2005.12.2〜2005.12.5
隠岐の島々へ
(玉若酢命神社)、水若酢神社、由良比女神社、(隠岐神社)、(大阪天満宮)、(石清水八幡宮)、(城南宮)、(北野天満宮)、(晴明神社)

 仙台からの移動を考えた場合、隠岐の一の宮、水若酢神社、由良比女神社の2社は非常に参拝が難しい地域に鎮座する神社である。もちろん資金、時間に余裕があれば問題はないのであるが...。ということで、今まで計画を立てることが出来ずにいた。
 この最大の課題である資金、時間に関し、ANA、JALのマイレージによる特典航空券を利用し、仙台→伊丹→隠岐と乗り継ぐことで、クリアすることができた。
 遠くの神社様であるので、簡単にお参りできる場所ではないので、あらかじめ、水若酢神社、由良比女神社には電話にて連絡を入れ、御朱印をいただきたい旨連絡を入れさせていただいた。隠岐(島後)で使用すべく、レンタカー会社にも電話にて予約を入れておいた。 さらに隠岐では、一の宮が2つの島にあるため、船にて移動しなければならないのでフェリー会社に電話し、予約したい旨を申し出ると、2等客室は予約は必要はないとの回答をいただいた。


2005.12.2

 仙台空港発IBEX3052便で、大阪伊丹へ。この便はビジネス便と位置付けられており、軽食のサービスを受けることができた。ハムチーズサンド、ソーセージ、ポテト、フルーツ、りんごジュースが1箱にまとめられたもので、朝早い便であったので大変助かった。
 伊丹空港では乗り継ぎ便までは時間があるので、空港内を散策しながら時間をつぶし、JAC2333便の出発時刻である12:00を待った。
 JAC2333便はプロペラ機SAAB340であった。プロペラ機に乗ったのは、学生の時に乗ったYS11以来であろうか。小さい飛行機なので、左側1列右2列のシート配置である。プロペラのまわる音が少々耳についたが耐えられないものではない。途中少し揺れたが、定刻より少し早く隠岐空港が見えてきた。この便が着陸する滑走路は現行の短い滑走路であるが、横には平行してジェット機離着陸用の2200m級の滑走路が見えた。後に聞いたことであるが、この新しい滑走路の明確な使用用途はあまり定まっていないようで、ジェット機が離着陸できる準備をする程度に地元の方は 考えているようだ。  さて、隠岐空港に着陸すると、小さなターミナルが見えた。ターミナルまでは飛行機のタラップを下り、直接歩いて行く。地方の空港というものもなかなか味があるものである。歩きながら隠岐の空気を感じることができた。天気は曇り、先ほどまで雨が降っていたようだ。
        
久しぶりのプロペラ機 小さなターミナルビル

隠岐空港にて
久しぶりのプロペラ機

隠岐空港にて
小さなターミナルビルである。


 荷物を受け取り、ゲートを出ると、レンタカー会社の方が、「○○様」というプレートを持って立っていて下さった。少々恥ずかしかったが、おかげで時間のロスなく、レンタカーを借り受けることができた。  車はスズキワゴンR、なかなかよく走ってくれるようだ。
 はじめに玉若酢命神社を目指す。道は大変判りやすく、看板も整備されているので迷うことはない。約15分で玉若酢命神社に到着した。


玉若酢命神社

 まず、拝殿前に進みお参りさせていただき、しばし散策をしていると境内を掃除されている女性に出会った。御朱印をいただきたい旨を伝えると、神社横の藁葺きの屋根の建物のところでお受けしていますとのことであったので、早速訪ねてみた。
 呼び鈴を鳴らすと、年配の男性(宮司様であった。)が対応して下さり、その後、億岐家宝物殿を案内して下さり、駅鈴の説明をして下さった。日本は昔から駅が発達しており、約20Km間隔で駅があり、上級高官達は、その駅で馬を乗り継ぎながら旅を したたそうである。 駅にて馬を乗り継ぐ際に上級高官の証しとして振ったのが駅鈴であったとのことで、駅から駅をつないで移動する行為が、現在の駅伝のもとになったのではないかと言われているらしい。駅鈴の音を録音したものということであったが、駅鈴の音を聞かせていただいた。大変軽い澄んだ音色をしていた。(鈴の中に入っている玉が 、鳴らすことにより劣化する恐れがあるとのことで、見学にこられた方に聴いていただく為に録音しておいたとのことであった。) 現在実存する駅鈴はこの神社様の2つのみとのことであった。
             
