2007.6.21〜2007.6.25
梅雨空旅情(山陰、中国地方)
出雲大社、(日御碕神社)、(美保神社)、石上布都魂神社

はじめに

 「友あり、遠方より来る。また悦しからずや」
 この論語からの一文は、この旅を終えて数日過ぎ、この巡拝記を書き綴っているまさにこの時期に今回お参りさせていただいた、岡山の石上布都魂神社の宮司様から届いたお手紙に記されていた。
 若輩者の小生を友と呼んでくださることを光栄に思いつつ、また、宮司様のお元気なお顔を拝顔できたことや、今回の旅の出来事を思い出しつつ、文を綴りたいと思う。

 いい加減この年になってくると、ただやっていればよいという仕事の数は減り、また不平不満も言えなくなくなる一方で、胃が痛くなるような業務が増えてくる。これはいたしかたがないことであるが、息抜きもたまには考えねば、なかなかつらいものがある。
 このような状況であったので、かなり前から2007年6月22日の金曜日、6月25日の月曜日は会社に休むと宣言し、旅行の計画をたて始めていた。
 小生の場合、息抜きを目的にした旅の計画を立てると、中国地方が中心となることが多い。尾道の千光寺公園の展望台から尾道の街や、尾道水道をぼっと眺めるのが好きなのである。
 今回の旅も中国地方にすることに決め、尾道のお好み焼き、鉄板焼きの暖談さんにも、この時期お世話になる旨の連絡を入れた。さらに、山陰地方も巡ってみることにした。
 関東に出張していることが多く、この時期関東にいる場合が多いので、6月22日は羽田発の朝一番の広島便を予約し、それに合わせてレンタカーも予約した。出張がない場合は、前日の最終の新幹線で東京まで移動する必要が出るが...。レンタカーは2日間とし、広島空港で借り受け、尾道で乗り捨てるプランである。帰りは、6月25日、広島発の仙台便をおさえた。最終日の広島-仙台便の発時刻が14:00と早い為、この日、尾道に滞在できるのは午前中一杯となる。
 6月22日は広島に8:50に到着する予定であるので、レンタカーで、出雲経由で、美保神社を訪ねることにした。美保神社に参拝させていただくのは、初めてではない。美保神社では、連日朝、夕にお奉りが執り行われているのであるが、前回参拝時はスケジュールの関係で奉拝することができなかったので、今回はぜひにと考えた。このお奉りに関しては、インターネットで知り合った知人に詳細や、撮影のポイントなどのアドバイスをいただいた。
 6月23日の旅程を考えた。美保神社で朝のお奉りを奉拝させていただいた後についてである。ふと自室の机の上の、葉書に目が行った。石上布都魂神社の宮司様からのお便りである。初めてこの神社様に参拝させていただき、宮司様にお会いしたのは2005年の4月のことである。以降、お年賀やお便りをいただいており、岡山へ旅行の際にはぜひお参りさせていただき、四方山話などさせていただきたい旨お返事させていただいていたのであるが、なかなか足を伸ばすことができずにいた。美保神社から、尾道に向かう途中に、この神社様に参拝させていただくことは十分可能である。久しぶりに楽しいお話をお聞かせいただけるのではないかと、勝手に旅程に組み入れた。


