした。


2月14日

 昨年6月末からの出張生活は終盤にさしかかっているとは言え、過酷な状況は変わってはいないが、予めこの時期は休むことは告げており、取得するのが休日出勤分の代休であることから状況がどうあれ、休暇を主張することはさほど難しいことではなかった。
 20:00過ぎ、きりがよかった訳ではないが、無理やり業務を終らせ、出張先から、羽田のホテルを目指した。横浜線、根岸線を乗り継いで横浜駅に移動し、京浜急行を使って、この日の宿泊地となる羽田のホテル(東横イン羽田大鳥居新館)に到着したのは21:20頃となった。横浜から蒲田までは特快を使用することができ、蒲田での羽田線への乗り継ぎもスムーズに行えたので、思ったよりも早く到着することができた。明日の朝の便が早いので大変助る。
 この日は翌日から休むからという訳ではかったのであるが、忙しく、朝から何も口にしておらず、かなりの空腹状態。荷物を部屋に置き、夕食をとるためにすぐに外に出た。
 まだ時間が早いのでホテル近くの食べ物屋もまだ営業している。この日は以前にも立ち寄ったことのある、正道さんで、みそラーメンに海苔をトッピングしてもらい、ライス、そしてビールをいただいた。
 お腹を満たし、ホテルに戻ったのは22:10。いつもであればまだ業務中の時間である。
 モーニングコールを4:30、携帯電話のアラームを4:15にセットし、まだ時間的には早いが、すぐに眠ることにした。


2月15日

 4:30起床。まだ外は暗い。5:00にホテルがサービスしてくれている空港までの送迎バスに乗り込み、羽田空港には5:15頃到着した。電光掲示板を見ると登場手続きは5:40からとあったが、チェックイン機は5:20から使用することができたので直ぐにチェックインした。
 搭乗予定のANA981福岡便(6:25発)は、羽田初の1番便であった。
 機内で席につくと日ごろの疲れか、朝が早かったせいか直ぐに寝てしまったようだ。気づいた時には機は着陸態勢に入っていた。
 福岡空港で預け荷物を受け取り、地下鉄に乗ったのは8:45頃。まず博多駅に向い、博多駅のコインロッカーに大荷物を預け、再度地下鉄に乗り込む。


福岡オートサロン(福岡 Yahoo!JAPAN ドーム)

 唐人町駅で地下鉄を降り、看板にそって歩くと福岡ドームが見えてきた。会場到着は9:30少し前、10:00開場のはずであるが観客は少ない。本当に開催されるのかが少々不安になった。9:40頃、主催者の配慮か、会場内へ入ることができた。9:50開会のセレモニーが行われた後、見学となった。
 今年1月、友人と東京オートサロンを見学してしまっていたせいか、規模が小さく感じられ、1時間もかからずにひと回りしてしまった状況であったが、色々な自動車を見ることができ、楽しむことができた。
 見学時間は約2時間。12時過ぎに、会場を後にして博多駅に向かった。
Yahoo! JAPAN DOME 福岡オートサロンの様子 一番のお気に入り
Yahoo! JAPAN DOME

福岡オートサロンの会場
Yahoo! JAPAN DOME、
福岡には何度か訪れているが
ここに来たのは初めて。
福岡オートサロンの様子

見学日が平日だったせいか
観客は少なかった。
おかげでのんびり
自動車を眺めることができた。
一番のお気に入り

ダイハツ コペンのチューニングカー
ガルウイングドアである。
こういう車の展示があるので
このイベントは見ていてあきない。



博多から尾道へ

 福岡での目的はオートサロン見学のみで、これを完了したならば、尾道に向かう予定であっので、博多駅で尾道までの切符を購入した。博多から広島まではのぞみの指定席、広島から三原まではこだまの自由席、そして三原から尾道までは在来線を利用することにした。
 のぞみは14:28発で、それまでには間があったので、昼食をとることにした。博多の地下街の○馬で、とんこつチャーシュー麺と、餃子、ライスを注文。味は今一であった。