玉若酢命神社拝殿 玉若酢命神社本殿 玉若酢命神社宮司様

玉若酢命神社拝殿
 

玉若酢命神社本殿
まだ紅葉が楽しめた。

玉若酢命神社宮司様
楽しいお話ありがとうございました。


水若酢神社

 天候は曇ったり、雨が降ったり、陽がさしたりという天候であった。
 水若酢神社に到着したころには、なんとか雨は上がっていたが、少々心配であったので、すぐに拝殿前に進み、お参りをさせていただいた。
 お参り後、授与所に向かい、御朱印をお願いした。

             
水若酢神社境内 水若酢神社拝殿 水若酢神社宮司様

水若酢神社境内
雨が降ったり、陽がさしたり...

水若酢神社拝殿

水若酢神社宮司様
御朱印の御対応ありがとうございました。



西郷港へ

 水若酢神社を後にして、本日の宿泊地である、西郷港に向かった。レンタカーはこの日宿泊する隠岐ビューポートホテル前にて受け取っていただくことにしていた。レンタカー返却の際のお約束は、”ガソリン満タン返し”であるので、港近くで入れようとしたのであるが、ガソリンスタンドをなかなか見つけることができず、かなり探し回ってしまった。  レンタカー返却後、ホテルにチェックインした。その際、朝食無しで予約していたのであるが、この日走り回った範囲でコンビニを見つけることができなかったので、朝食の確保が難しいと考え、朝食を付けていただけるよう、お願いした。


隠岐の夜

 西郷港の近辺を散策後、ホテルの近くの”らんと”さんの扉を開けた。
 仙台から来たという話をし、お勧めをお願いしたいと店のマスターの田中さんに話すと、まず、”よこわ”の刺身を出して下さった。よこわは1.5Kg〜2.0Kg程度の小さなマグロとのことで、さっぱりしていて大変美味しくいただくことができた。  ビールで始めていたのであるが、すぐに日本酒が欲しくなり、隠岐の地酒、隠岐誉を燗を付けずにグラスでいただいた。ぜひ、蟹も試してほしいとのことで、松葉蟹を1パイ丸ごと 出していただき、食べ方を教えていただきながらご馳走になった。メスであり、お腹には卵を沢山抱えていた。かに味噌に加え、内子、外子を楽しみながらいただくことができた。蟹を食べ終わったところで、もうお腹は一杯となってしまい 、お勘定をお願いした。これで良いのか?と思うほどお安くしていただいてしまった。
 明日の夜もお邪魔したいと話すと、明日はイカの良いところを準備しておいて下さるとのことであった。
 ホテルに戻り、アラームを6:40にセットし、TVを見ているうちに眠りに落ちてしまった。


2005.12.3

 6:40起床。早速朝食をいただきに、レストランに向かった。席に着くと、浦郷港をよく見渡すことができた。多分この日乗ることになるフェリー”しらしま”が、見える。今日は天気がよさそうだ。
 レストランの女性がごはんや、汁物、温物等を持って来て下さった。朝からイカのお刺身がついている。派手さはないが、大変おいしい朝ごはんをいただくことができた。
 7:30にホテルを出発し、西郷港フェリーターミナルで切符を購入して、しばし待ち、8:05にしらしまに乗船した。2等船室に入ると乗客はまばらで大変空いていると思ったが、出航間近になると、少々込みだしてきた。あまり船はゆれずに9:45頃、目的地の島前(どうぜん)の別府港に到着した。フェリーの到着に会わせてバスが出ており、あまり待つことなく、由良比女神社のある、浦郷港方面行きのバスに乗ることができた。
 大変天気がよく、のんびりバスの旅を楽しみながら、10:15頃由良比女神社前のバス停に到着した。


由良比女神社

 由良比女神社の前には、いか寄せの浜と呼ばれる浅い浜があり、いかをとっている様子を形どった木の人形(看板)が飾ってあった。
 拝殿前に進み、お参りさせていただいた後、御朱印をいただく為に宮司様のお宅を目指した。お電話で、この日お参りさせていただく旨をお伝えした時に、御朱印は宮司様のお宅にていただくことにさせていただいており、ご自宅の位置も教えていただいていた。
 ご自宅では、ご年配の女性が御朱印の対応をして下さった。この方のお話では、昔は神社前の浅瀬に、いかの大群が押し寄せてきて、そのいかで財をなした人もおられたそうである。

