2005.1.28〜2004.1.30
日向の国へ
建部大社、(太郎坊宮(阿賀神社))、(吉田神社)、都農神社、(宮崎宮)、(宮崎天満宮)、(長岡天満宮)、(八坂神社)、(地主神社)、(平安神宮)


 仙台から九州南部の一の宮を巡拝するのはなかなか厳しい。直接移動する手段がないからである。
 この旅ではANAの超割を利用して、大阪経由で宮崎県は日向国の一の宮、都濃神社に参拝する計画を立てた。
 この際、関西の一の宮でまだ参拝していない建部大社へも参拝することとした。
 今回の巡拝では関西で時間的に余裕があるので、滋賀県の太郎坊宮や、京都の神社、また、宮崎でも時間があると思われるので宮崎神宮や、宮崎天満宮へも参拝できるのではないかと考えた。
 

1月28日

 5:30に起床、眠い目をこすりながら、窓から外を見る。天気は晴れ、暗い空に星が出ている。身支度を済ませ、6:00に車(フジ丸)に乗り込み出発した。途中朝食を取り、馴染みの駐車場にフジ丸を預け、仙台空港に到着したのは7:00頃。
 チェックインと手荷物検査を済まる。今回の装備はデジカメオンリーなので、手荷物検査で気をつかう必要はなかった。飛行機はANA732便、8:40発であるので時間がある。ラウンジでのんびり出発までの時間を過ごすことにした。
 飛行機は順調に飛行を続け、10:00少し前、定刻より少し早く伊丹空港に到着した。おかげで、予定していたバスよりもはやい京都行きのリムジンバスに乗り込むことができた。


建部大社

 京都には10:55に到着。始めは滋賀県の建部大社への参拝を考えていた。建部大社の最寄り駅はインターネットで調べると、JR石山であるので、長浜方面の電車に乗る必要があった。切符を購入し、ホームに着くと、ダイヤが3分程遅れていたらしく、丁度良く10:58発の長浜行きが入ってきた。
 11:15石山駅に到着し、近江国一の宮、建部大社に向かった。平日であった為か、神社はひっそりとしており、のんびりと境内を散策することができた。
 大鳥居をくぐって真っ直ぐ進むと左手に石鳥居があり、その奥に楼門が見えた。石鳥居横には御由緒書があり、本殿には日本武尊、相殿には天照大神、権殿には大己貴命とあった。
 早速拝殿前に進み、参拝をさせていただいた後、授与所を訪ね、御朱印をいただいた。

             
石鳥居と参道 拝殿 権殿と本殿 唐橋

石鳥居の後ろに参道が続き、神門が見える

拝殿 権殿と本殿 神社近くを流れる瀬田川にかかる唐橋

太郎坊宮(阿賀神社)
 