2007年6月21日

 胃の痛くなるような日々が続いていたが、6月21日の終業時間を迎えた。会社を定時に退け、自宅に戻り、前日深夜に準備した、撮影機材や、旅行の準備を引きずりながら仙台駅を目指した。羽田に移動する為である。 予想された出張先からの直接移動とはならず、仙台からの移動となった。ANAの仙台-広島便は一日に一往復しているので、これを使用すれば便利ではあるのだが、ダイヤ改正がなされたようで仙台からの出発時刻が遅くなり、これに伴い、広島着時間も当然遅くなってしまう。今回は少しでも長く旅先での滞在時間をとりたかったので、フライトの切り替えは行わず、羽田-広島便をそのまま使用することにした。
 とはいえ、仙台-東京間の新幹線代や、羽田での前泊にはお金がかかる。
 が...仙台-東京間の移動では、やりくりして作り出した、新幹線のチケットを使用し、羽田での宿泊には、宿泊出張でポイントを貯めて取得したホテルの無料宿泊券を使用することで、旅行の前日移動によるコストの発生をおさえこんだことは余談として書き記しておくことにする。
 この日19:26発の東京行きの「はやて」をインターネットで予約したつもりでいたのであるが、小生のミスで予約されていなかったので、多少焦ったが、仙台駅に早く到着することができていたので、予約したつもりでいた列車よりも早い時刻の列車の指定を受けることができた。
 羽田のホテルは、東横イン羽田大鳥居新館である。予定よりも早い列車に乗ることができたため、ホテルには案外早く、20:30頃入ることができた。このホテルは朝5:00頃より、何分かおきに、羽田空港までの送迎バスを運行してくれている。5:30のバスに乗ることとして、5:00にアラームをセットした。
 夕食は、ラーメン正道さんで、カレーラーメン、ライス、生ビールをいただいた。前回、このホテルにお世話になった際に、別の店で少々...であったので、今回はこの店を選択してみた。どのようなものかと思ったが、美味しくいただくことができた。


2007年6月22日

 アラームが鳴り、目を覚ます。窓の外を見ると、曇り。テレビの天気予報を見ると、山陰は雨の予報。やれやれである。
 予定していた、5:30の送迎バスに乗り込むと、空港には15分程度で到着した。空港に着いてすぐに、チェックインし、荷物を預ける。時計を見るとまだ出発には時間がある。軽く朝食をとろうと思ったが、ふと考えた。スーパーシートへのアップグレード特典を所有していた。スーパーシートであれば、飛行機の中で朝食のサービスがある。カウンターに問い合わせてみると、空席ありとのことでアップグレードすることができた。朝食は飛行機ということになり、少々節約することができた。
 ちなみに今回搭乗するANA671便は、ボーイング747型機で、国内で初めてジャンボに乗ることになった。
 広島に近付くにつれて雲行きはあやしくなり、広島到着時は雨となっていた。
 レンタカー会社の送迎車に送られ、マツダレンタカーに向かう。借用した車両はマツダデミオのオートマチック車で、Navi、ETC装着車であった。予約時にNaviとETCの装着車を申し込みを行った。しかしETCは場合によっては難しいかもしれないとの連絡を受けていたのであるが、なんとかなってくれたらしい。


出雲大社

 河内ICから高速道路を使い、出雲大社を目指す。梅雨前線の影響で、途中大雨となったかと思うと、突然止んだりと、安定しない天気であったが、出雲大社へ到着するころには、雨は上がってくれていた。
 出雲大社へは2006年に参拝させていただき、御朱印もいただいていたが、あの独特の雰囲気が忘れられず、再度参拝させていただこうと思っていた。また、出雲大社の神楽殿は、明治に出雲大社が教派神道になる際に本殿とは分け、お祀りされたとのことで、本殿とは別に御朱印をいただけるのであるが、前回の参拝時にはいただいていなかったので、この機会にいただこうと考えていたのである。
 雨が上がったとはいえ、湿気が多く、大変蒸し暑い中の参拝となった。
 出雲大社は、出雲国神仏霊場巡りの第一番とされている。出雲国神仏霊場巡りとは、小生の理解の範囲で簡単に説明すると、この地方(島根、鳥取の出雲地方)は、宍道湖や中海を囲んで、美しい自然が多く、温かな人情がいまだ残る地とされる。そしてこの美しい地には、数多くの由緒ある神社、仏閣がある。「社寺縁座の会」に参画した20社寺に巡拝番号を設け、これをのんびりと、また様々なことを思い巡らせながら、巡拝しようというものである。
 現状一の宮巡拝も完了していない小生であるし、この出雲国神仏霊場巡拝を成しえることが可能かどうかも予想できないが、この神々の国出雲地方は、不思議と小生を引きつける何かがある。まずは、この出雲国神仏霊場巡拝を開始してみることにした。前述の寺社に参拝した際に、この旨を話し、御朱印と護縁珠をお受けし、これを集めていくことになる。
            
出雲大社拝殿 出雲大社神楽殿

出雲大社拝殿
幸いにも、雨は止んでくれた。
しかし、すっきりしない天気。
これが山陰地方の梅雨の季節であろうか?