             
いか寄せの浜 由良比女神社境内 由良比女神社拝殿

いか寄せの浜

由良比女神社境内

由良比女神社境内



 宮司様のお宅を出て時間を見ると10:30過ぎ、まだまだ時間はある。せっかくなので、隠岐神社にも参拝することにした。隠岐神社は中ノ島に鎮座している為、別府港より船で移動しなければならない。まずは別府港に移動しようとしたが、丁度よいバスがなく、しかたなくタクシーを使い別府港に向かった。
 11:50中ノ島(菱浦)行きのフェリー”どうぜん”に乗船した。約10分で菱浦港に到着してしまった。早速、隠岐神社に移動すべく交通機関を調べたが、丁度よい時間のバスはなく、タクシーもいない。看板によると隠岐神社までは3.2Kmとのこと、歩いて移動することになした。
 隠岐神社までの道は、看板が大変よく整備されており、迷うことはない。天気は良いのであるが、風が大変つめたい。35分程ふつふつと歩き、隠岐神社に到着した。


隠岐神社

 隠岐神社は隠岐に配流となった後鳥羽天皇を祀った神社であり、境内側には、行在書跡や、御火葬塚がある。
 拝殿前に進みお参りさせていただいた後、御朱印をいただこうと、授与所に立寄るが、誰もおられないようだ。神社近くに派出所を見つけたので訪ねて様子を聞いてみると、普通は神社の方が詰めておられるが、おられない場合も多いとのこと。境内を散策しながら、少々待ってみることにした。(丁度お昼ご飯の時間でもあったので。)
 しばし待ったが、残念ながら神社の方は戻ってこられず、御朱印をいただくことはできなかった。しかし、のんびりと境内を散策させていただいた。
        
案内表示 隠岐神社拝殿

案内表示
中ノ島は史跡への案内表示が大変よく整備されているので、迷う心配はなさそうである。

隠岐神社拝殿
御朱印をいただけなかったのは残念。



 隠岐神社から菱浦港まではバスを使った。バスは町中をぐるぐる回るので、思った以上に時間がかかった。
 港に到着して、15分ほどで別府行きのフェリーの出発する時間となった。別府行きのフェリーは来る時と同じ、”どうぜん”で、15分程の船旅で15:00別府港に到着した。
 この頃になると昼食を食べず歩きまわっていたので、少々お腹が空いてきた。隠岐汽船のターミナル(西郷行きフェリーターミナル)のコーヒーショップで、サザエカレーを食してみた。(名物とあったし、店の方にも薦められたので、)苦(にが)くはなかったが、推して知るべしの味であった 。もりは大変多く、1000円は観光地としてはまあまあかもしれない。
 16:30切符発売開始なのでそれまで、乗船名簿を書いたり、自宅へ生存確認の電話を入れたりしつつ、時間をつぶした。
 西郷へ向かうフェリーは別府港へ少々遅れて入港してきた。また、西郷への到着も15分送れの見込みとのことであった。かなり歩き回った疲れか、フェリーの中ではこっくりこっくりと船を漕ぐ状態であった。18:45頃ホテルに 戻った。ホテルとフェリーターミナルは連結されているので、移動は大変楽であった。


隠岐の夜(2日目)

 早々に荷物を部屋に置き、夕べもお世話になったらんとさんに向かった。
 マスターの田中さんは、白いかを準備していて下さった。まず、白いかのお刺身をご馳走になった。歯ざわりが大変よく、それでいてまったくかたくない。お醤油と一味でいただく。大変お酒に合い、初めから飛ばし気味になってしまう。次に、白いかの煮付け。丸々一匹である。足が大変短いのが このいかの特徴かもしれない。大変やわらかく煮てあり、これもまたお酒によくあう。その他におでん等をいただきながら、おいしいお酒を堪能することができた。ここでひとつ、方言を教えていただいた。「だんだん」という。これは「ありがとう」という意味らしく、大変暖かく感じた。
 ぜひ、今度はカミサンも連れてきたい旨お話しした。(ちなみに、”らんと”とは、自分の家という方言だそうだ。)
 ホテルに戻り、フロントで朝食を8:00にお願いした。この時、明日は荒れそうだとの少々心配な情報をいただいた。
 この日は夜更かしせずに、すぐに寝たのであるが、天気が心配で、寝ても直ぐ起きてしまう状況が続いた。


