2007.11.10〜2007.11.12
義経紀行
(向東八幡神社)、(大山神社)、大山祇神社、(御袖天満宮)


はじめに

 今回の巡拝記の内容は、目的が少々異なっているかもしれないことを予め記しておく。
 現在の業務は、これまでのものに比べ、精神的負荷がかかり、リフレッシュを目的として、尾道を訪ねることが当初の目的であった。


11月9日

ホテルより(深夜) 出張先での業務は深夜に及んだ。
 羽田空港近くのホテル、東横イン羽田大鳥居新館にチェックインできた頃には、この日が変わろうとしていた。
 いつもであれば、このホテルの近所で食事をとるところであるが、近くのコンビニエンスストアで食料を買い込み、ホテルで済ませた。
 疲れを残したまま、旅に出ることとなってしまった。



11月10日

 ホテルの送迎バスで羽田空港に向かう。チェックインしようと発券機に向かうと、チェックインから搭乗までの流れが少々これまでとは異なっていた。そういえば、そのような連絡のメールをANAから受けていたような気もしたが、細かく目を通す暇も最近なかった。その後、スーパーシートへのアップグレードを試みようとANAのカウンターに向かった。今年、もう1回分アップグレードの権利が残されていたことに気付いたからである。幸いにも、羽田-広島便のスーパーシートには空席があり、アップグレードすることができた。
 いつもお世話になっている神社さまへと仙台から少しだけ土産ものを用意してきた。尾道での拠点となる暖談さんへは空港から何か考えようと思っていたので、土産物屋をまわった。
 チェックイン後、ラウンジで出発時刻を待った。今回はノートパソコンを持っていたので、ラウンジで開いてみた。インターネットに接続することができた。メールのチェックや、旅先での天候をチェックした。羽田は雨であるが、向かう先の天候は心配ないようだ。
 フライトは快適そのもので、軽食もついた。朝食をとっていなかったので助かった。


尾道にて

朱華園 マツダレンタカー広島空港店でレンタカーを借り受け、早速ドライブを開始した。高速を使い、尾道市街に入ると11時近くになっていた。
 尾道には、朱華園という行列のできる中華そば屋がある。この日は土曜日であるが、時間が早いので空いているのではないかと考えた。朱華園近くの駐車場に車を停め、のれんをくぐると、さほど混んではおらず、すぐに席につくことができた。餃子と中華そばを注文した。醤油味の中華そばは、魚だしで、メンマ、チャーシュー、豚の背油がのっている大変シンプルなもので450円であった。非常においしくいただくことができた。
 食べ終わり、満足して外に出ると行列ができていた。



向東八幡神社

 島なみ海道を走り、向島に入る。向東八幡神社に到着した。
 ちょうど宮司様が外に出てこられた。以前秋祭の写真を撮影させていただだいたものであること伝え、仙台からの手土産と、その際の写真を渡すと、早速ご覧になり、大変喜んで下さった。
 御朱印をお願いすると、社務所においてあるので少々お待ちくださいと言われ、とりに行って下さった。
 御朱印をいただきながら、お祭の話しや、尾道のお話しを聞かせて下さった。
 尾道にはよく訪ねているので、また参拝させていただきたいとお話しすると、ぜひまたお参りくださいと言われ、お守りをおわけ下さった。
 ご対応ありがとうございました。こちらの地方を訪ねる際には、お参りさせていただきます。

映画「あした」ロケセット 向東八幡神社にて 向東八幡神社拝殿
映画「あした」ロケセット

向東八幡神社に向かう前に
ちょっとだけ寄り道。
大林監督の映画「あした」
のロケセットに立ち寄る。
向東八幡神社にて

拝殿上部の龍には羽がある。
向東八幡神社拝殿

七五三の時期であったので、
参拝客も訪れていた。


大山神社

 向東八幡神社を後にし、島なみ海道を南下し、因島に鎮座する大山神社を目指した。
 大山神社の境内には耳明神社がある。この神社は...
 「孫の耳が聞こえなくなったことを心配した女性が耳明神社にこの子の耳を直してほしいとと願うと、その子の耳が聞こえるようになった。」という言われから、耳の神さまとして信仰されていると、大山神社で知り合いになった女性に以前伺った。耳とはあまり関係はないかもしれないが、小生の妻は音楽関係の仕事をしており、先日、大きなイベントを無事なし終えることができた。これまで大山神社に参拝させていただく時には、かかさず、そのイベント成功するようお参りさせていただいており、今回は無事終了することが出来たことのお礼をさせていただきたいと考えていた。大山神社拝殿にて参拝し、その後、耳明神社に参拝し、御礼をのべることができた。その後、知り合いの女性に挨拶をしようと社務所に向かうと、本日はお休みとのこと、明日また参拝させていただくことにした。

大山神社拝殿 参拝者用休憩所
大山神社拝殿

境内はいるも整備されている。
参拝者用休憩所

以前参拝の際は建築中であった、
参拝者用休憩所は完成していた。



千光山公園散策

 大山神社参拝後、尾道市街に戻り、千光山公園に車を走らせた。この日は大変観光客が多く、駐車場が込み合い、少々離れたところから千光山公園を散策することとなった。
 いつ来てもこの公園の展望台から見る尾道は心を和ませてくれる。しかし、今回は完全にリフレッシュとまではいかないようだ。精神的負荷がかなりかかっているのであろう。尾道の風景を見ながら、明日は大三島に渡り、源義経に会いに行くことにこの時決めた。げんをがつぐという意味も含めてかもしれないが...。

