2005.10.29〜2005.10.30
普天間へ(一の宮巡拝記外伝 4)
(普天間宮)、波上宮

 今年もあと2ヶ月くらいの時期となってくると、毎年のように嬉しい悲鳴をあげなければならなくなってくるのである。それは、お世話になっている飛行機会社のマイルがエクスパイアする時期が近づいてくるということである(ANA、JALとも12月31日)。
 今年は、これまで海外出張が多かったので、かなりのマイルを消費しなければならないと考えていると、沖縄のお母さん安里さんの顔が浮かび、そのままインターネットで仙台-沖縄間のANA特典航空券を申し込んでしまっていた。いつものごとく強行に沖縄一泊二日、ホテルは常宿の東横イン美栄橋(今回はホテルのポイントによりホテル代も無料)。


2005.10.29

 体調がよろしくない。風邪をひいてしまったらしい。(この週の水曜日、友人達と車で東京モーターショーを見学に行き、その際ほとんど徹夜状態で遊びまわった形になった。これが間違いなく原因であろう。もう無理は出来ぬ年であることを認めねばならないか。)  とはいえ、旅行は決行した。飛行機に乗ると客室乗務員の方が顔色を見て、毛布をもってきてくださった。何も話さないのに体調不良と気付かれる程ひどい顔付きだったのだろうか。
 那覇空港に着き、直ぐにタクシーに乗り込み普天間宮を目指す。沖縄の天気は大変よい。不思議とこの時は体調もよくなり、運転手さんとの会話も弾む。


普天間宮

 普天間宮への参拝は今回が初めてではないのであるが、様子が以前とは変わっている。劇的ビフォアーアフターとはこのことである。普天間宮は今年初め立替工事が終わり、大変きれいな拝殿に生まれ変わっていた。今回の旅の大きな目的の一つは新しい普天間宮に参拝させていただくことにあった。以前の沖縄の旅で、建造中の普天間宮にも訪れていた。出来上がった社殿、境内を見ると、昔の面影はほとんどなく、拝殿まわりも大変きれいに整備されていた。そしてなにより、沖縄の青い空に社殿が映えていた。(昔の社殿を思い出し、沖縄風の社殿もあれはあれでよかったと思いつつ...。)
 授与所を訪ね、御朱印をお願いしている間、授与所におられた女性とお話をさせていただいた。昔の社殿のことや、境内のことなど。その中で、以前お参りさせていただいた時に鍾乳洞を見学させていただき、本宮にお参りさせていただいたことの話をした。今はもう見学や、お参りはできないのかを尋ねると、「いいえ、そんなことはありませんよ。こちらに記帳いただければ、お参りしていただけますよ。」とのことであったので早速記帳させていただき、鍾乳洞の見学と、本宮へお参りをさせていただくことにした。記帳をさせていただきながら、「お約束は、本宮を正面から撮影しないこと。でしたよね。」と問うと、にこやかに、「はい、それと、お賽銭とお供え物もお断りさせていただいております。」とのことであった。
 しばし待つと、授与所の方が、本宮へと案内して下さった。拝殿脇の入り口は、昔、古びていたのであるが、大変近代的になっており、入り口を入ると、コンクリートの回廊が続いていた。この回廊を抜けると、本宮への入り口へ直ぐ前に出た。ここから先は以前とは変わってはいなかった。
  本宮へお参りさせていただき、鍾乳洞見学後、授与所にお礼を述べ、普天間宮を後にした。
        
普天間宮拝殿 普天間宮拝殿(瓦と空と)

普天間宮拝殿
新しくなった普天間宮。

普天間宮拝殿(瓦と空と)
青い空に映える。

             
鍾乳洞入り口 鍾乳洞 鍾乳洞入り口

鍾乳洞への入り口
鍾乳洞入り口も新しくなった。

鍾乳洞
鍾乳洞の様子。

鍾乳洞入り口
鍾乳洞から見た鍾乳洞入り口。





国際通り、公設市場界隈

 普天間宮ではタクシーの運転手さんがメーターを停めて待っていてくださった。普天間宮を後にして、国際通り近くの公設市場に向かった。いつもお世話になる土産物屋さんがこの付近に多くある。
 体調が今ひとつであるので、早々に土産物を購入し、ホテルにチェックインした。