 11:50建部大社を後にして、石山へ向かう。次は、太郎坊宮(阿賀神社)への参拝を考えていた。
 石山から太郎坊宮へは、近江八幡から近江鉄道に乗り換え、太郎坊宮前下車、そこからは徒歩となる。まずは近江八幡まで移動しなければならない。石山駅の駅員さんに、行き方を尋ねると、12:26新快速で野州まで行き、米原行きに乗り換えるとよいとのことであった。野州に着くと米原行きが既に入線しており、乗り換え時間もほとんどなしで、乗り継ぎを行うことができた。
 近江八幡で、少しの連結時間をおいて、近江鉄道八日市行きに乗りこむ。1時間に2本くらいしか電車はないようである。近江鉄道は単線、のんびりごとごと、ワンマン営業である。無人駅も多い。約15分位で太郎坊前に到着した。
 駅を出て、まず唖然とした。太郎坊宮は、赤神山に鎮座しているとは聞いていたが...。遠くに赤神山が見え、その山肌に拝殿や参集殿が建つこの情景は、山形の山寺を思い出させた。太郎坊宮に参拝する為にはこの山を登らなければならないということである。
 のんびりと、石灯籠などが立ち並ぶ参道を赤神山に向かって歩く。そして赤神山を上り始める。冬だというのにこの日は大変暖かく、汗が噴出してきた。しかし、思ったほどきつくはなく、社務所付近までなんとかたどり着くことができた。
 そこから本殿まではそう時間はかからなかった。本殿の手前には夫婦岩と言われる高さ数十メートルの巨岩 がある。この岩は神力によって左右に開いたといわれ、巾80センチ、長さ12メートルの巨岩の隙間を嘘つきな人が通ると途端に岩に挟まれてしまうといわれているらしい。とりあえず小生は無事に通ることができた。
 本殿にてお参りを済ませ、来た道を引き返す。本殿は瓦の葺き替え工事がまさに始められるところで、ご祈祷等は、本殿の下の位置にあたる仮本殿にて行われており、御朱印も、仮本殿横の授与所でいただくことができた。瓦の葺き替え工事は平静18年中に完了予定とのことであった。
 帰り道、社務所に立ち寄ってみた。そこでは御朱印帳をいただき、社務所でもその御朱印帳に御朱印をいただいた。その待ち時間、この神社の女性の方とお話をさせていただいた。
 この神社の女性の方の衣装が大変面白い。あまりにも珍しいので、写真を撮影させていただきたい旨を彼女に申し出、さらに神職の方にも伝えると、"本人がよいと言えば"とのことで、ご協力いただけることになった。
 聞くと...、
 「お正月や、お祭りの時には普通の袴なんですよ。でも、このような神社ですから、このほうが作業しやすいので普段はこの格好なんです。」
 とのことであった。
             
近江鉄道八日市線 赤神山

近江鉄道八日市線
単線、のんびりごとごとワンマン営業。

赤神山はまるで山寺の立石寺
この山を登らなければならない。
                      
夫婦岩 本殿の様子 普通の袴ではないのです

夫婦岩
嘘つきは通り抜けられない。

瓦葺き替え工事中の本殿 普通の袴ではないのです


 14:30太郎坊宮の社務所を出発し、太郎坊宮駅に到着したのは、14:50頃。近江八幡に戻る為の電車の時間までは25分程度あった。汗をかいたので、駅近くの自動販売機でジュースを購入し、一息いれる。インターネット等で、山登りを覚悟しなければならないと初めから理解はしていた し、実際に山を一目見たときには少々驚いた。しかし、かなりの汗はかいたが、体力的にはあまり消耗はし ていなかった。それにしても今思いかえせば、神社の方ともお話をさせていただいた際に、「大変なところに建っていますね。」というコメントしか言っていない自分に 気づいた。
 15:14近江八幡行きの近江鉄道八日市線に乗り、近江八幡へ。近江八幡で少し考えた。今日はこの先どうするか。京都の神社にどこかお参りするか、それとも予約しておいた伊丹のホテルにチェックインしてしまうか。まずは京都までの切符を購入し、京都までは行って 考えてみることにした。15:44播州赤穂行きに乗り込み京都へ、到着したのは、16:10はまわっていた。どうするか考え、吉田神社へいってみることにした。


吉田神社

 吉田神社は、京都大学のすぐ近くの吉田神楽岡に鎮座していた。境内はもう薄暗くなっていたが、近所の小学生であろうか、元気に遊びまわっていた。
 石段を上り、左手に拝殿と社務所があった。社務所にはまだ神社の女性がおられた。お参りさせていただく前に、御朱印をお願いしておくことにした。
 「何時まで大丈夫だったんでしょう?」
 と尋ねると、
 「本当は4時までなのですけれど、社務所に人がいれば、いつでも大丈夫なんですよ。」
 とのことであった。時計を見ると、16:40をまわっていた。
 太郎坊宮でいただいた御朱印帳を差し出すときに、ふと気づいた。表紙に白い付箋がはってあり、そこにはまだ何も書き込まれていなかった。太郎坊宮で、御朱印帳と記入していただくのを忘れたのだ。
 この吉田神社さんで購入した御朱印帳ではないので、大変失礼にあたるかとも考えたが、
 「私、字が汚いもので、ここに、御朱印帳と書き入れていただけないでしょうか?」
 と頼んでみると、
 「よろしいですよ。」
 とコロコロと笑いながら引き受けて下さった。
 小生がカメラを持っているのを見て、
 「早くお参りなさったほうがいいですよ。もうすぐ暗くなりますから。」
 とのことだったので、境内を撮影させていただく旨を今更ながらお断りし、御朱印帳を預け、拝殿にてお参りさせていただいた後、境内を少し撮影させていただいた。
 社務所に戻り、御朱印帳を受け取ると、表紙には大変きれいな字で御朱印と書きこんで下さっていた。
 お礼を述べ、吉田神社を後にした。
             