尾道にて

 尾道でお世話になるホテル、α1尾道へのチェックインは16:40となった。荷物を部屋に押し込み17:00過ぎ、尾道の拠点となるお好み焼き、鉄板焼きの暖談さんへ向かった。
 のんびりと飲み、食べ、そして山崎さん(おかみさん)と、近況等をおしゃべりさせていただいた。少々残念であったのは、尾道の友人千秋さんが出張でこの週末は尾道を離れており、会うことができないことで...。であるが、変わりないとのことだったので次回の再会を楽しみにすることにした。
 この日は次の日も早いので21:00頃には切り上げ、ホテルに戻った。


2月16日

 6:00に起き、朝食をとることのできる7:00まで身支度をし、ニュースを見ながら過ごす。
 バイキング形式の朝食をとった後に、フロントに顔を出す。昨晩清算ミスがあったとの電話を受けていたからである。若干の返金が出るとのことだった。
 7:30、尾道駅からバスで新尾道駅を目指した。この日から2日間レンタカーを借用するのであるが、その”マツダレンタカー”は新尾道駅にある。到着は7:45で、開店は8:00とあったので、駅内で時間をつぶした。


とある神社

 今回のレンタカー、マツダデミオにはETCが搭載されていなかった。こんな事情もあり、少々せこい話ではあるが、今回の旅ではできる限り下道を使って移動してみることにした。そのせいもあって、とある神社さんへの到着は10:40頃と、遅い時間の到着となった。
 まずは拝殿に向い参拝させていただいた後に、社務所兼授与所に顔を出す。手土産を渡し、御祈祷のお願いをする。
 待つこと10分程度で拝殿に通され御祈祷を行っていただいた。これで今年も一年乗り切れるであろう。
 御祈祷を終え、再度授与所へ。いつも応対いただく女性と雑談などをしながら、授与品をおわけいただいた。やっと新しいものに交換ができた。
 その後しばし境内を散策し写真を撮らせていただく。まだ梅には早く、また天気もいま一つなのが残念。最後に授与所に顔を出し、暖かくなった頃またお参りさせていただきます。と話し、とある神社を後にした。 今回はお山へも登らず。また次の機会に散策させていただくことにしよう。

とある神社にて 少々肌寒い 桜はいつか
とある神社にて

家内安全の御祈祷をお願いした。
少々肌寒い

晴れてはいたが、快晴とまではいかず...
少々肌寒い天気であった。

桜はいつか

桜の花が咲くのはいつ頃だろうか?
なかなか桜の満開の時期に
お参りできないのが残念。


とある神社近くのとある神社

とある神社近くのとある神社 とある神社の近くのとある神社にもお参りしておこうと思った。この神社は社殿の改装工事が行われていて、そろそろ完了しているのではないかと...。車を数分走らせて移動すると、まだ工事用のテントに覆われている社殿が見えてきた。
 まずは工事中の拝殿前に進み、参拝せていただき、授与所におられた女性に状況をお伺いすると、
 「すみません、まだ工事中です...」
 「9月に完了する予定です。この予定は確かなようで..」
 と教えて下さった。小生は仙台から参拝させていただいたので少々残念でしたが、またその頃お参りさせていただくと伝えると、
 「今度こられる時に、こちらへお問い合わせいただければ..」
 と、社務所の連絡先の入った授与品を入れる袋を手渡して下さった。お気使いいただき大変ありがたかった。
 拝殿前を後にし、参道の石段を下り、車を停めた駐車場前の土産物屋で仙台への土産を物色した。こちらに来た時の品はいつも決まっているので、選択にさほど時間はかからず、さっと買い物を済ませて車に乗り込んだ



石上布都魂神社

石上布都魂神社 車を北上させ、石上布都魂神社を目指す。この神社の宮司様は大変気さくな方で、いつも楽しいお話をしてくださる。そして、小生の近況や、愚痴をよく聞いて下さる、小生にとっては遠く離れた師のような方である。
 この神社は決してわかり易い場所に鎮座しているわけではないので、慎重に車を走らせた。とは言え、何度か参拝させていただいているので、今回は迷わずにたどり着くことができた。そう言えば、初めて訪ねた時は道に迷い案外苦労したことが思い出された。
 参道近くの駐車スペースに車を停め、山道を歩くこと数分で拝殿前に到着した。この日は宮司様はつめておられないようだ。拝殿に向かい参拝させていただいた後、この日は奥宮への参拝はせず、宮司様のご自宅を訪ねてみることにした。
 宮司様のご自宅は神社から車で10分とかからないところにある。呼び鈴を鳴らしてみたが、残念ながら御留守なようだ。仙台からの土産物と、車の中で、ミミズのはったような字でまた参拝させていただく旨の書置をしたため、ポストの中へ。
 Ps.
 後日、宮司様よりお便りが届いた。ご自宅にもおられなかったので、体調を崩されていたのではないかと心配していたのであるが、お元気なようでほっとした。次回また参拝させていただくことにしよう。