        
公設市場界隈 公設市場界隈

公設市場界隈
ゴーヤジュースを1本。

公設市場界隈
市場中央通りをぶらつく。



夕暮れの波上宮と、ゆがふう

 17:00過ぎ、夕暮れの時刻を迎えたので、海を見ておこうと思い、波上宮へ行き参拝後、のんびり付近を散歩し、18:00頃、ゆがふうに向かったのであるが、看板に明かりが点いていない。入り口もシャッターが閉まっている。先日、この日お邪魔する旨伝えていたので、お休みではないはず。お母さん1人で営んでいるお店なので、体調でも壊されたかと心配しつつ、少し時間をずらして来てみることにした。30分くらいして、立ち寄ってみると、見覚えのある女性が手を振っている。沖縄のお母さん安里さんだ。聞くと、鍵を忘れてしまい、店を開けられず、娘さんが鍵を持ってくるのを待っているのだそうだ。 お店に入ると、いつもの雰囲気で、色々なお話をさせていただき、おいしい料理と、お酒をご馳走になった。今年はこれで最後になるが、また来年、できればカミサンも連れて遊びにくることをつげ、ゆがふうを後にした。
        
夕暮れの波上宮 夕暮れの波上宮社殿

夕暮れの波上宮
夕刻、波上宮に参拝

夕暮れの波上宮社殿
夕暮れの那覇を散策

                  
ゆがふう入り口 沖縄のお母さん安里さん 沖縄のお酒たち 再びゆがふう入り口

ゆがふう入り口
看板に明かりが灯っていない!!

沖縄のお母さん安里さん
お久しぶりです。
お変わりないようですね。

沖縄のお酒たち
沖縄のお酒、泡盛は強い。
しかし、非常においしい。

再びゆがふう入り口
看板に明かりが灯る。
こうでなければ。



2005.10.30

波上宮

 朝起き、ホテルの朝食(軽食)サービスをとり、チェックアウトしホテルを出ようとすると、雨模様。昨日は軽く参拝しただけであったので、波上宮へはきちんと参拝しておこうと考えた。波上宮に着くころには曇り空となっていた。参拝を終え、境内の写真を少し撮影した後、タクシーで首里城を目指した。
        
波上宮境内 波上宮拝殿

波上宮境内
雨は上がったが曇り空

波上宮拝殿
那覇に訪れたならば、
お参りしておかなければならない。



首里城

 首里城を訪れたのは初めてではない。カミサンと沖縄に訪れた時に一度訪れている。
 この日は首里城祭の日ということもあり、城の敷地の中では出し物が行われているようであった。
 また修学旅行シーズンのせいか、学生も多かったが、懐かしく見学することができた。
        
首里城へ 首里城正殿

漏刻門
守礼門をくぐり散策開始。
修学旅行生や観光客で賑わっていた。
なかなか撮影するタイミングが難しい。

首里城正殿
正殿前も人が多かったのであるが、
さっと人がひけたところを撮影。



公設市場界隈  

 首里城から、ゆいレールで美栄橋へ移動し、公設市場付近の土産物屋さんを訪ねた。前日訪れた際、荷物が増えるし、出来立てを持ち帰りたかったので帰仙前に購入しようと考えていた土産物があったからである。それは、カステラ。今回はパイナップルカステラを2本購入し、箱に入れていただいた。大変おいしく、そしてお値段的にもリーズナブルなのである。
 「今日帰るんだよね。これ持っていって。」といって、店のおばちゃんがカステラの切端を袋につめて下さった。(このカステラの切端は空港で飛行機待ちの時間においしくいただいた。)


帰路

 体調はよろしくなかった。鼻水が止まらず、かなりつらいフライトとなった。
 家への到着は、18:30頃。
 体調不良ではあったが、旅の目的を果たすことができた。しかし、楽しみにしていた食事や、お酒はかなり自主的に制限せざるおえなかったことが大変残念であった。

Ps.  
 マイル消化の旅、次回は...、隠岐一の宮参拝を予定している(ANAにて仙台-大阪往復、JAL系航空会社で大阪-隠岐往復。航空券、ホテルは手配済みの状況)。これにて、今年消化しなければエクスパイアしてしまう分のマイルは全て消化できる計算である。その旅までは体調を万全に整えたい。
 しかし、業務も少々忙しくなってきており、体調のコントロールがうまくいくかどうか不安な状況であるし、何より、スケジュール的に旅に出ることができるのかという問題も残されている。
 果たして万難を排し隠岐一の宮参拝の旅に出ることができるのであろうか。



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