2003.8.13
岩木山登山
岩木山神社、岩木山神社奥宮、猿賀神社

 岩木山神社参拝際には、ぜひとも岩木山に登山したいと考えていた。
 夏期休暇中のこの日、初めからこの日に岩木山神社に参拝し、登山しようと計画していたわけではなかった。
 夏期休暇中ずっと天気が悪かった。週間天気予報によると、この日は晴れの予想。であれば、少々強行軍となるが、この日決行しようと2日ほど前に心に決めた。
 
この夏、台風の上陸や、長梅雨でフラストレーションが溜まっていたのかもしれない。
 カミサンには、"むぼうだ"とのありがたいお言葉を賜った。誰が考えててもそうであろう。なんせ、日帰りで往復約700Kmの移動に加えて、登山(岩木山:1625m)も決行しようというのだから。

岩木山 8月13日、午前0時に車に乗り込み、国道4号線を北上する。高速料金も馬鹿にならないので、できる限り下道を使う作戦。お盆の帰省ラッシュの時期であるが、深夜移動の小生にとってはまったく関係のないことである。が、信号でのタッチアンドゴー、低速走行車を逃れることはできず、移動の途中で空が白みはじめてきた。4:50、鹿角八幡平インターチェンジより、東北自動車道に乗る。岩木山登山を考えた場合、岩木山神社にはできるだけ早い時間に到着しておきたい。大鰐弘前インターで下り、車を走らせること約30分、6時少し前に岩木山神社に到着した。
 途中、岩木山がよく見えた。天気は上々。南部富士と呼ばれる美しい山が近くなってくるのが大変嬉しい。
 ("いつもの登山の苦労"をこれからすることをすっかり忘れている"いつもの自分"がここにある。)

 


岩木山
一の鳥居と岩木山神社
 一の鳥居の向こうには岩木山が見えた。青空をバックに岩木山が映える。
 少々朝が
早かったか?、拝殿への中門は閉ざされていたが、少々散策をしていると、中門が開かれたので早速お参りさせていただいた。
 御朱印は登山後にいただくこととし、登山口へ向かおうとすると、ご年配のおばさんお二人が境内の掃除をされていた。

 おは
ようございますと声をかけると、手を停め、神社や、岩木山のこと、頂上には神職の方が常につめておられることなどをお話してくださった。
 

 

岩木山神社奥岩木山頂上(奥宮)奥宮での授与品
 さすがに強行軍だったのか、日ごろの運動不足が原因なのか、足が重い。しかし、頂上にたどり着きたい思いが足を前に進ませる。
 八合目を過ぎた後のガレ場はさすがにこたえたが、なんとか頂上にたどり着いた。
 大汗をかきながら、奥の宮に参拝し頂上を見回すと、授与所があり、朝方お会いしたおばさんのお話にあった神職の方がおられた。
 少しお話をさせていただくと、登拝印をいただけるとのことで、早速登拝印をお願いし、奥宮のお守りもいただいた。
 登山の本や資料によると、晴れている日には、遠く北海道までをも見渡せるとのことであったが、頂上から見下ろすと少々雲が多く、下界の景色を堪能とまではいかなかったが、天気がよかったのはなにより。頂上を吹き抜けるさわやかな風を感じるとともに、太陽を間近に感じることができた。


 


岩木山神社(再び御朱印をいただく)
 下山後、無事に登頂することができたことを岩木山神社拝殿でご報告し、授与所に向かい御朱印をお願いした。
 若い女性が丁寧に対応して下さった。
 大変きれいな筆文字で、"北門鎮護"と書き加えて下さった。

 一の鳥居をくぐり、境内を出ると、駐車場にはお土産物やさんが出ていた。
 登山でかいた汗分の水分を補給しつつお土産を調達した。
 
 

猿賀神社
 岩木山神社を後にして、猿賀神社を目指す。
 猿賀神社は、私の旅の友人より、弘前に訪れたときには、拝殿の写真を撮影してきてほしいと頼まれていたからである。
 弘前の街は、少々道案内が不親切なような気がした。岩木山神社から、猿賀神社までの道は基本的には幹線道路の乗り継ぎでよいという理解をしていたのであるが、少々道に迷うことになった。到着は13:00。まずはお参りをさせていただき、境内を散策した。
 境内には鏡ヶ池があり、蓮の花が咲き競っていた。しばし蓮の花を観賞し、授与所にて御朱印をいただき、猿賀神社を後にした。
 

 帰路は疲れもあり、最寄のインターチェンジより、高速道路を使用することにした。
 地図を見ると、朝下りた大鰐弘前インターが最寄と判明。下道を移動し、大鰐弘前インターより高速道路に乗る。
 途中ラジオの交通情報では、お盆の帰省ラッシュのせいで、東北自動車道の下り線では渋滞している場所もあるとのことであったが、上り線には影響がない様子。
 帰路中、不思議とパトカーも多く、また事故を起こしても大変つまらない。のんびりと休み休み仙台宮城を目指した。
 自宅に到着は18:00少し過ぎ、全走行距離は約747Kmであった。

 今回の参拝はかなり"むぼう"であったと思う。
 しかし、夏季休暇中安定した天気はこの日のみであろうし(この記録を記載時はまだ夏季休暇中であるが...)、何よりも、念願の岩木山への登山を果たすことができ、非常によい思い出ができた。
 この記録は、決行日の翌日に記載しているが、現在のところ足腰の痛み、疲れは出ていない。まだまだ気は抜けないのではあるが....。


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