出雲大社神楽殿
神楽殿にて御朱印をいただく。



日御碕神社

 美保神社に向かう前に時間的に余裕があるので日御碕神社にも参拝することにした。
 日御碕神社も、以前参拝させていただいていたのであるが、出雲の海岸線を走りたいという思いもあったので、参拝させていただこうと考えていたのである。しかし天気はあいかわらずの曇り、湿気も高く風景を楽しむという点では些か残念であった。
 日御碕神社も出雲国神仏霊場のに挙げられている神社であるので、こちらでも御朱印と、護縁珠をお受けした。
 旧社地で、天照が降臨したとされ、ウミネコの繁殖地として知られる経島や、日御碕灯台等、見学したいところは沢山あるのだが、天候を考慮し、今回の旅では神社への参拝のみとした。


美保神社

 日御碕神社から美保神社へ向かった。相変わらず不安定な天気であるが、雫は天からは落ちていないようだ。 美保神社への到着は、15:30頃となり、この季節であるのであるが天気のせいもあってだいぶ薄暗くなっていた。夕のお奉りの時間には間に合ったようだ。
 まず拝殿に向かい参拝後、社務所に顔を出し、この日と、翌日、境内を撮影させてほしい旨を申し出た。朝、夕のお奉りの様子も撮影させていただけることとなった。
 美保神社は、えびす様の総本宮とされ、本殿は美保造りと呼ばれ、大社造りを2棟並べた独特のもので、大変美しい。左殿に三穂津姫命、右殿に事代主命(えびす様)が祀られている。
 拝殿を撮影したいところなれど、天候がいまひとつよろしくなく、また暗くなってきたので、翌朝撮影させていただくことにした。16:00頃になり、夕の奉が始まるらしい。神職のみなさんが拝殿に向かわれ、舞の奉納が行われた。この日の舞は一人舞いで、お囃子は神職の皆さんによるものであった。大変神秘的で、ただただ舞に見入った。参拝客は小生一人であり、また辺りが薄暗くなってきている状況が、ことさらそう感じたのかもしれない。
 写真は、美保神社にて、夕のお奉りの様子を撮影させていただいたものである。神事であるので、ストロボは使用していない。また、画質は落として掲載させていただいている。
              
美保神社にて 夕の奉り 夕の奉り

夕の奉り

夕の奉り

夕の奉り



米子の夜

 美保神社を後にして、今晩の宿泊地となる米子を目指した。走り出した途端に止んでいた雨が降り出した。本降りである。お奉りの時間に雨が降らなかったことが大変幸運であった。
 今回お世話になるのは、東横イン米子駅前さんで、この6月にオープンしたての為、キャンペーンを行っており、大変格安なお値段で宿泊することができた。
 18:00過ぎ、夕食を兼ねて米子の街をぶらついてみた。夕食は宿泊先のホテルからあまり離れていない、庄屋さんにお世話になった。なまずのさしみや、はぜのからあげ、宍道湖のしじみの味噌汁等、小生の地元ではあまり食す機会のない品を注文してみた。どれも美味しく、またお酒も進むのであるが、翌日の朝を考え、早めに切り上げることにした。


2007年6月23日

 6:00のアラームと共に目を覚まし、外を見ると、天候は曇り。身支度を整え、早々にチェックアウトし、美保神社を目指す。


美保神社 再び

 美保神社への到着は7:20頃となり、このころには強い日差しがさし始めた。
 早朝の為、参拝客はおらず、のんびりと、境内を撮影することができた。
 8:30頃になり、宮司さんを先頭に神職の皆さんが拝殿に向かわれ、朝の奉りが始まった。この日の朝の奉りでも、舞の奉納が行われた。昨日の舞は一人舞であったが、この日の朝の舞は二人舞であった。雨上がり直後の日差しで蒸し暑かったはずが、この奉りの間だけは、不思議とそれを忘れてしまっていた。自分でも気付かない何かを感じていたのかもしれない。
 写真は、美保神社境内と、朝のお奉りの様子を一部掲載させていただいた。
                        