 ここまでで、この日の予定はすべて完了した。日はまだ高いが、予定を押し込むのは性分ではないので、車をのんびり走らせて尾道に向かうことにした。


草戸稲荷神社

草戸稲荷神社 途中休み休み車を走らせ、福山に入った。
 尾道への帰り道に草戸稲荷神社が鎮座していることに気付いた。せっかくなので参拝していこうと考えた。
 以前参拝させていただいているのではあるが...。
 草戸稲荷神社への到着は16:00頃となった。参拝時間が遅くなってしまったためか、神社の皆さんももう社務所に集まられている様子であった。草戸稲荷神社の本殿は面白い構造をしていて、山の傾斜面に建物を突き出したような作りをしていて、本殿に昇殿参拝させていただくことが可能なのであるが、案内書きを見ると、16:00までとのことであったので、昇殿参拝はせず、拝殿前にて参拝のみさせていただくことにした。



そして尾道

 尾道市街に入り、ホテルへの到着は17:00頃となった。
 荷物を整理てみると、とある神社様でおわけいただいた、お神酒や授与品、土産物等、来た時に比べて持ち帰るべき荷物が膨れ上がってしまっていた。
 差し支えのないものは、梱包し、宅急便で自宅に送ってしまうこととした。(お神酒等も飛行機への持ち込みは面倒かもしれないので。)

 梱包した荷物を抱え、夕暮れの尾道の街へ。途中コンビニで荷物を発送した後に、暖談さんへ向かった。
 店に入ると、山崎さん(おかみさん)のだんなさんもおられ、楽しい話をしながらこの日も飲むことができた。


2月17日

 6:30起床。正確には5:00頃から目は覚めていた。不思議と昨日のお酒は残っていない。旅先ではよく"はめ"を外して飲むことがあるのであるが、不思議とお酒が残っていた記憶がない。体調もすこぶるよいし、窓の外を見ると天気も良さそうだ。7:00朝食をとり、7:30に行動を開始した。
 この日は義経様と鶴姫様に会いに行く予定である。


大山祇神社

 しまなみ海道を車を走らせ、大山祇神社への到着は8:20頃となった。境内に入ると、いつものように神職、神社の皆さんが朝の清掃をなされている。すれ違う皆さんにおはようございますと挨拶をしながら拝殿前に進み、参拝をさせていただく。参拝後写真を撮影しながら境内を散策させていただいていると、神社の皆さんの様子がいつもと少し異なっているようだ。尋ねてみると、この日は五穀豊穣を祈念するお祭りの日とのことであった。
 お断りを入れ、舞の奉納等の神事の様子を撮影させていただいた。
 神事の後に、舞をまっておられた神社の女性の方にお話をお聞きすることができたのであるが、舞は練習をつまれているようで、年に3回程東京から舞の「先生」が教えに来て下さるとのことであった。

大山祇神社にて  大山祇神社にて  大山祇神社にて 
大山祇神社にて  大山祇神社にて  大山祇神社にて 
大山祇神社にて  大山祇神社にて  大山祇神社にて 
大山祇神社にて  大山祇神社にて  大山祇神社にて 
大山祇神社にて  大山祇神社にて  大山祇神社にて 


義経様、鶴姫様

 大山祇神社宝物館へ向かった。
 いつもであるが、小生がこの宝物館に訪れる際には他の客はおらず、義経様、鶴姫様とじっくりと対面を果たすことができる。
 今回の旅の目的の一つには、このお二人をはじめとする名だたる人物と対面して近況を報告し、さらなる活力を分けていただくことにあった。
 前回訪れた際には、精神的、肉体的にもかなり落ち込んだ状態での対面となったが、今回は全てが落ち着いた訳ではないが、それなりの収束が見られていた為、胸をはって、まずまず晴れやかな気持ちで対面を果たすことができた。今回も見学者は小生しかおらず、のんびりと見学することができた。
 宝物館の見学後、宮浦港桟橋に向かう。ここからは宮浦港を見つめ続ける鶴姫像を遠方に見ることができる。しばしここでも鶴姫様と対面し、尾道市街に戻ることにした。