吉田神社本宮 吉田神社参道入り口
吉田神社本宮 吉田神社参道入り口

 吉田神社の境内を離れ、真っ直ぐ進むと両側には京都大学のキャンパスが広がる。その間を抜けると、直ぐにバス停にたどり着く。バスに乗り、京都駅に着いたのは、17:00であった。
 途中、バスの窓から景色を眺めると、色々な神社で、節分の豆まきの準備が暗くなっても行われていた。そういえば、吉田神社でも豆まきの準備が行われていたことに気づいた。豆まきの準備があったので、社務所も遅くまで開いていたのではないか?とふと考えた。これはラッキーであったのかもしれない。
 京都駅からは、18:01発の姫路行きの新快速に乗車した。大阪(梅田)で阪急宝塚線の宝塚行きの急行に乗り、ホテルの最寄駅の蛍池で下車。ホテルにチェックインしたのは、19:15頃であった。
 今回お世話になるホテルは、ホテルAPさんで2泊する。最寄り駅は、阪急宝塚線、大阪モノレールの蛍池から10分程度の距離にあり、伊丹空港は目と鼻の先の立地である。明日は伊丹発の早い飛行機で宮崎に向かう為、このホテルを選んだのである。
 チェックイン後、フロントでホテル近辺の略地図のコピーを貰い、夕食をとりに外に出た。ふらふらと歩くと、くしかつという文字が目に入った。今日は、このくしかつ常楽さんにお世話になることに決めた。
 このお店のシステムは、シェフにお任せで、もういいと思ったところで、ストップをかけ、そこまでの料金を支払うという形式である。しかし、このシステムが案外楽しいものであった。様々なくし11本、ジョッキ生2杯、お茶漬けでお腹は満たされ、3000円。大変美味しくいただくことができた。
 ホテルに戻ると、20:50頃であったが、明日早いので、早めに床につくことにした。


1月29日

 伊丹発7:10発の宮崎行きに搭乗しなければならない為、この日は朝5時起きした。身支度を済ませ、フロントへ向かう。このホテルは、6:00から20分間隔で、伊丹空港への送迎車を出してくれるサービスがある。
 6:00発の空港行きの送迎車に乗車し、伊丹空港に向かう。乗車すること2分程度で、伊丹空港に到着してしまった。
 早々にチェックイン手続きと、手荷物検査を受け、ラウンジでくつろぐ。ヘッドフォンステレオを聞きながら、本日の行程を確認した。
 ANA501便は8:10に宮崎空港に到着した。天候は晴れ。とりあえずカミサンに生存確認の電話を入れておいた。