千光寺にて 千光寺山展望台にて 尾道夕暮れ
千光寺にて

この日走った島なみ海道もよく見える。
千光寺山展望台にて

夕暮れ間近、尾道水道を見つめる。
尾道夕暮れ

千光山を下り、海岸沿いを歩く。



暖談にて

 千光山公園を後にし、すっかり常宿となったホテルアルファワンにチェックインし、荷物を置き、すぐに手土産をかかえてお好み焼き、鉄板焼きの暖談さんに向かった。
 夕方少々早かったからか、まだいつもの客人もおられず、のんびりとおかみさんと話をすることができた。かなり愚痴も聞いていただき、大変楽になった...。そんなこんなしていると、小生が本日から尾道に来ることをおかみさんが方々に知らせておいてくれたらしく、尾道の友人も訪ねて来てくれ、酒宴となり、楽しいお酒となった。飲んだ後、少し海沿いを歩いた。11月ではあったが、まださほど寒くなく、また潮の香りが大変ここちよかった。


11月11日

大山祇神社

 朝食事をとり、さっそく大三島に鎮座する大山祇神社を目指した。少々曇ってはいるが、天気に問題はなさそうだ。カーラジオを聞きながら車を走らせること約1時間、8:20頃大山祇神社に到着した。
 神社では神社の皆さんが境内の清掃をしておられた。参拝客が少ないうちに参拝を済ませ、境内の写真を撮ってまわった。以前参拝のおり、既に御朱印はいただいていたのであるが、今回の参拝でも授与所を訪ねいただくことにした。授与所で対応いただいた女性のお話では、源義経がおられる、宝物館はもう見学できるとのことであったので、御朱印をいただいてすぐに国宝館に向かった。
 国宝館には見学者はまだだれも訪れていなかった。すぐに義経の鎧が展示してある場所に向かい、ぼっと眺めること約30分、誰に邪魔されることなく対面を果たすことができた。

大山祇神社拝殿 御朱印をいただく 鶴姫は何を見つめる
大山祇神社拝殿 

朝早いせいか、参拝客は少ない。
御朱印をいただく 

御朱印をいただいた。
この後、源義経に会いに向かう。
鶴姫は何を見つめる 

鶴姫はちょうど大山祇神社の方向を
いつも見つめている。



大山神社

 大山祇神社から尾道市街に戻る途中因島の大山神社に立ち寄り参拝させていただいた。
 昨日お会いすることのできなかった知り合いに手土産渡すことができた。


尾道市街散策

 尾道市街に戻り、レンタカーを返却して、尾道の街を散策した。
 御袖天満宮にお参りし、時間の許す限り、カメラをぶら下げて久しぶりにのんびりと歩いた。
 商店街を歩いていると、声をかけられた。地元から離れた土地で名前を呼ばれ声をかけられるというのも、不思議な気もしたが、少しうれしいもだ。尾道に知り合が増えたということであろうか。
 この日撮影した写真を少し載せてみることにする。

御袖天満宮にて  御袖天満宮にて  浄土時にて 
尾道小路  携帯少女  渡しにて 

 

暖談にて

 夕方暖談に向うと、昨日に引き続き酒宴となった。
 この日は久し振りに会った友人達といろいろな話をすることができた。


11月12日

千光寺公園へ

 尾道を離れる日には千光寺山にのぼり、尾道を眺めてから仙台に戻ることにしている。
 いつもはロープウェイでのぼるのであるが、始発のロープウェイまでまだ間があったので徒歩で向うことにした。季節的にだいぶ寒くなっていたのであるが、頂上の展望台に着く頃には汗をかいていた。
 だいぶ空気が澄んできている季節であるし、天気もさほど悪くはなかったので、四国方面も見渡せるかと少々期待したのであるが、霞がかかっており、残念...。しかし尾道市街はすっきりと見渡すことができた。
 下りはロープウェイを使用。ガイドの女性は、汗をかいている小生を見て、歩いてのぼられたのですね。と、いつもであれば尾道、千光寺のガイドをしていただくのであるが、乗客が小生一人ということもあり、雑談をしながら下りの数分。これもなかなか楽しかった。

 
そして暖談

 最後に暖談に立ち寄り、昼食をいただいた。
 次回訪れるのは2月頃になるであろうと話ていると、平日だったのであるが、友人が訪ねてきてくれた。次回来るときにも必ず連絡をいれるようにとのこと。大変うれしいものである。
 この日、仙台着後、会社に向かわなければならない状況であったのでなおさら尾道を離れるのがつらかったが、最後に力づけられた思いであった。


終わりに

 今回の旅の目的は単にリフレッシュであったが、その目的は十分に達成することができた。少し現状が落ち着いたころ(2月頃か)にまた友人たちに会いに尾道を訪ねたいと思う。
 

 
 

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