日本三稲荷とは?
日本三稲荷とは、日本全国にある稲荷神社のどの神社を指すのだろうという疑問を持った。
地元の竹駒稲荷神社にて、三稲荷を尋ねると、
竹駒稲荷神社(宮城)、笠間稲荷神社(茨城)、伏見稲荷大社(京都)を挙げておられた。
また、文献や、インターネットを調べると、
豊川稲荷(愛知)や、祐徳稲荷(佐賀)を挙げているものもある。
規模的に大きい神社を挙げているものなのか、なんらかのランクによるものなのか、いずれも根拠がなく、判断はつきかねてい
た。
私の中での三稲荷の判断
三稲荷に関しては、いろいろな神社さんでいろいろなお考えをうかがってきたが、もっとも
私が納得させられたお話を紹介し、私の日本三稲荷に対する考えとしたいと思う。
京都伏見稲荷の神職の方にうかがったお話を以下に簡単に要約すると、
日本三稲荷の定義はもともとは存在しない。
物理的規模、たとえば、敷地面積や、由緒を判断基準とするのであれば、なんらかのものさしを用意し、それで計測すれば、その一つのものさしに対してのみ納得することができる答えを出すことはできるであろう。
しかし、神社の価値は神社の大小や、由緒に依存するのではなく、その神社へお参りする人々のまじめさや、一生懸命さに依存するものである。
今は、小さい神社でも、お参りする人が集まっていくことにより、大きな神社となっていく。大きさは結果にしかすぎないのではないだろうか。
であるから、自分が最もよくお参りする神社を一番(三稲荷)として考えていればよいのではないか。
という考えをお聞かせいただいた。
私もこの考えには賛成である。
この問題に対しては、何らかの判断基準や、根拠を導きだせない限り、私の中では、これにて一応の結論としたい。