都農神社

 まずは、日向国一の宮、都農神社を目指す。都農神社の最寄駅はJR都農駅であるので、宮崎空港駅に向かう。宮崎空港駅は、宮崎空港に隣接しており、大変便がよい。改札は1箇所で、ホームは2線となっている。駅員さんに都農に 行きたい旨を相談すると、
 「1030円です。この電車に乗って下さい。直通です」とのこと。
 しばし電車の旅である。都農に向かう途中、右手にはシーガイアや海を見ることができた。単線部分もある為、すれ違いの為の列車待ち等が発生した。冬だというのに、ホームの花壇にはパンジーの花が咲き誇っていた。陽気もよく、大変のんびりとした列車の旅である。
 都農駅から、都農神社へは、1.5Km程離れている。大汗をかきながら到着。大きな白い鳥居をくぐり境内に入ると、広く大変きれいに整備されていた。本殿、拝殿は新築工事がまさに始められるところで、建設予定地が公開されていた。しばし見学させていただだいた後、これまで本殿として使われていた社殿を移設した仮拝殿で参拝した。この仮拝殿は、本殿、拝殿が完成した際には、神輿がおさめられたり、神楽殿として使用される予定という看板がかけてあった。
 参拝後、社務所を訪ね御朱印をお願いした。年配の男性の神職の方が熱いお茶を出してくださり、御朱印の対応をして下さった。この時伺ったお話であるが、本殿、拝殿の新築工事は、平成19年に完了するとのことであった。

             
都農神社参道 拝殿、本殿新築予定地 仮拝殿 都農駅周辺

都農神社参道

拝殿、本殿新築予定地 仮拝殿 都農駅周辺

 都農神社を後にし、都農駅に向かう。この日の宮崎は18度まで気温が上がったとのこと。厚いコートのせいもあり、大汗をかきながら歩き、都農駅に10:45頃到着した。
 次は宮崎神宮への参拝を考えていた。宮崎神宮は、朝来た経路を引き返し、JR宮崎神宮駅でおりればよいことまでは調べていたので、早速切符を購入しようと時刻表を見ると、15分ほど前に電車は行ったばかりであった。次の電車まではなんと2時間後。
 駅長さんに相談してみたが、やはり2時間程時間をつぶすしかなかった。駅の近くには小さなコンビニエンスストアーが1件あるのみ。そこで、とりあえず、黒豚肉まん等の腹おさえと、ジュースを購入し、駅 お待合所で食しつつ時間をつぶした。といっても15分程度であったが...。あまりに暇であったので、駅長さんにお願いし、ホームの中をカメラを持ってぶらつかせていただいた。  
 12:12、宮崎空港行き電車が入線してきた。駅長さんに挨拶をし、電車に乗り込んだ。


宮崎神宮

 宮崎神宮駅に到着したのは12:52。駅を出ると、鉄の鳥居が見えた。この鳥居をくぐり、直進する。すると、木々にかこまれた地域に到達した。迷うことなくその地域を通っている遊歩道を歩く。なぜか鶏がそちらこちらをうろついている。”鶏を捨てないで下さい”という看板が目に 入った。野良の鶏なのであろうか?人をまったく怖がらない。  
 宮崎神宮に到着したのは13:00過ぎ、早速お参りさせていただき、社務所にて御朱印をいただいた。大きな神社さんであるからであろうか、参拝客も多いようだ。  お礼を述べ、宮崎神宮駅に向かい、境内を撮影をしながら歩いていると、地元のガイドボランティアの年配の男性に声をかけられ、鉄の鳥居のお話をお聞きすることができた。 この神社にある、鉄の鳥居は、大戦中の戦艦の大砲の砲筒でできているとのことで、この地へは戦艦で運ばれてきた。
 とのことであった。駅を下りた際に目に飛び込んだ鉄の鳥居や、境内の鳥居の歴史を思いもかけず知ることができた。

             
宮崎神宮駅前 鉄の鳥居 宮崎神宮拝殿 宮崎神宮参道
宮崎神宮駅前 鉄の鳥居 宮崎神宮拝殿 宮崎神宮参道


宮崎天満宮


 計画では、次は宮崎天満宮に参拝する予定であった。
 宮崎神宮駅から宮崎空港行きに乗り、宮崎駅にて、志布行きに乗り換え南宮崎駅に到着したのは14:10頃であった。
 南宮崎駅は南国ムードの漂う駅である。宮崎天満宮は南宮崎駅から徒歩で20分ほど離れた、天神山といわれる小高い丘に鎮座していた。
 鳥居をくぐり、急な石段をのぼりつめたところに拝殿が建っており、拝殿脇には合格祈願の絵馬がたくさんかけてあった。早速参拝させていただき、社務所に向かう。社務所は、神社の前の道を挟んで向かい側の宮司さんのご自宅が兼ねている。
 社務所には人がおられず、呼び鈴をならすと、宮司様の奥様が顔を出され、御朱印の対応をして下さった。
 少し、奥様と仙台の話や、こちらの気候のお話等をさせていただき、宮崎天満宮を後にした。