美保神社にて 美保神社にて 美保神社にて

美保神社にて

美保神社にて

美保神社にて

朝の奉り

朝の奉り

朝の奉り

朝の奉り

朝の奉り

朝の奉り


 朝のお奉り終了後、2日間お邪魔させていただいたことに対する御礼を述べ、また、この美保神社も、出雲国神仏霊場(第八番)であることから、御朱印と、護縁珠をお受けするために授与所を訪ねた。
 昨日、写真を撮影させていただきたい旨を相談させていただいた、神職の方がこの朝も対応して下さった。
 昨日は天候が今一つで残念であったので、またお参りさせていただきたいとお話すると、春、そして、梅雨時期明けの夏、そして秋が比較的天候が安定しているとのことだった。次回はぜひその時期に参拝させていただきたいと思う。


石上布都魂神社

石上布都魂神社 美保神社を後にし、石上布都魂神社を目指すことにした。この神社様は岡山県赤磐市の西の端に鎮座しているのであるが、前回、参拝させていただいた際、Naviで場所を割り出すことができず、案外苦労して辿りついたことを思い出した。車両に搭載されているNaviで検索をかけてみたが、この機種でも検索を行うことはできなかった。しかし、一度は参拝しているので、近くまで行けばなんとかなるであろうと思い、宮司様からいただいた、お便りにあった郵便番号で検索をかけてみると、付近までは誘導してくれるようだ。
 Naviの誘導に従って走ると、かなり細い入りくんだ道を示してくれたが、このようなことは何回となく旅を続けているとよくあることで、時間的にもかなり余裕があったので慌てることもなく、ただのんびりと車を走らせた。途中からは、石上布都魂神社という道案内も見え始めたので、今回は特に迷うことなく辿りつくことができた。
 この日の気温は高い。車を駐車場に停め、汗をかきながら参道を上り、社務所を見ると、宮司様が、地元の方とご一緒におられた。仙台の○○です。と名乗ると、覚えていてくださった。年に何回かではあるが、お手紙で交流はあるものの、仙台から離れた岡山という地で、また、これまで1度しか参拝したことのなかった小生を覚えていてくださっていることが大変嬉しかった。
 本来、初めにきちんと参拝させていただかなければならないのであるが、懐かしさもあってすぐに四方山話となってしまった。少しすると、宮司様の奥様もお見えになり、仕事の話や、地元の話など色々な話をさせていただいた。
 年配の視線で、宮司様からいただけるお話は、雑談であれど、小生にとっては雑談ではない。今回も大変貴重な時間を過ごさせていただいた。また何かの機会に、巡拝させていただき、お話をお聞かせいただければと思う。
 順番は前後してしまったが、最後に拝殿にて参拝させていただき、石上布都魂神社を後にした。


尾道へ

 岡山ICから山陽道を使い、福山西ICで下り、尾道市街に入る。マツダレンタカー新尾道駅前店にて車両を返却する。2日間で632.1Kmの走行距離であった。
 尾道での宿泊先はホテルアルファワンで、このホテルは尾道滞在時の常宿となりつつある。荷物を置き、尾道でいつもお世話になるお好み焼き、鉄板焼きの暖談さんへ向かう。いつものように、お好み焼きをつまみながら長居させていただく。尾道の友人千秋さんも駆けつけて下さり、楽しいお酒となった。
 明日の計画等もたてた。明日は天気が崩れるとの予想。天気がもってくれれば、浄土寺山に上り、尾道市街を見渡してみたいということになった。