2005.12.4

さほど天気は悪そうではないが、風は大変強い。これから荒れるとのこと。  前日から寝付かれず、結局のところ、4:00頃から目が覚めていた。TVで天気予報を確認すると、隠岐地方は荒れ模様とのこと。6:00過ぎ、明るくなった窓の外を見ると、天気はさほど 悪そうではないが、風がかなり強い(写真はホテルの窓からみた風景。)。
 8:00になり、レストランに朝食をとりに行くと、レストランの女性が心配そうに駆け寄ってこられ、「○○さん、今日は天気が最悪のようです。フェリーも朝一の便と、午後13:00発の臨時便のみの運行となります。」と、教えて下さった。こういう場合、飛行機もあてにならぬとのことであった。
 心配ではあるが、せっかくの朝食である。のんびりと、レストランの女性に雑談にお付き合いいただきながら朝食をいただいた。その中の話で、とりあえず、空港に行き、小生が 搭乗を予定している、JAC2334便13:35発伊丹行きが飛ぶかを確認して、最悪12:00まで様子を見、だめなようなら、港に引き返し、フェリーにて本土を目指す作戦をとる事にした。
 8:45、身支度を済ませチェックアウトした。ビューポートホテルの皆さん、いろいろありがとうございました。
 空港に向かおうとするが、バスはなく、タクシーもタクシープールに止まっていない。仕方がないので、電話でタクシーを呼び、空港までタクシーにて移動した。



隠岐空港にて

 隠岐空港に着き、早速JACカウンターに運行状況を聞く。若い女性の方が親切に対応して下さった。彼女の話によると、小生が乗る予定の伊丹便は、午後発で、天候はますます下り坂なので、飛ばない確率が高そうである 。しかし、午前中の出雲便は飛ぶであろうとのことであった。「出雲経由、伊丹へ切り替えますか?」とのことであったが、小生の航空券は特典航空券であることを説明すると、 この女性の判断で、通常は不可であるが、場合が場合であるので出雲経由、伊丹までのチケットに振り替えて下さった。ただし、出雲便が欠航した場合は、残念ですが...。とのことであった。
 無線のやりとりや、空港の方の話では、出雲便は問題なく飛ぶとのお話をいただいた。先ほどの女性には大変感謝である。土産物等を買いながらのんびりと過した。その際、夕べ教わった、「だんだん」を使ってみると、お土産やのおばさんが、やさしく微笑みながら、「覚えられましたか。また是非いらして下さい。暖かい季節にでも 。」と話されたのが大変うれしく感じた。方言にはその地方にしかないなにかがあるのであろう。
 JAC3432出雲便は、多少揺れたが、順調に飛行し、20分もかからずに出雲空港に到着してしまった。


出雲空港にて

 出雲空港は大きな空港ではないが、大きな観光地をかかえた空港であるので、楽しげな土産物が沢山売られていた。ここでいろいろ買い物をしたいところなれど、タナボタで下りた空港であるので、今度、出雲旅行の際に土産物は購入すると心に決め、家への土産として、最低限のもの(出雲産の紅茶)のみを購入した。
 飛行機は、12:00発JAC2346 大阪便であるが、15分程遅れてるとの掲示が出た。やはり天候不順により、空のダイヤも乱れているようであった。

 12:15過ぎに搭乗が開始されたが、駐機場まで歩かねばならない。外は雨のため、少々辛かった。12:40頃離陸し、特に揺れることなく、13:25頃伊丹空港に到着した。アクシデントはあったが、結果的には早く大阪に着くことができたことになった。(それにしても、この旅ではプロペラ機に3回も乗ることができた。)
 この日の予定は大阪天満宮にお参りするだけであったので、まず、空港から大阪マルビル行きのリムジンバスに乗った。マルビルで、バスの整理をしていた男性(おっちゃん)に、北新地駅への行き方を聞き徒歩でその駅を目指す。北新地からはJR東西線に乗り、次の駅大阪天満宮駅にて下車、天神橋商店街を流し、大阪天満宮にたどり着いた。