             
宮崎天満宮拝殿 絵馬 南宮崎駅界隈
宮崎天満宮拝殿 絵馬
受験シーズン真っ盛り。
南宮崎駅界隈
南国ムードが漂う。


伊丹へ


 少し早いが、大汗をかき、体力的に消耗していたので、空港に戻り、大阪行きの飛行機の時間までのんびり過すことにした。  南宮崎駅から、”にちりん”に乗り、宮崎空港に向かう。
 せっかくであるので、宮崎のお土産を何か購入しようと思い、宮崎空港の土産物屋を覗きながらながす。しかし...。めぼしい宮崎土産がみつからない。カミサンに宮崎土産で面白いものが見つからないので、大阪土産にさせてほしい旨の連絡をいれた。
 チェックインと、手荷物検査を済ませ、宮崎空港のラウンジで飛行機の出発時刻を待つことにした。宮崎空港のラウンジ”大淀”は、ANAとJAL共同のラウンジとなっていた。  あまりの暑さに、ついビールに手を出してしまった。  
 飛行機は5分程度遅れて伊丹空港に到着した。


大阪の夜


 
偶然であるが、仙台の友人が奥様の都合で奥様と共に大阪に来ており、夜は暇であるとのことであったので、梅田で飲む約束をしていた。
 大きな荷物をホテルに置き、待ち合わせ場所の梅田のヨドバシカメラに早々に向かう。なんとか待ち合わせ時間の21:00に合流成功。梅田の酒場で、おでんや焼き鳥をつまみに一杯。話を聞くと、明日も暇とのことであったので、京都を散策する約束をし、梅田にて別れた。  この日は23:45にはホテルに戻り、疲れもあり、直ぐに眠りに落ちてしまった。


1月30日

 時計のアラームは6:30にセットしておいた。友人との待ち合わせは京都駅。9時に友人の携帯電話を鳴らす約束をして いた。ホテルでのんびりしてもよかったのだが、時間がもったいない気がしたので、京都近辺のどこかの神社を訪ね、そこから連絡を入れれば無駄がないと考えた結果、長岡天神に向かうことにした。


長岡天神

 ホテルを7:00にチェックアウトし、蛍池からモノレールに乗り、南茨木で阪急京都線に乗り換えた。河原町行きの普通電車であったので、茨木市で快速急行に乗り換え、長岡天満宮最寄駅の長岡天神には、8:00頃到着した。ホーム脇の看板を見ると、長岡天神は西に500mという文字が見えたので、駅を出て、その指示に従って歩いてみると約10分で長岡天満宮の大鳥居の前にたどり着いた。
 青い空に石造りの白い鳥居が映える。拝殿にてお参りさせていただき、御朱印をいただく為に授与所所が開くまで 境内を散策することにした。境内は広く、梅林もあり、その中にはもう咲いている梅もあった。
 9:00頃授与所の準備が整ったようであったので、授与所におられた女性に御朱印を頂きたい旨を申し出、御朱印を頂き、長岡天満宮を後にした。
             
長岡天満宮鳥居 長岡天満宮拝殿
長岡天神鳥居 長岡天満宮拝殿

京都にて

 京都へは、長岡天満宮から、JR長岡京駅まで20分ほど歩き、JR野州行きの普通列車で向かった。友人とは長岡天満宮から連絡を入れ、10:30に京都駅の2階改札前で待ち合わせをすることにしていた。不要な荷物をコインロッカーに預け、友人と合流。まずは祇園を流してみることにした。
 祇園へは、バスを用いて四条河原町まで行き、そこからぶらつくことにした。バスに乗ると、一日乗車券500円との文字が目に入った。バスの料金を考えると、3回乗れば元が取れてしまうので、迷わず購入し、この日はバスで京都を楽しむことにした
 