2007年6月24日

 朝起きると、小雨がぱらついている。
 朝食をとり、カメラセットを持ち外出する。まずは朝一番のロープウェイで千光寺公園まで行き、その後の計画を立てることにした。
 ロープウェイのチケットを購入する際に、観光協会の方に浄土寺山のことをお聞きした。歩いて登るのにはつらいのではないかとのことであった。
 千光寺公園の展望台に登る頃にはなんとか雨は止み、辺りも明るくなってきたが、尾道ののんびりした風景はガスがかかった状態であった。天候は快方に向かっていると決め付け、浄土寺山に登ることにした。
 浄土寺山は、尾道市街の東部に位置し、先ほどまで居た千光寺公園を含む、尾道を眺めることができた。残念なのは天気...。天気がよければ、尾道水道もきれいに見渡せることであろう。次回訪れた際には、夕方に上り、夕日を写真におさめてみたいと思った。
 いくぶん、天候も回復してきた。昼食に尾道市街でラーメンをすすり、今度は徒歩で千光寺公園に上った。ガスがかかってはいたが、朝の時期よりは尾道の街を見渡すことができた。明日の朝、帰仙前に立寄る予定であるので、その時には晴れていて欲しいと思いつつ、下りのロープウェイに乗り込んだ。下りは歩いて降りてもよかったのであるが、この日はかなり歩き、疲れもたまっていたのでロープウェイを使うことにしたのである。ロープウェイの担当の女性は以前お会いしたことのある方で、「天候が残念でした。明日午前中もう一度登るので、その時は晴れていてほしい...」とぼやくと、「ご祈祷しておきますね。」とにこやかに返してくださった。旅先でのこんな会話も楽しいものである。
 夕方からは、またも暖談さんに長居させていただいた。天気は残念であったが、この日も大変のんびりと過すことができた。
                 
尾道にて 尾道にて 尾道にて

尾道にて
猫がのんびり昼寝している。

尾道にて
千光寺より、
ロープウェイと尾道の街を眺める。

尾道にて
尾道市で少女時代を過ごした作家、
林芙美子の命日(6月28日)を前に、
この日(24日)、「あじさいき」が行われた。



2007年6月25日

 窓の外を見ると晴れた。
 朝食をとり、チェックアウトし、千光寺ロープウェイに向かう。すると、昨日ロープウェイでお会いした係の女性がおられたので、「ご祈祷ありがとうございました。」と笑いながら話かけると、「ちゃんとしておきましたよ。効きましたね。」とにこやかに応えてくださった。この日は天気に恵まれ、暑くなりそうである。
 頂上の展望台から尾道の街を見渡し、小一時間ぼっと過した。
 下山し、昼食をいただきに暖談さんに到着したころには汗だくになっていた。次回は秋口に訪ねたい旨を告げ12:00少し前に店を出た。
            
さらば尾道

光公園にて
ご祈祷のおかげか晴れた。

さらば尾道
次回は何所を見て周ろうか。
旅の終わりは寂しいが、
次の旅を考えるのもまた楽しいか。



仙台へ

 尾道駅より、12:05発の電車にて三原に向かう。三原から空港へのバスに乗り換え、空港に向かう。13:15分頃空港に到着し、すぐにチェックインした。三原からのバスは、14:00発の広島-仙台便に丁度よいもののようである。無駄な時間もなく、スムーズに飛行機に乗り込むことができた。
 仙台空港からはアクセス鉄道にて仙台駅まで。大変便利になった。仙台空港から仙台駅まで、20分程度で結ぶ。自宅到着は、16:20頃となった。尾道から4時間30分程度で自宅に到着したこととなる。


終わりに

 今回の旅の目的は全て達することができたと思っている。
 美保神社での、夕、朝のお奉りを奉拝でき、また、石上布都魂神社の宮司様のお元気なお顔を拝顔し、いろいろとお話をいただき、そして尾道でリフレッシュすることもできた。
 さて、大変不思議なことであるが...
 石上布都魂神社の宮司様が小生が2005年にこの神社様に訪れた際に執筆してインターネット上に公開した巡拝記を見つけたとのこと。小生に連絡しようと思っていた時に、突然小生が訪ねてきたということに、縁というものを感じたと石上布都魂神社の宮司様が言っておられた。
 どうしてその巡拝記が小生の書いたものであるかがお分かりになったのかを伺ってみると、小生が以前参拝させていただいた時に記念に撮影させていただいた写真を宮司様にお送りしていたのであるが、それと同じ写真が掲載されていたのでお分かりになったのだとのこと。このお話をお聞きして、小生も縁というものを考えずにはいられなくなった。
 最後になるが、小生の書いた文章が想像以上に沢山の方に読まれているらしい。もっと文章力を付けねばならないと考えさせられた。文章を書くことは日々勉強である。


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