大阪天満宮

大阪天満宮拝殿 大阪天満宮の境内は砂じきであるので、車付きの旅行ケースを引きずりながら移動する小生にとっては少々辛かった。授与所におられた女性に、旅行ケースを授与所の軒下に置かせていただけるよう、お願いした後、拝殿前に進み、お参りさせていただいた。その後、カメラをぶら下げ、境内を少し散策させていただいた。既に12月であったのであるが、未だ七五三の参拝客もこ 訪れていた。  
 授与所に戻り、御朱印をお願いすると、2名おられたうちの一名の方が小生の御朱印帳を持ち、社務所に御朱印を受けに行かれた。その間、もう1人の女性が雑談に付き合って下さった。この日大阪はこの冬一番の冷え込みであったとのことであった。


京都へ

 この日の宿泊地は京都である。15:00頃大阪天満宮を後にし、大阪天満宮駅に戻り、京橋、大阪を経由し、京都に着いたのは16:20分頃であった。京都駅前の アバンティ前から出る伊丹空港リムジンバスの時刻表を貰った後、アバンティ横、京都駅前の大変立地のよい、R&B京都駅八条口にチェックインした。
 時間的に余裕がかなりあったので、京都駅前よりバスに乗り、夕刻の祇園を少し流してみた。かなり寒かったことと、少々体調的がすぐれなかったので、早々に引き返し、京都駅前 アバンティ地下の手打ちとんかつ、かつ屋で、ひれかつとチキンカツ定食を食しつつ、生ビールを一杯だけ飲み、少々早いが、この日を活動を終えた。
 ホテルでシャワーを浴び、のんびりTVを眺めて過した。翌日の朝は6:25にアラームをセットした。


2005.12.5

 6:30起床、体調が悪い。風邪をひいてしまったらしい。しかし、せっかくの京都での一日を無駄にするのも躊躇われたので予定通りの行動をとることにした。まず、R&B名物のパンとオレンジジュース、コーヒーを1Fホールで朝食にいただく。特筆すべきは、アンコバー。これは、よく利用する横浜のR&Bでも食したことがなかった。京都オリジナルなのかもしれない。
 7:00にチェックアウトし、京都駅のコインロッカーに不要な荷物を入れ、7:33発のJR奈良線に乗り、東興寺で京阪電車に乗り換え、八幡市を目指した。


石清水八幡宮

 石清水八幡宮の近所に、親戚が居を構えているのであるが、考えてみれば、この神社に参拝したことがなかった。8:20八幡駅市駅からケーブル線に乗り、頂上の駅(男山)を目指す。乗客は小生のみであった。頂上駅から少々歩き、8:30頃、石清水八幡宮の楼門前に到着した。すると、境内に放送が流れ、国旗掲揚が行われた。君が代が流れ終わるのを国旗の方向を向き待ち、楼門をくぐった。
 拝殿は丁度平成の大改修中であった。少々残念であったが、お参りさせていただき、授与所にて御朱印をお願いした。授与所では若い2名の女性が対応して下さった。その方々のお話では、改修工事が完全に完了するのは、4年後の平成22年とのことであった。今の状態でも、夏に比べれば、拝殿が見ることができるようになったのだそうだ。

             
石清水八幡宮拝殿 石清水八幡宮拝殿

ケーブル線
石清水八幡宮のある男山頂上へ向かう。

石清水八幡宮拝殿
平成の改修工事中。
完成は平成22年予定とのこと。

石清水八幡宮拝殿
なるべく工事の様子を入れぬよう撮影。


 境内をのんびり撮影させていただき、9:20に石清水八幡宮を後にした。帰りも、ケーブル線を使った(下りも乗客は小生のみであった)。
 八幡市から、京阪電車にて丹波橋まで移動し、そこから近鉄線で竹田に移動した。途中、あまりにも寒く、丹波橋のジューススタンドで、パンプキンスープなるものをすすった。


城南宮

城南宮拝殿 道が不案内であったので、竹田駅の改札の駅員さんに、城南宮までの道を聞くと、地図を下さり、親切に道順を教えて下さった。約15分ほどで城南宮に到着した。おかげで、寒い中道に迷わずにすんだ。
 まずは拝殿前に進み、お参りさせていただき、その後、授与所にて御朱印をお願いした。その後、境内を散策させていただいた。その際お会いした、神社の女性のお話では、この城南宮は、平安遷都の頃からある古社であるとのお話をされていた。(この日は特に冷え込んでいるとのお話もされていた 。)