尾道散策

 しまなみ海道を尾道に向かって引き返す。
 12:00頃尾道市街に入った。レンタカーの返却予定はこの日の17:00であったが、尾道散策にレンタカーは不要であるので、ガソリンを給油後、かなり早いがレンタカーを返却してしまうことにした。ガソリンスタンドを探して給油し、レンタカーを返却前に新尾道駅近くの尾道ラーメン起八さんで、マーボ丼セットを注文。マーボ丼に尾道ラーメンが付くというもので満腹であった。外は雪がちらつき、少々寒かったのであるが、汗もかいた。
 新尾道駅でレンタカーを返却した後、新尾道駅の観光協会の出店を覗く。尾道の地図をいただき、これからの散策の作戦をたてた。
 まず、西國寺に行ってみることにした。この寺の山門には大小の草鞋がかけてあるという話である。これまで何度となく尾道を訪ねているのであるが、この寺には行っていなかった。西國寺に到着する頃には、ちらついていた雪もやみ、散歩日和となっていた。草鞋のかけられている山門をくぐり、境内を進む。想像していた以上に立派な寺であった。その後、御袖天満宮、千光寺と散策を続けた。
 いつもであれば、ケーブルカーを利用して千光寺山へ登るのであるが、時間もあったので、のんびりと歩くことにした。天気は上場で頂上の展望台から尾道市街をきれいに見渡すことができた。
 下りはケーブルカーを利用。通常では逆であるが、少々歩きづめで疲れが出ていたからである。すると、何度かお会いしたことのあるガイドさんに出会った。「今日はよい天気で、よいお写真もとれたんではないですか?」と声をかけられた。いつものことであるが、旅先で声をかけられるというのもよいものだと思った。その後、商店街や海沿いを流し、17:00少し前、ホテルに戻った。 夕食は当然暖談さん。この日も山崎さんの旦那さんが来てくれ、とても楽しいお酒になった。小生はどれだけこのお店で力付けられ、なごませていただいているか...。本当に感謝している。本当に明日、仙台に帰らなければならないのがとても寂しく思った。

西國寺にて  西國寺にて  西國寺にて 
御袖天満宮にて  御袖天満宮にて  御袖天満宮にて 
尾道散策  尾道散策  尾道散策 


2月18日(最終日)

 7:00起床。このホテルは線路の前に建っているので、電車の音が聞こえるのであるが、まったく気にならない。それも旅情というものであろうか。朝食を済ませ、8:00にチェックアウトし、尾道駅のコインロッカーにトランク等の大きい荷物を預け、残り少ない時間を散策にあてた。といっても、最後は千光寺山に登り尾道に別れを告げるのがお約束となっている。
 この日は時間もないので、ケーブルカーを利用して千光寺山に登った。そのケーブルカーでガイドの女性に今日は四国が見えているとのお話をいただいた。展望台に登ってみると、遠くに四国連山を望むことができた。これまで何度も千光寺山に登っているのであるが、初めて見ることができた。最後の最後に大変よい思い出ができた。
 下山し、商店街を流し、昼食の為、暖談さんに立ち寄った。最後にお好みをいただき、また来る旨を伝え暖談さんを後にした。


尾道駅(最終日朝)  フェリーターミナル  尾道駅前にて 
千光山にて(四国連山の眺め)  千光山にて  千光山にて 


 尾道から仙台の自宅までの旅程は何度となく繰り返された旅程であるので、間違うことも迷うこともなく、自宅への到着は16:45となった。


最後に

 まず、今回の旅もよい旅となったことは書かねばなるまい。そして、いろいろな方に勇気付けられて小生があり続けていることも再認識した旅となった。
 今回旅した地は小生にとって最も大事な地である。また機会を見つけて訪れたい。できれば、癒される旅ではなく、元気な姿で師や友人達と再会する旅としたい。


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