八坂神社

 祇園を流し、途中土産物等をかいつつ八坂神社に向かった。この神社はさすがに有名なだけあり、観光客も多い。また、境内には出店も出ていた。
 まずは参拝し、授与所を除覗いてみると御朱印の文字が見えたので早速お願いした。女性の神職の方が対応してくださり、祇園社との筆文字をいただいた。
             
八坂神社西楼門 八坂神社拝殿
八坂神社西楼門 八坂神社拝殿

地主神社

  八坂神社から清水寺はそう遠くないので、清水寺を訪ねることにした。八坂神社前のバス停から、バスに10分も乗ったであろうか、清水寺最寄のバス停に到着してしまった。のんびりと清水寺への登り道を土産物やを覗きながら上り、清水寺に到着した。
 清水の舞台から京都の街を眺めた後、清水寺の境内にある地主神社を訪ねた。なぜか若い女性の観光客が多い。そういえば...この神社には以前親戚と訪れたことがあり、その時頂いた由緒書きに縁結びの神と書かれていたことを思い出した。
 授与所を訪ね、御朱印をお願いすると、この神社では御朱印を頂くことはできないとのことであったので、参拝だけさせていただいた。
 地主神社を後にし、清水寺の境内を散策しているとお腹がすいてきた。時間を見ると12:30をまわっていた。清水寺近くのお好み焼き屋に入り、モダン焼きを食す。そこで京都の地図を見ながら次の計画を立てた。次は平安神宮を訪ねてみることにした。

   
地主神社鳥居前
地主神社鳥居前

平安神宮

 平安神宮最寄のバス停でバスを下りると、朱塗りの大きな鳥居が眼に飛び込んできた。この鳥居は何度みても圧倒される。
 以前この神社には何度か訪れたことがあったが、その時には御朱印をいただいていなかったので、拝殿にてお参りさせていただいた後、拝殿前の授与所にて御朱印をいただいた。御朱印は若い女性が対応してくださった。
 平安神宮には神園と呼ばれるすばらしい庭園があるのであるが、この時期花を楽しむことはできないであろうと思い、庭園の見学は控え(有料であるし...)、境内をぶらついた。
 帰り際に、応天門横に、なつかしいメダルの販売機と、そのメダルに刻印を打つ機械を発見。つい懐かしくなり、一つ購入してしまった。
 さらに、その横の授与所を覗くと、先ほど参拝の際の授与所では気づかなかったのであるが、平安神宮のきれいな御朱印帳があった。早速その御朱印帳をいただき、授与所におられた若い女性に御朱印をいただいた。

                      
朱塗りの大鳥居 応天門 平安神宮拝殿

朱塗りの大鳥居

応天門 平安神宮拝殿

 
帰路

 平安神宮を後にし、バスにて京都駅に向かう。京都駅に着いたのは15:00過ぎ、JRにて大阪に向かう。大阪で友人は奥様と待ち合わせとのことであったので、大阪駅で友人と別れた。16:15大阪駅より、伊丹空港行きのリムジンバスに乗り、伊丹空港へ 向かった。
 伊丹空港ではチェックイン後、土産物を購入し、少し早い夕食をとり、ラウンジで仙台行きの飛行機の出発時間をのんびり待った。
 ANA 739便は18:50発、5分ほど遅れて仙台空港に到着した。すぐに駐車場に向かいフジ丸を受け取り、自宅へ向かう。自宅への到着は21:00少し前となった。
 今回の巡拝は、時間的に余裕があり、また、関西では友人とのんびりとぶらつくことができた(京都ではもう少し時間が欲しいところではあったが...)。
 時期を見て京都にはまた訪れたいと考えている。旅をする度に見たいところが増えるのは京都の魅力かもしれない。


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