 来た道を竹田駅に引き返し、そこから、京都に向かった。12:00前には京都駅に着いた。京都駅に着くとすぐに派出所に駆け込み、 薬局の場所を聞いた。そこにおられた、警察の方は微笑みながら、「風邪をひかれましたね。」と言い、駅ビル内の薬局を教えて下さった。薬局で風邪薬(総合感冒薬)を購入し、駅近くのラーメン屋で昼食をとり、風邪薬を飲んだ。食したラーメンは 牛すじラーメンなるもので、お世辞にも美味いとはいい難いものであったことを書き添えておく。関西でも美味しくないものはあることを知った。

 京都駅から、バスに乗り、北野天満宮を目指す。急行というバスがあるらしいが、体調がよろしくなく、バス待ちがつらいので来たバスに飛び乗った。バスは、京都の大通り、狭い道を走り、北野天満宮に到着した。


北野天満宮

 バスを下りると、すぐに大鳥居が目に入った。学問の神様で有名な神社であるので、修学旅行生が多く訪れていた。北野天満宮を訪れたのは初めてではなかったのであるが、御朱印をいただいていなかった。拝殿にてお参り後、授与所を訪ねると、社務所にて御朱印をいただけるとのことであったので社務所にて御朱印をいただいた。
 その後、授与所を再度訪ね、お守りをいただいた。梅庭が有名なのであるが、さすがにこの季節、梅の花は咲いていないであろう。ということで、少し境内を散策後、北野天満宮を後にした。

        
北野天満宮境内 北野天満宮拝殿前

北野天満宮境内
 

北野天満宮拝殿前
修学旅行生も多い。


 北野天満宮前のバス停から急行の京都駅行きに乗った。座ることができ、ぼっと外を眺めていると、「堀川今出川、晴明神社はこちら...」というアナウンスが耳に入った。いつかは訪れてみたいと考えていたが、今回の計画には含めていなかった神社であ った。しかし、せっかくなのでお参りすることにし、下車した。


晴明神社

晴明神社拝殿前 映画やドラマで安倍晴明が有名になったこともあり、安倍晴明を祀ったこの晴明神社には様々な年代の参拝客が訪れていた。授与所の他に、境内には安倍晴明に関するグッズを扱ったショップまで併設されていた。
 拝殿前に進み、お参りさせていただいた後、授与所を覗くと、御朱印帳を見つけることができた。早速おわけいただき、御朱印をいただいた。若い女性が対応して下さった。土地勘がないので、その女性に京都駅までの道順を聞く。北野天満宮からここまで、かなりの時間バスに乗ったような気がしていたので、京都駅まで どう歩いていけばよいかを尋ねた。すると、バスでも20分はかかるとのお話であったので、バスにて移動することとした。


帰路


 バスには先ほど下りた、堀川今出川から乗車した。一条戻り橋が最寄バス停であるらしいのであったのであるが...。15:00過ぎ、京都駅に到着した。少々疲れたので京都駅のマクドナルドに入り、お茶をした。その後、飛行機の時間にはかなり間があるのであるが、コインロッカーから荷物を取り、16:15発の伊丹空港行きのリムジンバスに乗車してしまった。
 17:30伊丹空港に付き、早々にチェックインを済ませ、パンとジュースを購入し、手荷物検査を受け待合ロビーに入り、購入したパンに噛り付いた。感冒薬を飲む為にはお腹に何かものを入れなければならない。
 ラウンジに入り、効いてくれといのりつつ、感冒薬をのみ、出発時刻を待った。
 飛行機は駐機場までバスで移動する。IBEX3053便はビジネス便で、ビールのサービスを受けることができるのであるが、仙台到着後は車を運転せねばならない(体調もすぐれないし...)為、ジュースで我慢せざるおえなかった。かなり体調はよろしくない状態でのフライトとなった が、20:45頃、ほぼ定刻通り仙台に到着した。駐車場の送迎車にて駐車場に移動し、フジ丸を受け取り、自宅まで運転。体調が悪いのでかなり慎重な運転となった。自宅へは22:00少し前、なんとか無事に到着することができた。

 アクシデントは発生したが、参拝が難しいと考えていたの隠岐一の宮に巡拝でき、食や、地元の方のお話を聞くなど大変楽しむことができた。
 しかし...最近体調を崩して旅から戻ることが多くなってきた。無理がきかなくなってきたようだ。体調のコントロールには十分に気をつけなければならないようだ。


戻るアイコン